2019年11月17日日曜日

暖かい朝なので

青空で暖かな朝でした。
そのおかげかテントウムシに会えました。
テントウムシは、冬眠ばかりでなく夏眠もします。
というのはその時期、アブラムシが姿を消すからのようです。
私に似てテントウムシもアブラムシも暑さや寒さは苦手なのです(*´▽`*)
今朝のEテレ日曜美術館
光の絵画~ハンセン病療養所・恵楓園 絵画クラブ“金陽会”
思わず見入ってしまいました。
番組MCの小野正嗣さんも仰っていましたが
ハンセン病元患者の文学作品は読んだことがありますが
絵画作品は初めてみました。
来週日曜日午後8時00分から再放送があります。
昨日のニュースは、月曜日からワイドショーなんかで賑やかに放送されるでしょうね…

第6回 なぜ薬物使用疑惑をスクープにしてはいけないのか」(松本俊彦 Webナショジオ)
第1回~第5回までのバックナンバーもご一読ください)

先日、セサミストリートに新しい仲間Karliが加わったことを知りました。
番組が復活しないかな…

とにかくすごい!米国「セサミストリート」新キャラのお母さんは依存症です
(in a family way~完璧な自分じゃなくて、完璧に自分になろうよ)

親の依存症」(SESAME STREET in Communities

日本との違いを痛感します。
明日からの番組がどれだけひどいかが想像できる…
図書室で素敵な本に出会いました。
世界中の子どもの権利をまもる30の方法』です。
多くの人に読んでほしいなぁ…
最近、出版されたばかりなので「読者のみなさまへ」を転記したいと思いますφ(..)
読者のみなさまへ

