今朝は、台風の風が生温かくて暑かったです…
風は強かったけど暴風警報が発令されなかったので
山のエリアに入ることができました。
でも、マクロ撮影をするのには不向きな天気でした(^^;)
台風は温帯低気圧に変わりましたが…
「台風17号は温帯低気圧に 北日本など引き続き警戒を」
荒木健太郎さんのTwitterに
「台風が温帯低気圧になるなら弱まるんだろうし安心だね!」とお考えになられている方はこちらをご覧ください。
名前が変わるのは弱まるとからいうわけではなく構造が変わるからというだけで,強風域は広がるしさらに発達する場合もあります。
Twitterに登録していない方のために画像にリンクしおきます。
かわいい「台風」と「低気圧」なので恐くないと思うかな(*´▽`*)
秋分の日
国民の祝日の一つで、「先祖をうやまい、なくなった人々をしのぶ」日として、昭和23(1948)年に「国民の祝日に関する法律」によって定められた。
昼の時間がしだいに短くなり、昼夜がほぼ等しくなる日で、9月23日ころにあたる。
この日は仏教の彼岸会の中日にあたり、古来「暑さ寒さも彼岸まで」といわれ、厳しい暑さのなくなる目安の日とされている。
明治初期以来、昭和22年までは秋季皇霊祭と呼ばれた。
宮中の皇霊殿において、天皇が歴代の天皇をはじめ皇族を祀る祭儀が行われ、国の祭日であった。
(『三省堂 年中行事事典(旧版)』
田中宣一、宮田登 編 三省堂 1999年)
昨日の記事に吉野裕子さんの『隠された神々』より
戸座の「戸」はカマドを意味する。
大戸比売神(おおべひめのかみ)はカマドの神であると、『古事記』にも述べられている。
を紹介しました。
その箇所を現代語訳で転記したいと思います。
ただ、この箇所は神の名が記されているだけなので物語としては(^_-)-☆
仏典でも聖書でも名前が次々と記されている箇所がありますよね…
本文を幾つかに分けて、その後に注記を記しておきます。
オホトシの系譜
スサノヲの子である大年神(オホトシのカミ)が
神活須毘神(カムイクスビのカミ)の娘である。
伊怒比売(イノヒメ)を妻として生んだ子は――
大国御魂神(オホクニミタマのカミ)、次に
韓神(カラのカミ)、次に
曾富理神(ソホリのカミ)、次に
白日神(シラヒのカミ)、次に
聖神(ヒジリのカミ)、以上の五名。
(『日本文学全集01 古事記』池澤夏樹訳 河出書房新社 2014年)
オホトシの系譜 この系譜は雑然としているが、農業と屋敷に関わるものが多い。異国の匂いもする。
大年神 トシは五穀、特に稲のこと。
神活須毘神・伊怒比売 特に意味なし。
大国御魂神 オオクニヌシの別名にウツシクニタマがあるが、それと関わりがあるか。
韓神 よくわからないが朝鮮と関係があるのかもしれない。
曾富理神 ホノニニギが降り立った高千穂の山の別名が添(ソホリの)山と書いた文献がある。
白日神 おそらく向日神の誤記。
聖神 不詳だがヒジリは「日知り」で暦を知る者。
また香用比売(カガヨ・ヒメ)を妻として生んだ子は――
大香山戸臣神(オホカガ・ヤマトミのカミ)、次に
御年神(ミトシのカミ)。以上二名。
香用比売・大香山戸臣神 カガヤクに縁がありそう。
御年神 穀物の神らしい。
また天知迦流美豆比売(アメチカル・ミヅヒメ)を妻として生んだ子は――
奥津日子神(オキツ・ヒコのカミ)、次に
奥津比売命(オキツ・ヒメのカミ)、別名は
大戸比売神(オホヘ・ヒメのカミ)。
これらは、人々が拝む竈(かま)の神である。次に
大山咋神(オホ・ヤマクヒのカミ)、別名は
山末之大主神(ヤマスヱ・ノ・オホヌシのカミ)。
この神は近淡海国(ちかつおうみのくに)の日枝(ひえ)の山に居て、また葛野(かずの)の松尾(まつお)に居て、大きな音をたてる鳴鏑の神である。
