2019年9月5日木曜日

石清水八幡宮

前回は、「こがね」に乗ったけど、今回は「あかね」に乗りました。
車両紹介」(男山ケーブル)
最近、天気が急激に悪くなるのですが
朝のうちは、心配せずに歩けました。
(午後から雷雨…)
下よりもほんの少し涼しい(*´▽`*)
昨年の台風21号の傷跡
〔287〕令和元年9月
晴れてよし 曇りてもよし 富士の山 
  もとの姿は 変はらざりけり。
  
     山岡鉄舟(やまおかてっしゅう)

意味
 晴れていても、曇っていても、雄大な富士の山はどっしりと裾野を広げてそびえ立ち、その本来の姿というものは変わることはない。
一時的な風向きの変化や表面的な印象などに惑わされて軽率な判断を下すことのないよう、私たちは物事の本質を見極める確かな認識力を常日頃から養っておきたいものである。

山岡鉄舟 天保7年(1836)~明治21年(1888)
 旗本小野朝右衛門の子として江戸で生れ、山岡家を継ぐ。
通称鉄太郎。鉄舟は号。
幼少より剣術を好み、やがて剣豪として名を馳せることとなる。
幕末の混沌とした政局の中、幕臣として江戸の治安維持にあたり、江戸無血開城にも貢献した。
維新後は新政府に仕え、明治天皇侍従となり、明治19年には長年の功績により侍従に叙された。
勝海舟・高橋泥舟(でいしゅう)とともに「幕末の三舟」と称される。

巫女さんたちが境内を掃き清めていました。

今日は、9月7日に満88歳の誕生日(米寿)を迎えるのでお参りに来ました。
ご祈祷のご案内
八幡(はちまん)さまとお稲荷(いなり)さんと

 源平合戦は屋島の浦の晴れ舞台、扇(おうぎ)の的を射よと命じられた弱冠二十歳の那須与一(なすのよいち)は射損じたら死ぬ覚悟で馬を海中に乗り入れ、
 南無(なむ)八幡大菩薩(だいぼさつ)、日光の権現(ごんげん)
と祈って見事に扇の要(かなめ)を射落とした。
 八幡神社は全国に四万余社あるといわれる最も有力な神社で、村の鎮守(ちんじゅ)の神はたいてい八幡さまである。
祭神八幡大神(はちまんおおかみ)ご夫妻は日本に仏教がはいってくるずっと以前から九州の宇佐地方で尊崇されていた鉱産・鍛冶(かじ)の守護神で、宇佐八幡と呼ばれていた。
中央との結び付きが深く朝廷の信仰もあつく、しばしば神託をくだして中央政治を左右する力を持っていた。
781年、大菩薩号を贈られて最初の神仏習合神となり「八幡大菩薩」と呼ばれる仏法の守護神ともなったのである。
860年に京都南郊の岡、石清水(いわしみず)に勧請(かんじょう)された石清水八幡宮は王城を鎮護する重要な神社となる。
平安時代後期には武将に広く信仰されて、鎌倉に幕府を開いた源頼朝は、石清水八幡をうつして鶴岡(つるがおか)八幡宮とし、幕府と源氏の守護神とした。
以後八幡信仰は全国に広まっていく。
 一方、「お稲荷さん」と親しまれる稲荷神社も、稲作民族日本人の古来の神である。
神社としては京都の伏見稲荷が最も古く、清少納言も徒歩で参詣(さんけい)、「クタビレタア」と『枕草子』に書いた。
 稲荷の語源は「稲生(な)り」とも「稲荷(いなに)」ともいわれ、いずれにしても稲を中心とする穀物の神である。
祭神はウカノミタマノカミとされるが、のちに仏教(真言密教)の荼枳尼(だきに)天と習合して全国に広まった。
荼枳尼天の本体が霊孤であることが、狐を田の神の使いとして神聖視していた日本古来の伝統といっしょになって、狐を稲荷の神の使い、また稲荷神自体とする信仰が普及していった。
室町時代以降商工業の隆盛につれ、稲荷は商売繁盛の現世利益(げんせりやく)神として人気が高まっていく。
(『古語林』林巨樹・安藤千鶴子編 大修館書店 1997年)
信長塀
織田信長が天正8年(1580)に寄進した土塀。
塼(せん 瓦)と土を幾重にも重ねているため耐火性、耐久性に優れており、御本殿を囲むように築かれています。
末社 竈神殿(そうじんでん)
御祭神
迦具土神(かぐつちのかみ) 奥津日子神(おきつひこのかみ)
彌都波能賣神(みづはのめのかみ) 奥津比賣神(おきつひめのかみ)
御神徳 台所守護

「カマド」について吉野裕子さんの
隠された神々 古代信仰と陰陽五行
を読むとなるほどと思いました。
大嘗祭が今秋に控えているのですが、
吉野さんの本を紹介できたらと思っています。
また、『石垣りん詩集』の「私の前にある鍋とお釜と燃える火と」にも通じるなと思いました。
 私の前にある鍋とお釜と燃える火と

それはながい間
私たち女のまえに
いつも置かれてあったもの、

自分の力にかなう
ほどよい大きさの鍋や
お米がぷつぷつとふくらんで
光り出すに都合のいい釜や
劫初(ごうしょ)からうけつがれた火のほてりの前には
母や、祖母や、またその母たちがいつも居た。

その人たちは
どれほどの愛や誠実の分量を
これらの器物にそそぎ入れたことだろう、
ある時はそれが赤いにんじんだったり
くろい昆布だったり
たたきつぶされた魚だったり

台所では
いつも正確に朝昼晩への用意がなされ
用意のまえにはいつも幾たりかの
あたたかい膝や手が並んでいた。

ああその並ぶべきいくたりかの人がなくて
どうして女がいそいそと炊事など
繰り返せたろう?
それはたゆみないいつくしみ
無意識なまでの日常化した奉仕の姿。

炊事が奇しくも分けられた
女の役目であったのは
不幸なこととは思われない、
そのために知識や、世間での地位が
たちおくれたとしても
おそくはない
私たちの前にあるものは
鍋とお釜と、燃える火と

それからなつかしい器物の前で
お芋や、肉を料理するように
深い思いをこめて
政治や経済や文学も勉強しよう、

それはおごりや栄達のためでなく
全部が
人間のために供せられるように
全部が愛情の対象あって励むように。
(『石垣りん詩集』伊藤比呂美編 岩波文庫 2015年)
天満橋駅で降りて、ジュンク堂で本を探した後は
カフェテラス トリコロールで「フルーティーカレー」(*´▽`*)
僕にはご飯の量が丁度よくて美味しかったです(^^)v

2 件のコメント:

  1. こんばんは~

    お父様、米寿を迎えられるのですね。
    おめでとうございます。
    何時ものようにお元気にお参りされたご様子、よかったです。

    >晴れてよし 曇りてもよし 富士の山 
      もとの姿は 変はらざりけり。  

    ほんとうに。。。。晴れて良し、曇りても由です。




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    1. カイさんこんばんは(^^)/
      父は、子どもの頃から苦労してきて「ナニクソ!」という気持ちを持ち続けています。
      その気持ちが米寿を迎えることができたのだと思います。
      夕方に妹と三人で食事会をしていました(^^)v

      「日日是好日」という気持ちをもちたいですね(^-^)

      それにしても、昨日は、激しい雷雨が降りました。
      最近、荒れた天気が多いです。
      台風の被害がないことを祈っています。

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