 「あなたにとって一番大切なものは何ですか?」と聞かれたら、あなたは何と答えますか?
 3年前、カンボジアの小さな村で、子どもたちに「あなたの一番大切なものは何ですか?」と尋ねたとき、「権利です」と答えた子どもが何人かいました。
 そして、その理由を聞いてみると、1人の子どもは、「差別されなくなるから」と答えました。
貧しい家庭の子どもは差別されがちですが、この地域の子どもは物乞いにベトナムに行くことが多く、地域としても差別されていました。
 私は、1996年に国際子ども権利センター(シーライツ)に入ってから、ずっと子どもの権利のために活動してきたのですが、その言葉を聞いたとき、はっとさせられました。
その子は普通に答えていたのですが、「なるほど」と改めて思いました。
(『世界中の子どもの権利をまもる30の方法
  認定NPO法人 国際子ども権利センター 編 合同出版 2019年)
私が子どもの権利が重要だと思うようになったきっかけは、1989年、イギリスの書店で見つけた一冊の本でした。
ちょうど国連で子どもの権利条約が採択される直前で、本にはそのことが書かれていました。
そして、子どもを支援するプログラムは子どもを主人公にするものがあり、子どもの権利を大切にすることで子どもが主人公になれることがわかりました。
その本を翻訳し、翌年『未来を奪われた子どもたち―地球の子どもに権利をとりもどす』(原題 Broken promise' 1990年、明石書店)というタイトルにして出版しました。
 それから2年後にインドで暮らし始めましたが、そこで、子どもを主人公にし、子どもとともに児童労働問題を解決しようとしている2つのNGOに出会いました。
そのNGOのスタッフと子どもたちから、子どもの権利がいかに大事かを学びました。
社会から蔑まされてきた子どもたちは、権利を学び、権利を使えるようになることで、自分たちにも状況を変えることができると自信をもつようになっていました。
 差別を受けてきた子どもたちは、集会・結社の自由の権利を使い、学ぶ権利、保健医療を受ける権利、搾取を受けない権利など、当たり前のことを要求し、社会に訴えていました。
それだけでなく、同じように権利を侵害されている女性や少数民族の人たちに思いを寄せるようになっていました。
 その後、カンボジアをはじめ、いくつかの国で子どもたち自身が自分の権利を力強く訴えるのを見てきました。
 一方、今年、子どもの権利条約が国連で採択されて30年、日本が批准して25年になり、子どもの権利を総合的に実現しようとする条例をつくった自治体も増えていますが(2019年4月現在、48自治体。子どもの権利条約総合研究所調べ)、多くの子どもが自分たちの権利を知らされていません。
また、学校の先生や子どもに関わる人々がどれだけ権利に基づいた実践をおこなっているかというと、まだ限られているように思えます。
さらに、一部では、いまだに子どもの権利を子どもに教えるとわがままになるという誤解をもち、子どもに権利など必要ないという人もいます。
 もっと子どもの権利をきちんと知らせ、権利を使って発言をした子どもが社会のため、ほかの人のためにどのような行動をとっているのかを広める必要があるのではないか。
そんな思いから、節目の年である今年、本書を出版することにしました。
 本書は、私が所属する国際子ども権利センター(シーライツ)に関わる人と、私やシーライツ顧問の荒牧重人さん(山梨学院大学教授。子どもの権利条約総合研究所代表)が知っている、国内・海外で子どもの権利に関わる仕事をしている人に依頼して執筆してもらいました。
 子どもの権利条約に書かれているすべての権利をカバーすることはできませんでしたが、なるべき多くの権利を紹介し、子ども自身が自分や友だちの権利を守ったり、海外の子どもたちの権利を実現するためにアクションを起こしたりできるようになることを願っています。
 最初は、『子どもが自分たちの権利をまもる30の方法』というタイトルを考えていましたが、子どもの権利は子どもだけで守るものではなく、大人と子ども両方がともに実現していくものなので、『世界中の子どもの権利をまもる30の方法』にしました。
 また、いま多くの人が関心をもって、達成に向けて力を注いでいる「持続可能な開発目標」( SDGs/エスディージーズ)と子どもの権利がどのように関係しているについても、できる限りふれるようにしました。
なぜなら子どもの権利を実現しようとすることがSDGsの達成につながり、SDGsを達成しようとすることが子どもの権利の実現にもつながるからです。
そして、何よりも、SDGsは子どもや若者のちからがなければ達成できない目標だからです(☆1)。
 多くの子どもがもっと自分を好きになり、自信をもち、意見をいうことができるようになり、自分とは違う相手を認めながら社会に参加することを願っています。
そのため、本書では、一人ひとりができるアクションのヒントも示しています。
 さまざまな背景をもつ子どもが、ありのままの自分に価値があることを認められ、ちからを発揮できれば、カラフルな色であふれる誰もが生きやすい社会になるのではないでしょうか。
 本書を読むことで、「子どもをだれひとり置き去りにしない、みんなちがっていることが大切にされる社会を築こう」と思う人が増えたら、うれしく思います。
 本書の刊行に当たり執筆に協力してくださったみなさま、編集に尽力してくださった合同出版の坂上美樹さま、鈴木庸さまに厚くお礼を申し上げます。
 2019年10月
  認定NPO法人子ども権利センター(シーライツ)代表理事 甲斐田万智子
☆1) 
 2019年1月、国連・子どもの権利委員会が日本政府にあてて書いた勧告においても、SDGsとの関連が強調されています。
これは、国連・子どもの権利委員会が、日本における「子どもの権利条約」実施状況を審査した際に出され、「総括所見」と呼ばれているものです(今回は第4回・第5回定期的報告書を合わせておこなわれた審査)。
 この「総括所見」では、合計10のパラグラフでSDGsにふれています。
たとえば、パラグラフ35では、SDGsのターゲット5・6(性と生殖に関する健康および権利へのアクセス)を達成するために、思春期の早期妊娠と性感染症を予防するための性教育(正確には性と生殖に関する健康および権利に関する挙育)を学校で必須カリキュラムとして実施するべきだと勧告されています。 
(『世界中の子どもの権利をまもる30の方法
  認定NPO法人 国際子ども権利センター 編 合同出版 2019年)
今朝の父の一枚です。
メタセコイアの根がポコッと出ていて達磨さんのようでした。
何気にとったようですがメタセコイアは「生きた化石」と呼ばれます。
メタセコイアは示準化石?」(日本植物生理学会)