2022年2月16日水曜日

風が冷たい…

今朝は、強風注意報が出ていました。
気温も低く、冷たい風にブルブル… 
咲き出しているかなと思ったけど、河津さくらは、この寒風に蕾をすぼめているみたいでした。

近畿北部を中心に18日にかけて大雪のおそれ」(関西NHK)
新しく設置された普及啓発看板に

 自然を守るため、お守りください
  生き物は自然の中で自然のまま楽しみましょう

それぞれの地域の生態系は、長い歴史をへて形作られたものです。
生き物たちがお互いに関わり合いながら暮らしているところに、
他の場所から生き物を持ち込んだり、
生き物を持ち出したりすると、自然の生態系のバランスがくずれてしまいます。

・ミシシッピアカミミガメ
・ホテイアオイ
・アメリカザリガニ
・ゲンジボタル


ゲンジボタルがあったので、外来種ではないのにと説明板を見ると

外来種でなくても他地域からの持ち込みは禁止です。
兵庫県と京都府が「重点措置」延長を政府に要請〟(関西NHK 2月15日)
記憶間違いかな?
大阪府知事は、3府県で協議するなどして判断したいと話していたと思うけど。

直近1週間の人口10万人あたりの感染者数」(NHK)
を見ていると
※大阪市は、2022年1月下旬から2月上旬にかけて新型コロナへの感染を確認した人のうち、
計2万件余りのデータを、大阪府の集計に反映させることができていませんでした。
この未集計分を過去にさかのぼって反映させる修正を行ったため、
大阪府の1月26日から2月7日にかけてのデータが大幅に差し替わっています。(2022年2月10日)
先日、『チャップリンとヒトラー』を図書館で借りて読んでいたら映画が見たくなりました。
レンタルショップが閉店になってしまったので、ネットで注文しました。
Introduction《解説》」を転記したいと思います( ..)φ

なお、『ヒトラー演説』は後日、紹介したいと思います。
Introduction《解説》

 チャップリンは1889年4月16日生まれ。
そのわずか4日後の4月20日、ヒトラーが誕生。
20世紀でもっとも愛された男と、もっとも憎まれた男が、4日違いで生まれた。
それだけでなく、二人は1914年にお互い知らずに同じちょび髭を生やし始める。
(『独裁者』チャールズ・チャップリン 株式会社KADOKAWA 2016年)
 両者の共通点――口ひげの他にも、二人とも幼少より芸術家を目指し(ヒトラーは画家志望)、底辺の生活を経験し、そして何より世界に君臨した天才であること――は、当時から注目されていた。
そんな時1937年に、イギリス映画界のプロデューサー、アレグザンダー・コルダは「放浪者チャーリーがヒトラーと同じようなヒゲをはやし、人違いされるという喜劇を、二役で作ったらどうだろうか」と提案した。
チャップリンはポーレット・ゴダードのために映画「密航者」(のちの『伯爵夫人』の原型)の企画を進めていたが、世界恐慌の後、各国で軍国主義が台頭する中、「甘いロマンスや愛の問題を考えたりしていることができものか」(『自伝』)と、「密航者」の作業を中止し、『独裁者』製作を決意する。
 製作の噂が流れると、ドイツはもちろん、当時はドイツの同盟国だった母国イギリス、さらにはアメリカの各方面から製作への妨害が行われた。
当時まだ中立国だったアメリカでは、世論調査で反ユダヤ主義を標榜する人は全体の9割を超え、親ナチス勢力もかなりの割合で存在した。
恐慌を切り抜けたリーダーとしてヒトラーを英雄視する向きもあった。
 そんな中、チャップリンは果敢に製作を進め、第二世界大戦直後の1939年9月に撮影開始。
詳細な脚本を用意したものの、公開の2週間前の10月2日まで再撮影を行い、使用されたネガ・フィルムは完成版の41倍の477,440フィートにのぼった。
 1940年10月15日、ニューヨークのアスター、キャピトル両劇場にてプレミア上映。
チャップリンのあまりの大胆さに戸惑う声もあったものの、チャップリン映画の中で最高の興行収入を記録。
とりわけ、ナチスの脅威が目の前にまで迫っていたイギリスでは熱狂的に迎えられた。
日本初公開は戦後になってからの、196年10月22日のことだった。
 『独裁者』はチャップリンの初の本格的なトーキー作品である。
ヒトラーがこよなく愛したヴァーグナーをあえて使用する音楽の使い方はもちろん、ドイツ語もどきのデタラメ語でまくしたてるヒンケルと、物静かで心優しい床屋とを対比、そしてラストで本当に伝えたいメッセージを演説――サイレント映画の王様は、あくまで「音や言葉を使ってしか表現出来ないこと」にこだわって、トーキーを導入した。
 数ある名場面の中でももっとも重要なシーンと言えば、何といっても、ラストの床屋の演説であろう。
実は、当初チャップリンは、このラストを、床屋の言葉がきっかけで、ナチスの兵士とユダヤ人がダンスを踊るなど、様々な平和的イメージのモンタージュの大スペクタクルにすることを考えていた。
ところが、彼は映画としては正統的とも言えるこのアイディアを破棄し、代わりに床屋が6分間の大演説を行うという賭けに出た。
「あの演説で興行収入が100万ドルは減る」という配給担当者に、チャップリンは「500万ドル減っても構わない」と言い放ち、ヒトラーがパリに進軍した翌日――全世界がヒトラーの恐怖に怯える中、あの世紀の6分間を撮影した。
かくしてチャップリンはヒトラーに勝利した。
本作は、<笑い>こそが困難に立ち向かう武器であるということを教えてくれる。
(『独裁者』チャールズ・チャップリン 株式会社KADOKAWA 2016年)
今朝の父の一枚です(^^)v
ジョウビタキ♀を写していました。

10年前の古い朝日新聞の記事ですが

渡り鳥の越冬 日本滞在短く
  温暖化影響か 東京都市大

 
 日本で越冬する渡り鳥の滞在期間が短くなっている、とする調査結果を東京都市大学などがまとめた。
地球温暖化の影響とみられるといい、小堀洋美教授(保全生物学)は「気温上昇が生態系に影響を及ぼしている」と指摘している。
 同大は日本野鳥の会メンバーらと連携。
野鳥の会などが20年ほど観測を続けている北海道苫小牧市、横浜市、福岡市の越冬地で、それぞれシロハラ(ツグミ科)やジョウビタキ(同)など6~7種類の渡り鳥について調べた。
 小堀教授らは、渡り鳥が北の繁殖地から飛来してきたとみられる「初見日」と、越冬地を離れた「終見日」を分析。
苫小牧市では初見日が平均で24日遅く、終見日が16日早くなり、越冬地の滞在期間が平均40日短くなっていた。
横浜市でも滞在期間が同30日、福岡市で同17日短かった。
 小堀教授は「三つの地点に近い観測点のデータからは、約20年間で年平均気温が0.7~1度ほど上がったと考えられる。なかなか寒くならない繁殖地での滞在が長くなっている一方、越冬地での滞在が短くなっている可能性がある」と話す。
越冬地での滞在期間が変わることで、エサとなる昆虫の発生や花の蜜ができる時期と、渡り鳥の滞在時期が合わなくなる懸念があるという。
(朝日新聞 赤井陽介)

東京都市大学グループ 学校法人五島育英会 2012年