2022年3月23日水曜日

寒い朝…

今朝は、「暑さ寒さも彼岸まで」の言葉通り寒かったです。
 昨日は、冷たい雨が降っていたのでリハビリ散歩をあきらめました。
その代わり、雨で花粉が少ないと思ったので、散髪をしてきました。
というのもσ(^^;)は花粉症でよくクシャミをする…
昨日は、クシャミをすることなく散髪をしてもらえた(^^)v
先日、道の舗装?で伐採されたサクラから芽(ひこばえ)が出ていました。
人間の都合?で伐採されたのですが、花を咲かせてくれるといいなぁ

樹木がヒコバエを発生させる条件について」(日本植物生理学会)
サクラは「伐採されるとひこばえが出てくる種」だそうです。
伐採されるサクラもあるのだけど…

大阪万博、サクラはサクのか? 2025本の植樹に向けた寄付、苦戦」(朝日新聞 3月22日)

1年半くらい前のニュースでも
桜2025本で万博PR 寄付金集まらず、大阪」(iZa 2020年11月21日)
番組を見ていないのだけど、あるコメンテーターが「政治的妥結の局面」だと発言されているようです。
この方は、プーチン大統領を信頼されているのかな?
ナワリヌイ氏の毒殺未遂や戦争反対する人々への弾圧を考えると
プーチンはソ連時代のようにロシアの属国になることを要求していると思う。

反プーチン政権のナワリヌイ氏 新たに懲役9年で刑期大幅延長」(NHK)

ロシア国営テレビ 元キャスターの女性が軍事侵攻に抗議し辞職」(NHK)

田中均さんのTwitterに

どのテレビ局も延々とウクライナの「戦況」解説。
現場で取材する訳でもなく、およそ専門知識があるとも思えない大学の先生を呼んできて見てきたような話。
違う意見の人々を同時に呼んで議論をさせるべきでは。
番組の役割は視聴者に一方的な見方を押し付けるのではなく、考えさせる事なのではないか。
昨日から警報が出ていたのだけど
東京電力管内「電力需給ひっ迫警報」解除 電力安定供給にめど〟(NHK)

電力需給ひっ迫をもたらした寒さは「南岸低気圧」が要因のようです。

電力需給ひっ迫警報と路面凍結をもたらす寒さと雪」(饒村耀 Yahoo!ニュース)

春 はる」の続きを転記する予定でしたが、南岸低気圧について転記します( ..)φ
なお天気図などの図は省略しますので、本を参照してください。
第4章 天気図と人による天気予報

