今日から「山のエリア」に入ることができます。
気になっていたのが枝垂れ桜。
母が、毎年、枝垂れ桜の下に座って見上げていました。そして2018年9月の台風21号で折れた枝から
今年も花が咲いていました。
「2018年 台風21号(関西空港の被害)」(NHKアーカイブス)
大阪・関西万博は10月13日までなんだけど……
今日から新年度がスタートしました。
「2025年度 各地で入社式 さまざまな思い胸に」(NHK)
これまでに何度か書いているのですが、大学卒業後、就職をしないと決めていたのに
お昼のニュースで入社式の模様が映るのを鬱々とした気持ちで見ていました。
卒業後2年ほどアルバイトをしていたのですが
この時期、いろいろ悩むことが多かったです……
春に気分が落ち込むのは自分だけかなと思っていたのですが……
満開の桜・男の涙 今日から新年度がスタートしました。
「2025年度 各地で入社式 さまざまな思い胸に」(NHK)
これまでに何度か書いているのですが、大学卒業後、就職をしないと決めていたのに
お昼のニュースで入社式の模様が映るのを鬱々とした気持ちで見ていました。
卒業後2年ほどアルバイトをしていたのですが
この時期、いろいろ悩むことが多かったです……
春に気分が落ち込むのは自分だけかなと思っていたのですが……
風邪でダウンしてしまい、一週間もの間、家にこもってひたすら寝ていた。
その間に、ずいぶん世の中が暖かくなったようで、久しぶりに出かけたら、千歳船橋の駅の近くの桜が、一本だけ、三分咲きになっていた。
まだ、東京の桜の開花宣言は聞いていないと思うけれど……。
我が家の近くの桜は気が早いらしい。
(『駿台荘物語』大石静 文藝春秋社 1994年) しかし、「また桜の頃がめぐってきたのか」と思うと、なんともやりきれない心持ちになるのはなぜだろう?
毎年のことだが、ものすごくせきたてられるような気分になり、満開の桜並木などに立ち入ると、もう今にも人生が終わりそうな気になって、胸が苦しくなってしまう。
桜の森の中で狂い死にする男の話などもあるくらいだから、そういう気分になるのは、わたしだけではないと思うのだが……。
みなさんは、どうなのだろうか?
五月の新緑は、力強い生命力に満ちており、さわやかで抵抗感がないが、四月の桜は、はかな過ぎて、あやし過ぎて、とにかく息苦しい。
もの心ついた頃から、わたしは、桜の頃が、嫌いだった。 何年前になるだろうか?
四月のある日、わたしは、男の部屋で眠っていた。
生暖かい風の吹く午後だったと思う。
なんでそんな時間に、そんな場所で眠っていたのかは、ご想像にまかせよう……。
眠ってしまって、何十分たった頃か、ふと目を覚ますと、彼が、わたしの傍らに座って、窓の方をボーッと見つめていた。
声をかけようとした次の瞬間、不思議な光景が、わたしの目に映った。 彼の頬をツ~ッと涙が伝ったのである。
「アレッ?」と思ってよく見ると、またひとすじ、またひとすじと、涙はとどめなく彼の目からあふれつづけていた。
見てはいけないものを見たような気分になって、わたしの心臓はドキドキし、そのまま、声を発することができなくなって、また目を閉じた。 それから相当長い時間、わたしはそのまま寝たふりをしていたと思う。
時々薄目を開けて、のぞき見る彼は、同じ姿勢で、窓の外を見つめていた。
そして、時折伝う涙を、手で拭った。
わたしは目を閉じたまま、ひたすら彼の涙の意味を考えた。
不安定な仕事……。
係累のない孤独な境遇……。
これまでの人生での栄光、挫折、断念、将来への不安……。
もしかしたら、わたしとの、摩訶不思議な関係への苛立ち……。
いろんなことが頭をめぐったが、なんだかよくわからなかった。
簡単にわかっても失礼なような、そんな気分でもあったと思う。
「どうして泣いているの?」
と、聞きたい衝動に、何度もかられたが、結局、声はかけられなかった。
四十何年かの人生で、男が泣く場面に何度か遭遇したが、これがわたしが見た、もっとも印象的な「男の涙」である。 それから、何がどうなったのか、あまりよく覚えていないが、とにかくやっと目を覚ますことのできたわたしは、起き上がると、まず、彼が見つめていた窓の方に向き直った。