天知迦流美豆比売 不詳。ミヅは水か。
奥津日子神・奥津比売命・大戸比売神 竈の神。戸(へ)がカマドを意味している。
大山咋神 山を領有・統治する神。
近淡海国の日枝の山 滋賀に日枝神社がある。
葛野の松尾 山城国葛野に松尾神社がある。
次に
庭津日神(ニワツヒのカミ)、次に
阿須波神(アスハのカミ)、次に
波比岐神(ナミヒキのカミ)、次に
香山戸臣神(カガヤマトミのカミ)、次に
羽山戸神(ハヤマトのカミ)、次に
庭高津日神(ニハタカツヒのカミ)、次に
大土神(オホツチのカミ)、別名は
土之御祖神(ツチノミオヤのカミ)。以上九名である。
以上、オホトシの子は大国御魂神(オホクニミタマのカミ)から大土神(オホツチのカミ)まで合わせて十六名。
庭津日神 庭の神。ただし庭は庭園ではなく労働の場。
阿須波神 アスハは足場か。
波比岐神 不明。アスハに縁があるか。
香山戸臣神 つい前に大香山戸臣神が出てきたが。
羽山戸神 ハヤマは山の麓。
庭高津日神 五人前の庭津日神に高を加えただけ。
大土神、別名は土の御祖神 土の神、土の母神。ここは韓神、曾富理神、聖神、大土神と並ぶそっけない名は異国系の神か。
ここまで、実際は十名、十七名。
さて、羽山戸神(ハヤマトのカミ)が
大気都比売神(オホゲツヒメのカミ)を妻として生んだ子は――
若山咋神(ワカ・ヤマクイのカミ)、次に
若年神(ワカ・トイのカミ)、次にその妹
若沙那売神(ワカ・サナメのカミ)、次に
彌豆麻岐神(ミヅマキのカミ)、次に
夏高津日神(ナツ・タカツヒのカミ)、別名は
夏之売神(ナツノメのカミ)、次に
秋毘売神(アキビメのカミ)、次に
久久年神(ククトシのカミ)、次に
久久紀若室葛根神(ククキ・ワカムロ・ツナネのカミ)。
以上、ハヤマトの子は若室葛根神(ワカムロツナネのカミ)まで合わせて八名。
大気都比売神 この名は何度も登場するが神格が統一されているわけではない。食物の女神というだけ。
若山咋神・若年神 前にあった大山咋神と大年神の変形。年上と年下の対。
若沙那売神 田植えをする早乙女か。
彌豆麻岐神 水を撒く。
夏高津日神 これも庭津日神の変形。
夏之売神・秋毘売神 夏と秋というだけ。
久久年神 ククは茎。ククトシは草木の茎がよく伸びること。
久久紀若室葛根神 ククキは茎木。茎は木についても用い、建築用の材である。ツナネは柱に横木を結ぶ綱。葛を用いたからこの字を当てる。
(『日本文学全集01 古事記』池澤夏樹訳 河出書房新社 2014年)
猫の妻へついの崩れより通ひけり (江戸広小路)
『六百番誹諧発句合』にも収録。
これは伊勢物語を踏まえている。
「むかし、をとこ有けり。東の五条わたりにいと忍びていきけり。密(みそか)なる所なれば、門(かど)よりもえ入らで、童(わらわ)べの踏みあけたる築地(ついひじ)のくづれより通ひけり」云々(第五段)。
この業平と二条の后の情事を猫の恋に転じ、築地の崩れを竈の崩れに翻したところがみそである。
逢えないで帰った業平が、「人知れぬわが通ひ路の関守はよひよひごとにうちも寝ななん」と詠んだので、判詞にも「右のへついの崩れより通らば、在原ののらにや、よひよひごとにうちもねうねうとこそ啼(なく)らめ」と言っている。
「猫の夫(つま)」かも知れぬ。
古典を低俗化した笑いで、機知を見るべきもの。
(『芭蕉全発句』山本健吉 講談社学術文庫 2012年)
9月30日から新番組が始まります。
ストーリーズ「キム・ジヨンと女性たち―韓国小説からの問いかけ」
8月に放送された
目撃!にっぽん「キム・ジヨンと女性たち~韓国小説からの問いかけ~」
と関連している(同じ?)みたいです。
考えさせられる内容でした、オススメです。