 [D]台湾低気圧


 台湾付近や東シナ海方面で発生し、日本の南海上へと東進してくる低気圧があり、「台湾低気圧」あるいは「東シナ海低気圧」と呼ばれ、主に春先に現れます。
日本列島の南海上まで移動してくると「南岸低気圧」とも呼ばれます。
 この低気圧は、発生の兆候が独特の気圧パターンとして現れることから、昔から予報関係者に知られていました。
図4-8(台湾低気圧の天気図 2021年4月11日09時~12日09時~13日09時)は台湾低気圧の天気図で、その低気圧の発生と発達を眺めた天気図です。
ちなみに11日の天気図で、台湾付近に停滞前線がありますが、そのすぐ北側の等圧線の形がお坊さんの頭に似てふくらんでいることから、かつて「台湾坊主」と呼ばれていました。
等圧線がこのようにふくらむのは、前線上に低気圧が発生しかかっていることを示します。
(『図解・天気予報入門』古川武彦、大木勇人 講談社ブルーバックス 2021年)
 低気圧が発生すると高層まで続く構造となり、高層の偏西風の波動とともに東へ移動し、九州、東海、関東地方へと西から順次、雨天となります。
かつて予報官は、天気図から「台湾坊主」を見てとることで、低気圧発生1日前から数日間の天気の予想ができ、予想をバッチリ的中させていました。
コンピュータによる予報天気図が作成される以前の時代のことです。
 南岸低気圧は、「関東地方の雪」にも深い関係があります。
このような低気圧が3月頃南岸を東進する際は特に要注意で、低気圧周囲の反時計まわりの気流で、北東からの冷たい空気が関東に流れ込み、低気圧がちょうど関東の南にさしかかったろところで、雨が雪に変わります。
 予報関係者の間には、南岸低気圧で雨か雪かは、上空1500m付近(850hPa天気図)の気温がマイナス5℃前後であることと、低気圧の中心が八丈島付近を通ったときであるという経験則があります。
 しかし、南岸低気圧によって、関東地方が雪となるかの判断は、数値予報が発達した現在でも、予報者の頭を悩ませる難しい問題です。
上空で形成された雪が落下する際、0℃以上の空気の層が薄い場合は、雪が融ける前にその空気層を抜けて、地表に達しますが、逆に0℃以上の空気層が十分厚い場合は、雪は途中で融けてしまいます。
 あるいは、雪が融けることで周囲の空気から熱(凝結熱)を奪って周囲の空気が冷やされる場合は、周囲の空気が氷点下になれば、雪は融けないこともあります。
また、空気が乾燥している場合は、雪が蒸発することで、周囲の空気からさらに熱を奪うため、降り始めは雨でも、しだいに雪に変わることがよくあります。
雪が降ることで空気が冷やされる効果もあわせて考える必要があるので、雨として落ちてくるか雪として落ちてくるかの判断が非常に難しくなるのです。
 また、このような現象に複雑さに加えて、南岸低気圧がやってくるのは本州の南方海域であるため、後述の数値予報の初期値に必要な観測データがまばらであることも、予測を難しくしています。
 台湾低圧発生の原理については、前述の姉妹本(『図解・気象学入門』)における解説も少し紹介しておきます。
 台湾付近や東シナ海は、大陸と海洋の境目にあり、大陸と海洋では日射による暖まり方が違うので、温度差ができやすい領域になっています。
これによって停滞前線が発生しますが、前線の南北の温度差が強まると、前線が屈曲して渦が生まれて低気圧になります。
低気圧の典型的なモデルの一つです。
 図4-9(台湾低気圧発生のときの高層天気図の例 2008年2月2日9時)の850hPaの高層天気図で見ると、台湾付近や東シナ海で南北の温度差が大きく、等温線の間隔が狭い領域となっていることがわかります。
このとき上空の気圧の谷はまだ顕著ではありませんが、翌日には、図4-10(台湾低気圧が発達中の高層天気図の例 2008年2月2日9時)の850hPaの高層天気図で等温線を横切る風による「寒気移流」や「暖気移流」があり、これが気圧の谷を深める原因となり、低気圧が発達します。
このように高層天気図の「寒気移流」や「暖気移流」を見て取ることが、かつての人による天気予報に活用されていました。
 まあ、先に「関東が雪」の予報で1500m付近(850hPa天気図)の気温が-5℃前後で雪となることを述べましたが、図4-10の例では、関東は0℃と-6℃の等温線の間にあり、予報が難しい例の一つです。
(『図解・天気予報入門』古川武彦、大木勇人 講談社ブルーバックス 2021年)
今朝の父の一枚です(^^)v

 ヒヨドリの食べもの

 さて、それではヒヨドリの食べものを、季節をおってさぐってみましょう。
きっとヒヨドリが都会で繁殖できるようになった理由がわかるかもしれません。
 冬、顔を黄色に染めたヒヨドリを見かけることがあります。
これはツバキの蜜を吸おうとして花の中に入れたため花粉がついたのです。
アオキやナンテンの木の下に落ちている実をよく見ると、上下に二本ずつ線がついていることに気がつきます。
これはヒヨドリが鋭いくちばしでもぎとり、落としてしまったのです。
 春になって、梅の花が咲きはじめると、蜜を吸いにくるヒヨドリをよく見かけます。
つぼみを食べてしまうこともありました。
サクラの蜜を吸ったり、つぼみを食べることもあります。
白いコブシの花びらを、むしりとっては食べているのを観察したこともあります。
 夏には、飛んでいるセミやアゲハをつかまえるところをよく見かけます。
つかまえると、枝にとまり、くちばしでくわえたまま枝にうちつけ、翅をむしり取って食べます。
 夏の間もヒヨドリがすむようになり、都会のセミが減ったという昆虫学者もいるくらいです。
 巣のひなに運んでくるえさを見ると、ヤモリ、アマガエル、クビキリギリス、青虫、木の実などさまざまです。
 秋になると、カキ、ナシなどの果実や、ハゼノキ、コブシ、イイギリ、ムクノキ、エノキ、グミ、ピラカンサ、ヘクソカズラなどの実を食べているところを観察したことがあります。
 また秋から冬にかけて、食べものが欠乏するころに、ハクサイやキャベツの葉を食べていたこともありました。
 このように、花の蜜、つぼみ、花びら、木の実、野菜,果物、昆虫、は虫類、両生類、など、手当たりしだいなんでも食べてしまうのです。
 これが都会で繁殖するようになったヒヨドリの秘密なのではないでしょうか。
(『自然観察12ヵ月』海野和男編著 岩波ジュニア新書 1983年)