2022年3月11日金曜日

2011年

今朝の天気予報では4月初旬の気候のようで、暖かい朝でした。
ワクチンの副反応は、接種部位を押すとチョット痛いくらい。
私のように心筋梗塞など心臓を病んでいると
心筋炎や心膜炎の副反応があると聞くと不安になります。
ですから診察日に主治医に相談していました。
新型コロナワクチンに限らずワクチン接種で重篤な副反応が起きることは避けられない。
その意味で欧米のように「ワクチン義務化」には反対です。

新型コロナワクチン、心筋炎の発生頻度」(馬場園明 日本経済センター 2021年11月3日)
メジロが花ではなくて、樹に止まっているので見ていると
樹液酒場」に来ていました(*´▽`*)
ツバキの蜜を舐めたことがありますが、ほんのり甘かったです。
まだ樹液を味見をしたことがないので分からないけど…
メジロは甘党であり、辛党でもあるのかな( ^^) _旦~~
 2011年3月10日に東日本大震災が起きました。
第一波がマグニチュード9.0という巨大地震

第二波が40メートルを超える巨大な津波に一瞬にのみ込まれた

第三波が復興を妨げる福島第一原発事故だと思っています。

福島第一原発事故」(NHKアーカイブス 2011年)

当時「想定外」という言葉で責任逃れをしていますが
東京電力の無責任な体質は以前からあったのです
東京電力 原発のトラブル隠し発覚」(NHKアーカイブス 2002年)
世界 4月号』の二つの記事が載っています。
記事の一部と小見出しを転記します。
雑誌を手に取って欲しいなと思います。
編集後記」もお読みください。
福島の甲状腺がん――声を上げた子どもたち 片山夏子(東京新聞)
 
 2011年3月の東京電力福島第一原発事故による放射線被ばくの影響で甲状腺がんを発症したとして、事故当時、福島県に住んでいた17~27歳の男女6人が今年1月27日、東電に対して総額6億1600万円の損害賠償を求める訴訟を東京地裁に起こした。
 原発事故を起因として子どもの時に甲状腺がんになったとして当事者が東電を集団訴訟するのは初めてだ。
 事故から11年。
当時、幼稚園児~高校生だった子どもたちが自ら声をあげたのはなぜか。
その思いを追った。

  事故当時六歳~十六歳

  100万人に一~二人

  十代で発症、がんの告知

  結婚、出産は考えられない

  差別が怖く、誰にも言えなかった十年

  将来への強い不安

(『世界 2022年4月号』岩波書店)
〈新連載〉閉ざされた土地 第1回――出回っていた放射性廃棄物 吉田千亜(ライター)

  8000ベクレル以下がリサイクル
 
 電話の向こうで、龍谷大学の大島堅一教授は絶句していた。
 「実際に再資源化されて利用されているなら、大変なことだと思います。知りませんでした」
 やはり、と思う一方、少し胸を撫で下ろした。
私自身も知らなかったこの事実に、驚愕しつつも半信半疑だった。
…後略…

  放射性廃棄物のダブルススタンダード

  「災害廃棄物」という文脈

  帰還促進との連動

  放射性廃棄物に向けられぬ規制

  環境省の回答

  相双スマートエコカンパニー

  曖昧すぎる「基準」

  …前略…
 抜け穴をかいくぐり、進められた廃棄物の再利用。
人々を被ばくから守る責任はどうなっているのか。 (つづく)  
(『世界 2022年4月号』岩波書店)
2011年は私にとっても心筋梗塞を発症したあと、
肺炎を併発して人工呼吸器に8日間繋がれていました。
腎臓の機能も低下していたので人工透析も行われました。
当時、両親は主治医から「五分五分」だと言われるくらい生死の間を彷徨っていました。
その間に白装束で海岸沿いを巡礼をしている夢も見ました。
海の向こうへ渡っていたら…(^^;)

東日本大震災で福島原発事故が起きなければ、
復興はもっと早く、帰宅困難者もでなかったはず。
それまで原子力発電について反対だと言うと、
非科学的だと非難する「安全神話」が流布していました。

原子力発電は全廃するべきだと思うけど、どうしても必要ならば
大阪では、博打場を誘致せずに夢洲地区に原子力発電所を設置すればいい。

杉浦日向子さんが1987年のエッセーに東京の設置場所を提案しています(^_-)
(注:江戸っ子のいきのいい語調は難し(^^;)…転記間違いがあると思います)
壱 元気な若旦那
 東京とサイゴまで付き合うぜ!!


