今朝は、歩いていても汗をかきませんでした。
来週は、一気に12月並みの気温になるとか(^_^;
台風25号の動きも気になる…
「台風25号が発生 週末以降に沖縄の南へ進む可能性 今後注意を」(NHK 11月12日)サイエンスZERO「がれきや野菜を再利用!地球に優しい新コンクリート最前線」
を見ていてぜひ実用化してほしいと思ったのが
「ビルの解体で出たコンクリートがれきを圧縮して再利用する技術」
番組の最後に酒井雄也東京大学准教授が今後の研究として
「ひとつが ロシアの侵攻で壊されたウクライナの建物のがれきこれを再生するという研究をやっています。
復興するときは、まずがれきを片付けて、新しい資源を持ってきて立て直すということをしなければならいのですが
この方法ならそこにあるがれきで建て直すことができるので
迅速な復興に役に立つじゃないかと思っています。」
イスラエルによって破壊されたガザも復興できるといいなぁ!番組の再放送も終わってしまったのですが(見逃し配信は、16日まで)
ETV特集「山田太一からの手紙」
山田太一さんの手紙には
「そこには山田のテレビドラマへの熱い思いと直言、そして心揺さぶるメッセージがつづられていた!」
以下に紹介する本を読んでいると
「○○反省会」と自慢気に投稿する方たちは、山田太一ドラマを楽しめないだろうなと思う。山田太一 脚本家・作家
ドラマとは「人間」を描くものです。
そして「個」をいかに出すかということです。
…略…
俳優の発掘されていない地を常に引き出したい
ごく平凡な人間の日常を淡々と描いてなお視聴者が深く共感する。
そこに山田太一ドラマの真骨頂(しんこっちょう)があるが、その出発点は、アメリカのテレビドラマの草創期に活躍したパッディ・チャイエフスキーが残した、こんな言葉があるという。
<テレビドラマの素材として、この人はなぜ人を殺したのかというより、この相手となぜ結婚したのかということの方が、ずっとスリリングで刺激的だ>
(『昭和のテレビ王』サライ編集部・編 小学館文庫 2017年)「若いときに、この言葉を読んで、これこそ僕が書いていこうとする足場だと強い感銘を受けたんです。なぜ、僕の叔父さんは毎年、忠実に同窓会に出て行くのか、ただそれだけのことのなかにもびっしりといろんなドラマがある。それに比べたら、殺人事件の犯人はだれかなんておもしろくない。少なくとも、僕の書きたいドラマではないと思ったんです」
山田太一の描くドラマには、犯罪ものがいまだにない所以(ゆえん)である。
くわえて、ある時期からストーリーにあまり重きを置かなくなってきてもいる。「筋書きを重視すると、視聴者は筋ばかりを追って、次はどうなるのとか、テンポが遅い、こんなとこでなにしてるのかとことになるでしょう。だから、ストーリーを追うようなものは推理小説とかに任せて、僕はテレビではもっと傍系の味わいを大事にしたいんですね。例えば妹の結婚式が近づいてきているのに、お姉さんは結婚してなくて、親たちも何かちょっとこだわりがある。当の姉には結婚したい相手もいなくて、街をひとりで歩いている。それだけで1時間ドラマをおもしろく見せてしまう、そういう力を持ったドラマを書きたいんです」 もとより、この人が描くドラマは綿密な取材によるリアリティーに裏打ちされている。
一例を挙げれば、平成14年11月30日に、NHK総合で放送されたドラマ『迷路の歩き方』は、生真面目な地下鉄の運転士を主人公に、混迷する時代の家族の絆(きずな)と生き方を問う力作だが、その脚本化にあたっては、実際の現場を周到に取材。
自ら地下鉄の運転士の横で試乗もした。
また、山田太一は脚本を、脚本を書き上げてから配役を決めることはしない。
いつも前もって役者を決めてから脚本を書き進める。
