2019年10月24日木曜日

雨の合間に…

朝、雨が降っていて散歩を諦めかけたのですが
朝食を食べている間に止んでくれました。
曇り空で風が吹いていて寒さを感じましたが
歩いている間にウィンドブレーカーを脱ぐほど温かくなりました。
大阪は、いまのところ影響がないけれど…
台風21号 小笠原が暴風域に 別の低気圧で西~東日本 雨に警戒」(NHK)
昨夜の〝又吉直樹のヘウレーカ!「あなたは何色に見えますか?」
つい誤解してしまうのが、この世界が他人も自分と同じように見えていると思うこと…

「色は脳の中で作られている」というのだ。
それゆえ色の受け止め方は人それぞれ。


草木染には殺菌効果もあるんですね!
再放送は、今夜、午前0時25分からです。
なんかキクラゲに似ているようなんだけど素人判断は危険です…

毒キノコによる食中毒に注意しましょう」(厚生労働省)
 『<こころ>の定点観測』より
なだいなださんの
社会が病むということ――個人の異常と社会の異常
の続きを転記しますφ(..)
 ぼくはそこで一息入れて、通信社の記者に質問した。
 「また話を変えます。自殺する人間は精神的に健康だと思いますか」
 「いいえ。精神的に弱い人が自殺するのだと思います」
 思ったとおりの答えが返ってきた。
(『<こころ>の定点観測』なだいなだ編著 岩波新書 2001年)
 「でも、ぼくたちが若いころは、おれは勇気がないから自殺もできない、なんていってましたよ。社会の常識が変わったんですね」
 「だと思います」
 「ぼくたちは戦争時代の人間です。兵隊も一般人さえも、捕虜になるよりは自殺せよ、といわれていた。自殺できないものが、勇気がないと見られるような常識があったのですね」
 「わたしは戦争を知らない世代の人間ですから知りませんが、そうだったのでしょう」
 「それが、戦後になって、だんだんと自殺は精神科医の扱う分野だということになったから、病気、欠陥、弱さ、ととらえられるようになった。ところで今は自殺が多いと思われますか」
 「ええ、少し増えているんじゃありませんか」
 「少しですか」
 かれは、最初に殺人犯の統計で失敗したので、警戒するように、答えをためらった。
 「去年の数字は出ていませんが、おととしは、戦後で最高になったのです。3万1734人。それまでは2万台でしたが、初めて3万台になったのです。前年より8000人増加です。交通事故の2倍から3倍ですね。マスコミは少年問題ほど騒ぎませんが」
 「これから取り上げます」

 「で、自殺者は若者に多いと思いますか」
 「ええ。若者は精神的に弱いですから。すぐ死んじゃう。そんな気がします」
 「ところがそうではないのです。ぼくが若いころは、1955年から60年までのころですが、自殺は全体で2万3000から2万4000くらいありました。当時、30歳以下が50パーセント。しかし90年代になると、50歳以上が60パーセントです。30歳以下は12パーセントしかありません」
 「自殺するのは精神的に弱いといえるとしたら、今の若者ではなく、50歳以上が弱いということになりますな」
 「ええ。でも1998年には、前年より8000人あまり増えたといいましたが、精神的に弱い人が急に増えたと考えるべきでしょうか」
 「そんなことはないでしょう。むしろ別の原因を考えるべきです」
 「じゃあ実際に調べてみます。リストラで職を失い、ローンの返済に困った人、サラ金からの借金の取り立てに追われて切羽詰まったケースなどが多いのです。そこでも、社会のくるいが顔を出します。中高年が一番再就職が難しいのに、リストラの効果が一番上がるのが中高年だという論理から、企業はかれらをターゲットにする。これでは自殺を増やそうとしているようなものです」
 「でも企業は、今はそうせざるをえないでしょう」
 「それが企業の常識ですね。でもそれが常識だとしたら、自殺を増やしたのは企業の常識ということになりませんか。国は銀行に税金をつぎ込み、銀行はそれをサラ金に融資する。税金を注ぎ込まれた銀行は、リストラにあった中高年のローンを肩代わりするかわりに、サラ金にとりたてさせるのです。それを社会がくるっているととらえることはできませんか」
 「なるほど、個人を中心に考えると自殺が増えただけだけれど、社会を中心に考えれば、社会が自殺を増加させたのですね」
 「そういうことです」
  「これまでは、個人のくるいの方にしか目を向けませんでしたが、社会のくるいの方に目を向けねばなりませんね」と記者は答えた。
そして電話を切った。

  *

(『<こころ>の定点観測』なだいなだ編著 岩波新書 2001年)
キリの花の蕾があるので来年は花を咲かせてくれるかな?

こんなニュースがあります。
ベルギー 元パラリンピック陸上選手の女性が「安楽死」〟(NHK)
自殺と安楽死は同じでしょうか?
幡野広志さんも問題提起をされています。
今朝の父の一枚です。
あまりにも何かの顔に見えるので父は、手を加えたのかなと思い公園事務所に聞きに行きました。
すると、何の加工もせずに展示しているそうです。
説明板にはこんな内容が書かれています。

~台風21号で倒木被害にあった「ユーカリ」~
平成30年9月4日の台風21号によって、鶴見緑地も大きな被害を受けました。
樹木は約4,000本の倒木等の被害がありました。
展示物は、倒木したユーカリの根株(ねかぶ)で、樹高約20メートル、幹周(みきしゅう)約3mもの大木でした。
当時の被害の大きさを物語っています。
(展示物)
樹 種:ユーカリ
樹 高:約20m
根 株:約3t
幹 周:2.5m