2022年2月20日日曜日

雨があがり…

雨があがりました。
歩きはじめは曇っていたので風が冷たかったのですが
しだいに青空が見えるようになると手袋を脱ぎたくなるほど(*^^*)
ロコ・ソラーレのみなさんおめでとうございますp(^^)q

カーリング女子決勝 日本は銀メダル 2大会連続のメダル〟(NHK)
スケボーでも見られた素敵な風景。
試合後にお互いをたたえ合う姿がいいなぁと思います。

サイエンスZERO「人類が絶滅の危機!?“中性化”と生殖の未来」でも取り上げられていましたが
男性、女性という違いは、クッキリしているのでなくグラデーションだということが紹介されていました。

フィギュアスケート “ノンバイナリー”公表選手のペアは8位」(NHK 2月20日)

成功するために自分の一部を変える必要はない

「ノンバイナリー」は、シンガーソングライターの宇多田ヒカルさんが去年6月、自身のインスタグラム
「私はこの数年で知ってそれなんだって思ったんだけど、ノンバイナリーに該当するなって知った」
などと話し、公表したことで話題になりました。


ノンバイナリー(non-binary)という言葉を初めて知りました。
 昨日の記事でP波とS波について中学生に向けての『地震はなぜ起きる?』より紹介しました。
今日は、高校生向けに書かれた(?)『新しい高校地学の教科書』より一部転記します( ..)φ
図は、省略しますので本をご覧ください。
高校時代に地学の授業があったのだけど真面目に聞いていなかったことを後悔しています(^^ゞ
第1章 地球の形と構造
1-5 より詳しく地球内部を調べる
[1]地震波を使って地球内部を見る


 地球内部をもっと詳しく調べるにはどうしたらいいだろうか。
前述したように、掘削調査で調べられる地球内部は、地球半径の6400㎞に比べると極めて表層といわざるを得ない。
もっと深くまで、もっと広い範囲で地球内部について知ることはできないだろうか。
残念ながら直接的に地球内部を見ることはできないが、間接的になら知る方法がある。
 風邪をひいて病院に行くと、医師は胸をとんとん叩いてその音の伝わり方を聞き、体内の異変を知る。
風邪くらいでいちいち切開されては大変である。
また、スイカの良し悪しを外側から判断するのに、軽く叩いて音を聞いたりする。
これと同じ原理で、地球を叩き、叩いたときに生じる波の伝わり方を調べることで、地球の内部の様子を知ることができる。
(『新しい高校地学の教科書』杵島正洋他 講談社ブルーバックス 2006年)
 地球を叩くもの、それは地震である。
地震が甚大な災害をもたらすことがあるのはいうまでもなく、特に地震国・日本に住む私たちにとって地震は恐れの対象であるが、視点を変えると地震は地球内部を照らすサーチライトになる。
 19世紀後半に、潮汐(ちょうせき)の様子から地球の「硬さ」が求められるようになった。
月や太陽の引力によって、流体の海水は引き寄せられて潮の干満をもたらす(第7章で詳しく述べる)。
地球本体も軟らかければ海水と同じように変化するはずである(これを地球潮汐という)。
しかし各地での測定結果をまとめると、地球本体は潮汐力によってほとんど変形しないことがわかった。
この結果、地球はかなり内部まで非常に硬いということがわかった(それまでは、地球の内部はドロドロに融けていてとても軟らかいと信じられていた)。
硬いものは波をよく伝えるので、地震によって起きる波(地震波)を使って地球内部を調べられることがわかったのである。
 ここで地震波について触れておこう。
岩盤に巨大な力が加わり続けると、あるとき岩盤は急激に破壊され、ずれが生じる。
これを断層といい、このとき地震が生じる。
破壊の起きた地点を震源といい、その直上の地表を震央(しんおう)という。
この破壊の際に周りの岩盤は激しく振動し、それが波として四方八方に伝わっていく、この波を地震波という。
 地震波はその性質によっていくつかに分類される。
このうち代表的なP波とS波について、揺れの特徴を次にまとめた。

P波( Primary wave = 最初の波)
 縦波。圧縮と膨張(体積変化)が伝わる波。
地殻中を5~6km/sで伝わる。
固体・液体・気体ともに伝わる。
波長は短く振幅は小さい。
コトコト揺れる。

S波( Secondary wave = 2番目の波)
 横波。変形(ゆがみ)が伝わる波。
地殻中を3~3.5km/sで伝わる。P波より遅い。
液体や気体中は伝わることができない。
波長は長く振幅が大きい。
ユサユサ揺れる。
 地震波も音や光と同じ波の一種である。
波は同じ物質中では直進するが、物質が変わって波の伝えやすさが変わると屈折や反射をする性質がある。
ジュースをさしたストローが折れ曲がって見えるのは、空気と水(ジュース)では波(光)の伝えやすさが違うため、波の屈折が起こっているのである。
地震波も同じで、物質の密度や性質が急激に変わるところでは屈折や反射をする。
つまり、地震波が屈折や反射をしたことを見つけられれば、地球内部に密度や性質の違う物質があり、それらが不連続な面で隔(へだ)てられていることがわかるのである。
(『新しい高校地学の教科書』杵島正洋他 講談社ブルーバックス 2006年)
今朝の父の一枚です(^^)v
ここの紅梅は早くから咲いていて満開です(^^)v

春之部
 紅梅や比丘(びく)より劣る比丘尼寺(びくにでら) (安永三・一二)

比丘より劣る――「四部の弟子はよな、比丘よりは比丘尼は劣り……」(『徒然草』106)。
(『蕪村俳句集』尾形 仂 校注 岩波文庫 1989年)

  第百六段

 高野(かうやの)証空上人(しようくうしやうにん)、京(きやう)へ上(のぼ)りけるに、細道(ほそみち)にて、馬に乗りたる女の、行(ゆ)きあひたりけるが、口曳(ひ)きける男(をとこ)、あしく曳きて、聖(ひじり)の馬を堀(ほり)へ落してげり。
 聖、いと腹悪(はらあ)しくとがめて、「こは稀有(けう)の狼藉(らうぜき)かな。四部(しぶ)の弟子はよな、比丘(びく)よりは比丘尼(びくに)は劣(おと)り、比丘尼より優婆塞(うばそく)は劣り、優婆塞より優婆夷(うばい)は劣れり。かくの如くの優婆夷などの身(み)にて、比丘を堀へ蹴入(けい)れさする、未曾有(みぞうう)の悪行なり」と言はれければ、口曳きの男(をとこ)、「いかに仰(おほ)せらるゝやらん、えこそ聞き知らね」と言ふに、上人、なほいきまきて、「何と言ふぞ、非修非学(ひしゆひひがく)の男(をとこ)」とあらゝかに言ひて、極(きは)まりなき放言(はうごん)しつと思ひける気色(けしき)にて、馬ひき返(かへ)して逃(に)げられにけり。
 尊(たふと)かりけるいさかひなるべし。
(『新訂 徒然草』西尾実、安良岡康作校注 岩波文庫 1985年改版)