2022年2月19日土曜日

雨水

洗濯板のような雲(波状雲)が浮んでいました。
次第に隙間がなくなってきて曇り空になりました。
午後からは雨の予報でした。
お父さんがベビーカーを押していました。
双子の赤ちゃんが誕生してお母さんは大変だと思うけど。
お父さんが協力してあげているようですp(^^)q
再放送は午前中にあったのだけど
サイエンスZERO「人類が絶滅の危機!?“中性化”と生殖の未来」(見逃し配信:2月20日まで

育児にかける時間が多いとテストステロンが減少するという実験が紹介されていました。
人類が共同生活を始めたころから中性化が進んでいたそうです。
男性と女性の性差は、くっきりと別れるのではなくグラデーションがある。
このことについて〝ジェンダーサイエンス(1)「男X女 性差の真実」〟でも放送されていました。
雨水(うすい)
 降っている雨。
また、地面にたまった雨水。
「潦(にわたずみ)」ともいう。
二十四節気のひとつ「雨水」は、太陽の黄経(春分点から黄道に沿って東まわりに測った角度)が330度のときで、2月18、19日ごろをいう。
雪は雨に変わり、氷は解けて水となる季節である。

 落ちてゐし種ふくらめる雨水かな  滝沢伊代次

(『雨のことば辞典』倉嶋厚・原田稔編著 講談社学術文庫 2014年)
2月17日実施された大阪府公立高等学校特別入学者選抜の理科のテストの問題を見ると
中学でこんなことを教わるんだとビックリしました。
自分が中学の時の学習を覚えていないからなのかな?(^^;)
問題を転記しますが、図は省略しますので新聞などで確認してください。
理 科
[Ⅰ]プレートの運動と地震について、次の問いに答えさい。
(1)図Ⅰは、日本列島付近のプレートを表にした模式図である。
 日本列島付近には4枚のプレートがある。
 それらのプレートが互いに動くことで大きな力がはたらき、プレート内部の地下浅い場所やプレート境界付近で地震が多く発生している。
①大阪は何と呼ばれるプレートの表面に存在しているか。
次のア~エから一つ選び、記号を〇で囲みなさい。
ア ユーラシアプレート
イ フィリピン海プレート
ウ 北アメリカプレート
エ 太平洋プレート

②図ⅠのXで示したプレート境界は、一方のプレートが他方のプレートの下に沈み込むことで、海の深さがまわりの海底に比べて特に深くなっている。
このような深い谷となった地形は何と呼ばれているか、書きなさい。
(2) 次のア~エのうち、その内容が誤っているものを一つ選び、記号を〇で囲みなさい。
 ア 地震が起こると、震源では伝わる速さの異なるP波とS波が同時に発生する。
 イ 海底での地震などにともない、海水が急激に大きく動くと津波が発生する。
 ウ 震源から遠ざかるほど、マグニチュードは小さくなる。
 エ 現在の日本の震度階級は0から7まであり、5と6はそれぞれ強と弱に分けられている。
(3) 図Ⅱは地表近くの浅い場所で発生した地震のゆれを、震源から離れた観測点(A地点とする)の地震計で記録したものである。
なお、この地震は11時37分11秒に発生し、A地点がゆれ始めたのは11時37分21秒、A地点のゆれが大きくなったのは11時37分30秒であった。
① この地震における、A地点での初期微動継続時間は何秒であったか、求めなさい。

② この地震の震源から、A地点までの距離は68kmであった。
P波の伝わる速さが一定であると考えたとき、P波の伝わる速さは何km/sになるか、求めなさい。
答は小数第1位まで書くこと。
プレートについては以下のサイトが参考になると思います。
プレートテクトニクス」(政府 地震調査研究推進本部)

また、「各種パンフレット」には
「一般向け、中学生・高校生以上向け、子ども向け、防災担当者向け、英語版」が用意されています。

P波とS波について『地震はなぜ起きる?』より転記します(図は省略)。

ジュニスタシリーズは、中学生対象に書かれています。
◆コラム 地震には縦波と横波がある

 地震波(じしんは)には縦波横波という2つの異なる波があります。
それぞれ地中を伝わる速度が異なり、P波(縦波)S波(横波)とも呼ばれます(図1-3 省略)。
縦波は秒速7kmと速く、横波は秒速3kmです。
したがって、同じ震源域(しんげんいき)から波が発生しても、縦波は横波よりも先に地上へ到達します。
(『地震はなぜ起きる?』鎌田浩毅 岩波ジュニアスタートブックス 2021年)
 P波は、波の進行方向と同じ向きの震動を伝え、S波は、波の進行方向と垂直の向きの震動を伝えます。
P波はS波よりも速度が速いので、まずP波がS波よりも早く地表に到達し、その後少し遅れてS波が到着します。
 このため、地震が発生すると、まずP波による突き上がるような縦ゆれが起き、しばらく後にS波による大きな横ゆれが起きます。
P波が到達してからS波が到達するまでのゆれを初期微動(しょきびどう)、S波が到達した後のゆれを主要動といいます。
 P波は固体も液体も伝わりますが、S波は固体しか伝わりません。
また、P波もS波も、固いものほど速く伝わり、やわらかいものほど遅く伝わるという性質があります。
ちなみに、わたしたちは地球内部の構造を直接みることはできません。
そこで使われるのが地震波なのです。
 また、地震波は地下の異なる物質の境界で、反射したり屈折したりします。
このことにより、地震波が伝わらない地域もできます。
こうした地震波の伝わり方を観測することで、地球の中心には液体の外核(がいかく)と固体の内核(ないかく)があることがわかったのです。
これについては後の章でくわしく説明します。
 P波とS波のほかに、もうひとつ表面波という特殊な波もあります。
P波やS波が到達して地表をゆらしはじめると、地表をうねるような波が生まれ、地面を伝わっていきます。
これが「表面波」です。
表面波はP波よりもゆっくりと、大きなうねりのように伝わり、ゆれをさらに大きくします。
 表面波の伝わる距離は長く、2時間半ほどで地球を1周し、さらに伝わり続けます。
2011年の東日本大震災では、表面波が地球を5周したことが観測されています。
(『地震はなぜ起きる?』鎌田浩毅 岩波ジュニアスタートブックス 2021年)

入試対策のためだけでなく命を守るためにも一読をお勧めします(^^)/