何を見つめて泣いていたのか、と思ったからである。
彼の家にはしばしば行っており、わたしにとっても、見慣れた窓の外の風景であったはずなのだが、しかし、その日は違った。 外は、満開の桜だったのである。
近くの森を埋めつくした桜が、一面に広がっており、淡いピンクの霞のように広がるその桜の上に、新宿副都心の高層ビルの群れが、ポッカリ浮かんだように乗っかって見えた。
そうか……とわたしは思った。
桜が、彼をやりきれなくしたのに違いない。
さっきも言ったような、不安、孤独、苛立ちは、いつでも彼が抱えている問題であり、昨日今日のことではない。 孤独といったら、人はみな孤独。
生きていること自体、悲しいことだといえば、自分の意志に関係なく生まれ、意に反して死んでいく人は、みんな悲しい存在なんだから……。
だから、日頃はそういうことは、いちいち考えないようにして生きている。
それが生きていく知恵みたいものなんだろう。
しかし、桜の花というのは、そういうことを、イヤが上でも人に感じさせてくれる。
春のごく短い時期、人は、みんな桜を見て、命のはかなさを……思うようにならない人生を生きている自分を……痛ましく思うんじゃないだろうか?「花見」という日本独特の行事も、酒でも飲まないとやってられないように気分から、始まったものなんじゃないだろうか?
と、わたしは勝手に思っている。
わたしが、この男と、生涯的につき合おうと決意したのには、他にも理由があるが、あの時の、彼の涙も、大きな理由のひとつである。
この人の淋しさを、わずかでも癒やすことができたら、わたしも生きているかいがある、と思ったからである。
…後略…
(『駿台荘物語』大石静 文藝春秋社 1994年)新たなスタートをきるのは若者だけとは限りません
第38話
スーパーでとび魚の見切り品(半額)を嬉しそうに買ったウズラさん
「年とってからの一人暮らしってわびしいわね――」
と陰口を言われてしまうのですが
帰宅後
「UZURAです。スーパのセール品でおいしい料理を作ります」
とパスターの料理をダイアリグラムに投稿します。
そのウズラさんは定年退職後
「やっと手に入れた 24時間を自分のために使える喜び」
「なんて 豊かな」
第39話以後、うずらさんの若い頃は、ロック少女だったことなどが描かれます。
(『しあわせは食べて寝て待て 第5巻』水凪トリ 秋田書店 2024年)
今夜4月1日午後10時から始まる番組(全9話)
ドラマ10「しあわせは食べて寝て待て」
の原作です(^_^)v
今日から父もリハビリ散歩、スタートです。
デジカメを持っていったのですが、
1ヵ月以上使用しなかったためかバッテリー切れになっていました。
ツバメが飛んでいたのに写せなくて悔しがっていました。
昨日、病院の心臓リハビリでは、トレッドミルで20分間に200m歩きました。
前回、頑張りすぎて疲れたようなので、
歩幅を小さくして、ユックリ歩くようにと助言しました。
今日は、先日、購入したシルバーカーで散歩しました。
普段は、杖(2本)を使って歩けているので必要ではないのですが
椅子付きなので好きな場所で休憩できます。
(『しあわせは食べて寝て待て 第5巻』水凪トリ 秋田書店 2024年)
今夜4月1日午後10時から始まる番組(全9話)
ドラマ10「しあわせは食べて寝て待て」
の原作です(^_^)v
今日から父もリハビリ散歩、スタートです。
デジカメを持っていったのですが、
1ヵ月以上使用しなかったためかバッテリー切れになっていました。
ツバメが飛んでいたのに写せなくて悔しがっていました。
昨日、病院の心臓リハビリでは、トレッドミルで20分間に200m歩きました。
前回、頑張りすぎて疲れたようなので、
歩幅を小さくして、ユックリ歩くようにと助言しました。
今日は、先日、購入したシルバーカーで散歩しました。
普段は、杖(2本)を使って歩けているので必要ではないのですが
椅子付きなので好きな場所で休憩できます。