 わたしなんか、東京で生れて、トーゼン東京で死ぬんだと決めています。
 今現在も、東京という土地の養分を吸収して、かろうじて生きてるし、生まれて来たのだって、東京の地霊(なんてものがアルのかどーかは知らないけれど)の意に応じて、生まれて来たんだと信じています。
(作物と土の関係ですなこりわ)
 東京に対しては、親以上の恩義を感じています。
でも、他地方の人に東京の悪口を言われると腹が立つとか、東京のココがエライだとかいう、フルサト自慢の気持ちとはちがいます。
 高山植物かなんかで、他所へ移植すると枯れちゃう、どーしても栽培できないってのがありますが、あれくらい私にとっては切実な問題なのです。
 東京以外の土地では、自分のエネルギー出力が通常の半分以下に減少します。
(存在感がキハクになる)
(『杉浦日向子ベスト・エッセイ』ちくま文庫 2021年)
 ところで、マスコミ・イメージの東京って最悪ですね。
さすがに非情な都会・東京サバクとまで言う大アナクロ野郎はいなくなりましたが、渋谷青山六本木の風俗が東京のイメージを背負う気でいるのは、メーワクです。
 アークヒルズなんか、ちっとも良かぁない。
お肉屋さんの冷蔵庫か、外人墓地の墓石みたい。
 世田谷の高級住宅地もオトトイ来やがれ。
(ン)十億積まれて泣いてたのまれたって(そういう気づかいは幸せなことにナイが)住んでやるもんか。
 私がこーやって山の手をコーゲキすると、わけ知り顔のオタンコナスが、「やっぱ、上野浅草ですか」とコク。
あんな田舎ァ御免こうむりやしょ。
古臭くて、頑固で、ビンボで、気がふさいでくらァ。
世間で西東京があまりにもてはやされて、東東京が不景気面(づら)してるから、ひいきしてるんだい。
好きだからじゃねえや。嫌いでもないけど。
 お次は、ソンナラどこが良いのだと来るんだこれが。
早い話が、東京のドコソコじゃなくて、東京全体が、自分の体より大切に感じています。
 バカクソダサイ西側があって、フルクサビンボの東側があって、もーしょーもねえもんばっかりで、腹の立つことばっかりで、あー、やっぱり東京だ、私のよーなもんは生(は)え育(そだ)つわけだなぁとしみじみ感謝の博覧会。
 二十一世紀都市計画とうものがあって、まず都庁を移転して、それから海の手(東京湾埋め立て地)開発とか騒がれているようです。
 私ゃべつに、東京にドウコウなってホシイというキボーはありません。
ただ、どーなろうとサイゴまで付き合うぜという心意気だけはあります。
 今は、原発と住みたいと思っています(原発はキライだけど)原発を「必要悪」だなんてヌカすベラボーがいます。
でもって、原発がどーしても必要で全廃できないのなら、トーゼン使用量の多い東京に集中して築くべきです。
 必要で良いものだけれど、何かあるとコマルから、田舎のほーに置いとこうてのは心底アッタマに来る。
 全廃できない。
生活に必要欠くべからざるものなら、抱きしめて一緒に寝起きすりゃいいじゃないか。
それあってこそ生きてゆかれる我々であるのならば、命運を共にすればいいじゃないか。
 東京にはど真中に土地が余っています。
今住んでいるお方は京都に本宅をお持ちだから不都合はないはずですよね。
あすこにズラーリ設置せればいい。
東京のシンボルにしてしまえばいい。
原発を抱えて夢を見ればいい。
そうなれば面白いね。壮観だね。
 東京の地価が下がったりするんだろうね。
だって、ガスタンクの周辺の地価は安いものね。
はは有難いや。
操作能力を超えた道具を手にしてしまったなんて、それだけで不幸です。
モウ七輪・灯火の時代には戻れないから、原発は必要だという。
どうして戻れないんだろう。
 ここまで書いたところで、仕事の電話で一時中断。
ああっいやだッ。
 連載さえキチンとやっていれば、ホカから文句を言われるスジアイはナイじゃないかあ。
仕事は今十本。
毎日十二時間以上働いて、年間の休みが五日以下。
ギョーカイじゃ当たり前のペースだけれど生来怠け者の私には限界量。
 で、その他の仕事は、義理ガラミ以下は全てコトワリます。
一本受ければ睡眠時間がなくなるか、他の連載の内一本が落ちるかのどっちかだ。
それなのに「若輩のくせに思いあがっている」とゆわれる。
チクショー。
 このペースで仕事を続けてたら、どんどん人格が壊れていくような気がします。
アブネエ。
年末進行で人相悪くなってるョ。
もっとニコニコしよっと。
 (1987.1 「第三文明」)
(『杉浦日向子ベスト・エッセイ』ちくま文庫 2021年)
今朝の父の一枚です(^^)v

この時期、母は河津さくらが咲くのを楽しみにしていました。
甘党のメジロも待ち焦がれていたようで
人がいていも気にするようすもなく花から花へと飛び廻っています。
メジロの舌は筆のようになっていて、花の蜜を舐めるのに都合がいいように進化しています。

メジロの舌」(京都市動物園 救護センターブログ 2017年2月9日)