「11日日中は寒さ緩んで お出かけ日和に」(NHK関西 えりの気象日記 2月10日)
とあったようにいい天気でした(^^)v
今日は、「建国記念の日」
(…略…)
この日は、明治6(1873)年以降、現行の「国民の祝日に関する法律」が昭和23(1948)年に制定されるまで、紀元節として祝われていた。
紀元節を2月11日にしたのは、『日本書紀』に、初代天皇とされる神武天皇が橿原宮において帝位についたのが辛酉(かのととり)年の春正月の庚辰朔(かのえたつついたち)だと記されており、明治政府がこの日を太陽暦に換算して決めたことによる。
暦使用以前における神武天皇即位の年月日の不確かさや、それを太陽暦に換算することの是非など、この日についての科学的根拠をめぐって議論も多いが、とにかく明治以降国家の紀元として祝われてきた2月11日が、建国記念の日に採用されたのである。
(『三省堂 年中行事事典(旧版)』田中宣一、宮田登 編 三省堂 1999年)
『神話からみた古代人の世界』(絶版)より神武天皇に関わる話を転記したいと思います。
地球ドラマチック「ファンタジーの世界~魔法の王国の秘密~」
面白かったですよ(^^)v
ドラゴンへの評価が過去と現代とは違っている(^_-)
竜神の娘の子が最初の王となるビルマ神話
インドと中国のあいだにはさまれた、東南アジアのインドシナ半島のあたりには、ホオリとトヨタマヒメの結婚の話によく似た神話が、数多く見つかる。
ビルマの北部に住んでいるシャン人たちのあいだに伝わる、次のような話もその一つだ。
(『日本人はどこからきたかシリーズ 神話からみた古代人の世界』
吉田敦彦監著者 福武書店 1986年)
この話の主人公は、水の中にある竜神たちの国の王の娘と結婚して、何か月か竜王の宮殿で、夢のような幸福な暮らしをした。
そのあいだ竜王は、大切な娘の婿になった人間の男を驚かせないために、竜神たちにいつも人間の姿でいるように命令していた。
ところがそのうちに、年に一度の水の祭りのときがやってきた。
この祭りのあいだは、竜神たちはどうしても、もとの竜の姿にもどらないわけにいかなかった。
そこで竜王の娘は、祭りが終わるまでけっして宮殿の外に出ないでいるように、夫によくいい聞かせてから、自分も竜の姿にもどり、祭りの楽しみの仲間入りをした。
ところが主人公はそのうちに、妻の帰りが待ちきれず、妻の注意にそむき、王宮の屋根の上に出てみた。
すると宮殿のまわりでは、たくさんの巨大な竜が、くねくね体をくねらせていた。
それを見た男は、竜神の国にいるのが、もういやでたまらなくなってしまった。
そこでその日の夕方、妻がまた人間の姿になって帰ってくると彼は、「自分は人間の世界に帰り、年をとった両親と暮らしたい」といった。
そうすると竜王の娘は、夫の願いをもっともなことと認めて、彼を地上に連れもどしてやった。
そして一つの卵を生み、これから生まれる子どもを大切に育てるように、夫にいいのこして、自分はまた水の底に帰って行った。
この卵から生まれた子どもは、やがて成長すると、母の竜女の助けのおかげで、中国の皇帝の娘と結婚して、この国の最初の王さまになった。
このビルマの神話の主人公も、ホオリと同じように、水を支配している神さまの娘と結婚し、水の底にある宮殿でしばらく妻と幸福に暮らした。
ホオリがトヨタマヒメの頼みを聞かずに、ワニの正体にもどっている妻の姿を見てしまったように、彼も妻のいいつけにそむいて、妻とほかの竜神たちが、竜の正体にもどっているところを見てしまった。
そしてホオリの場合と同じように、彼もそのことが原因で、妻と夫婦別れをしている。
また竜王の娘が、夫のもとに生みのこしていった卵からは、中国の皇帝と結婚してこの国の最初の王となる子どもが生まれているが、この点でもビルマの神話は、ホオリとトヨタマヒメの話とよく似ている。
なぜならトヨタマヒメが、ホオリのもとに生みのこしたウガヤフキアエズは、四人の子どもの父親となり、その子どもの一人が、初代の天皇の位につき、神武天皇になったとされているからだ。
