2019年10月5日土曜日

調節が難しい…

おなじみさんと話をしていたのは
寒いと思って着込んで来たら暑い…
と、言うことで一枚脱いでおられた。
5時前に戸を開けると寒いなと思ったのですが
歩いていると暑かったです(^-^;

関電幹部ら 高級スーツの仕立券使用「儀礼の範囲と考えた」〟(NHK)
なんか金銭感覚が違うとこうなるのかな…
一連のニュースを見ていると関電が原発再稼働を急いでいたのかが分かるような気がする。
不時現象のソメイヨシノ
こちらも早まっている…
厚労省 インフルエンザのワクチン 前倒し供給を依頼」(NHK)
来月の診察日に、予防注射をしようと思っているのだけど…
昨日の記事で「蜂の報恩譚は民話に多い。」と転記しましたが、
よく知られている民話に「わらしべ長者」があります。
わらしべ長者
 むかし、貧しい家の末息子(すえむすこ)がいた。
父親が死ぬとわずかばかりの財産は兄たちが取り、末息子は藁(わら)一本に一文銭をもらって家を出た。
 道を行く途中で村のわらしどもが騒いでいた。
蜂の巣を見つけて、石を投げたり小便かけていじめているから、末息子は一文銭をわらしに与え、生き残った一匹の蜂を山へ放してやった。
(『日本の民話 5 長者への夢
  瀬川拓男・松谷みよ子編著 角川書店 昭和48年)
 旅を続け、大きな町の大きな屋敷の前を通りかかると、門前の高札に人が騒いでいた。
何事かと尋ねると、この長者の家に三人娘がおるが、姉娘の婿捜しをしているとこだと教えてくれた。
 なら、おらが婿になるべと申し込むと、長者が出て来て末息子にいった。
 「よく来てくれた。これまで星の数ほども男が来たが、娘の婿ほどになる男はいなかった。もし婿になりたければ、藁一本を千両に売ってこねばならね、それができるか」
 末息子はちょうど一本の藁を持っていたから、
 「そう思って、このとおりわらしべを用意して来た。これを千両に売ってきますべ」
 そういって長者の家をあとにした。
  一本の藁が千両
  一本の藁が千両
 いいながら行くが行くと、向うから朴葉(ほおば)拾いの女が来た。
風に朴の木の葉が飛ばされそうなので、末息子は一本の藁を与え、これでくくるがよがすといった。
女はお礼に二枚の朴の葉をくれた。
  二枚の朴の葉が千両
  二枚の朴の葉が千両
 今度はそういいながら行くが行くと、向うから味噌(みそ)売りがやって来た。
  三年味噌ア
  三年味噌ア
とどなっているが、味噌の入れ物にはふたも何もなかった。
末息子は朴の葉を二枚与えて、これを味噌の上にかけておくがよがすと教えた。
味噌売りはお礼に三年味噌の玉をくれた。
  三年味噌が千両
  三年味噌が千両
 そういいながら行くが行くと日も暮れた。
 あるりっぱな家に泊めてもらうと、夜中になって家の人が騒ぎだした。
廊下を駆けて行く者があるので、出てみるとこの家の女房だった。
 「何をそんなに騒いでいなさる」
 末息子が尋ねると女房はいった。
 「家の主人が今にも死にそうです。三年味噌をどうしても食いたいというとりますが、あいにく切らしておるため、どうすべかと騒いでいたのす」
 「なら心配いらねです。おらの三年味噌をあげますで」
 三年味噌を食ってからは、どういうわけか旦那の病気もけろりと治まった。
旦那さまはたいそう喜んで、
 「あんたのおかげで命も助かった。命を金に替えることはできねども、これだけでも受け取ってくなさい」
と、惜しげもなく千両箱を末息子に与えた。
末息子は千両箱をかついで長者の屋敷へもどった。
 「ほい、一本の藁を千両!」 
 どんと千両箱を置くと、長者はふうんとうなっていたが、やがてあらたまっていった。
 「おまえは見どこのある男だが、まだこれだけでは娘の婿にするわけにもいかん。今度は家の裏山の唐竹(からたけ)林へ行って、唐竹が何本あるか数えてけろ。ええな、日暮れまでだぞ」
 末息子は裏山へ行ったが、唐竹林はどこまでも続いておった。
 「これではとても数えきれね。一日や二日(ふつか)では無理だべ」
 あっけに取られていると、そこへ一匹の蜂が飛んで来た。

  三万三千三百三十三本 ブンブンブン
  三万三千三百三十三本 ブンブンブン

 末息子はすぐにもどって、
 「あの唐竹の数は三万三千三百三十三本でござい」
といった。
長者ぽんとひざを打って、
 「よく数えたもんだ。まずまず首尾よく難題を解いたで、最後に一つ、三人娘のうちどれがおまえの嫁になるかあててもらおう。それさえできれば今度こそ婿にもらうべ」
 娘三人が座敷から出て来て、縁側にそろってすわった。
どれもよい娘だった。
はて、右の娘か、中の娘か、左の娘かと迷っていると、またしても一匹の蜂が飛んで来て、

  なかそだ ブンブンブン
  なかそだ ブンブンブン

と、末息子の耳もとで教えてくれた。
ははアと気づいて、
 「中の娘であります」
と答えると、長者はやんやと手を打って喜んだ。
 「おまえはたいした力のある男じゃ。たび重なる難題をよく解いた。娘はおまえのもの、おまえは長者の家の跡取りじゃ」
 やがて長者の家を継いだ末息子は、長者の中の大長者となり、わらしべ長者と呼ばれて末長く栄えたという。
  東北地方・昔話 瀬川拓男
(『日本の民話 5 長者への夢
  瀬川拓男・松谷みよ子編著 角川書店 昭和48年)
今朝の父の一枚です。
風車の丘ではコスモスがちらほらと咲き出しました(^^)v