それがキメ細かな味わいを持った独自のドラマづくりの秘密の一端でもある。「テレビは舞台みたいに稽古がきちんとできませんから、俳優さんにまったく違うキャラクターになれというのは無理なんです。うんと単純な役は別にして、僕のようにストーリー重視じゃなく、細かな味わいを大事にしたい話の場合、その人の地にないものを演じろといっても型どおりのパターンの演技しかできないんですね。それでは堪えがたいから、どうしたらいいと考えたとき、やっぱり、もともとその人柄にあるもの、地で勝負してもらうのがいい。贅沢をいえば、その方がいままで演(や)ったことのないキャラクターなら、なお理想的なんです」 その一例がNHKの連続テレビ小説『藍より青く』(昭和47年)で主役の両親を演じた佐野浅夫と赤木春恵だ。
「おふたりは悪役が専門の俳優さんだったんです。いまは佐野さんも好々爺(こうこうや)になっていますけど、かつては映画『真空地帯』の下士官役なんかで、主役をぼんぼん殴る迫真の演技をなさっていた。そんな悪役だった方が人柄のいい役を演るほうがずっと複雑な味が出る。実際、『藍より青く』では赤木さんとの夫婦役が本当に素晴らしくて。だから、その人の地にあって、他の作家が発掘していない側面を常に引き出したいと思うんです」 先の『男たちの旅路』の主役・鶴田浩二も、東映のヤクザ映画の御大(おんたい)としてのイメージが専ら強かった人だ。
「僕が会いに行ったら、鶴田さんは延々と特攻隊の話をなさるんですね。それもわりに理屈っぽいことをおっしゃる。それが、この人の地なんだなというところから、ぴしっとした制服が似合う、少し頑(かたく)ななガードマンという役柄を考えたんです。そのころのテレビはごく当たり障りのない意見を言う時代になっていましたから、僕は逆に非常な偏見を言う主人公にした。例えば障がいのある人に対する偏見を鶴田さんに言わせる。ただ、それだけではバランスがとれないので、鶴田さんの言うことに反逆する若者を用意して、水谷豊さんに演じてもらったんです。このときは、鶴田さんはリハーサルからもうセリフをきちっと覚えてきて、とっても気持ちよさそうに演ってくださいました」 下町の一徹なオーダーシャツの職人の話『シャツの店』(昭和61年・NHK)の鶴田浩二の演技も絶品だった。
「松竹時代、鶴田さんは飄々(ひょうひょう)とした若旦那ものの軽いコメディーも演っていた。そういう味が出せたらと思って、いろいろ似合う職業を考えたんですが、江戸指し物じゃ似合わない。あの人はやっぱりモダンな感じがするから、オーダーシャツの職人の店にしようと。これはよかったなあ、清潔な感じがしてね。鶴田さんがミシンの前に座るだけで様になる。寸法を測るときとか、何もかもが格好いいんです。さすがスターだと思いました」 その打ち上げの日、時間に少し遅れて現れた鶴田浩二は、初めてこう打ち明けて、山田太一に握手を求めたという。
「じつは体の調子がずっと悪かった。でも、俺としては精一杯に演った。きょうは、これから入院するから、酒は飲めないいんだ、どうもありがとう」
それからほどなく、鶴田浩二は不帰の人となった。
俳優・鶴田浩二の魅力を十二分に引き出した、山田太一脚本の『シャツの店』が遺作である。
(『昭和のテレビ王』サライ編集部・編 小学館文庫 2017年) 今朝の父の一枚です(^^)/
第四巻 711
丹波大女娘子(たにはのおほめのをとめ)の歌
鴨鳥(かもとり)の遊ぶこの池に木(こ)の葉(は)落ちて浮きたる心我(わ)が思(おも)はなくに
鴨が遊んでいるこの池に木の葉が落ちて浮いている、あのように浮ついた気持など私は持っていません。
▽上三句は「浮き」を導く序詞。
「この池」とあるので、眼前の実景。
季節は秋か冬であろう。
「遊ぶ」という言葉を人間以外に用いた例は珍しい。
漢語「遊禽」「遊鳥」と関係あるか。
(『万葉集(一)』佐竹昭広他 校注 岩波文庫 2013年)