天と水の結婚から王家が生まれた
高句麗(こうくり)の伝説には、この国の最初の王さまになった東明王(とうめいおう)が太鼓とらっぱを、二代目の瑠璃明王(るりめいおう)は剣(つるぎ)を、三代目の大武神王(だいぶしんおう)は鼎(かなえ)という煮たきのための道具を、それぞれ手に入れたことが語られている。
太鼓とらっぱのおかげで東明王は、おごそかな儀式をして、よその国にも王さまの威厳を示せるようになった。
剣はもちろん戦争の道具である。
大武神王の手にはいった鼎には、ひとりでにたくさんのご飯つまり食べ物をつくりだせる不思議な力があった。
つまり儀式と、戦争と、食物の生産のための宝物が、最初の王さまたちの手に入ったとうのだから、この話は、スキタイ人の最初の王さまになったコラクサイスが手に入れた宝物が、宗教の儀式に使われる盃(さかずき)と、戦争に使われるおのと、食物の生産のために使われる農具だったのと、よく似ている。
そのうえ高句麗の神話では、東明王のお母さんは、清河という川の神さまの娘で、名前を柳花(りゅうか)という女神さまだった。
あるとき天上のいちばん偉い神さまの息子だった、解慕漱(かいぼそう)という神さまが、地上に降りてきて、柳花と結婚した。
解慕漱はやがて柳花と別れて、また天上へ帰って行ったが、そのあとで柳花から生まれた男の子が、成長すると高句麗の国を建てて、東明王になったのだといわれている。
つまり東明王は、天上でいちばん偉い神さまの息子の神と、川の神の娘の女神さまとの結婚から生まれたことになっているわけだ。
この神話も、スキタイ人の祖先で、最初の王さまのコラクサイスの父親でもあるタルギタオスが、天上でいちばん偉い神さまのパパイオスと、ドニエプル川の川の神の娘の女神さまとの結婚から生まれたという話と、たいそうよく似ている。
日本の神話での、天の神さまたちの女王のアマテラスオオミカミが、自分の孫のニニギを地上に降りて行かせて、皇室の祖先にさせた。
このニニギの子のホオリは、海の主で雨の水も自由にできるワダツミの娘の女神トヨタマヒメと結婚した。
またそのトヨタマヒメが生んだ、ニニギの子のウガヤフキアエズも、やはりワダツミの娘でトヨタマヒメの妹のタマヨリヒメと結婚している。
そしてそのあいだに生まれた子どもたちの一人が、最初の天皇の神武天皇になったといわれている。
スキタイ人と、高句麗と、日本の王さまの家は、どれもこのように神話では、天のいちばん偉い神さまの血筋と、水の主の神さまの血筋とが、結婚で結びついてできたことになっている。
スキタイ人と高句麗の神話では川の神さまだった水の主が、日本の神話では海の神さまになっているのは、日本が海に囲まれた島国で、ドニエプルや朝鮮の北を流れる鴨緑江(おうりょっこう)のような大きな川がないことを考えれば、不思議ではない。
そしてそのうえ、スキタイ人と高句麗と日本のどの神話にも、似た意味をもつ王さまの宝物のことが出てくるのだ。
(『日本人はどこからきたかシリーズ 神話からみた古代人の世界』
吉田敦彦監著者 福武書店 1986年)
今朝の父の一枚です(^^)v
コサギを写していました。
明日は、父を内科に送った後、循環器科の受診です。
「新型コロナウイルス どんな人が重症化するのか」(NHK)
にあるように私の場合は、感染すると重症化すると思うので
注意をしていますが、目に見えないウイルスなので
どうなるか分からないですね…
今まで、京都や大阪などを街歩きしていましたが
しばらくは我慢しないと…
昨夜の番組
鶴瓶の家族に乾杯「麒麟がくるSP!本木雅弘と岐阜市ぶっつけ本番旅!」
で、本木雅弘さんが結婚式の前撮りをしていた二人に
ケンカをするときもそうですけど、向き合いすぎたらダメらしい。
お互い向き合って
というといいことにみえるけれど
向き合いすぎると、もめるときはもめる。
二人並んで同じ方向を見る。
といようなことをアドバイスをされていましたが、素晴らしい知恵だと思います。
カウンセリングの基本だと思います。
(ケンカなどで)興奮している時は、並んで座り、話した方が冷静になれると思います。