2019年10月30日水曜日

霧がでると

4時30分ごろになんかミシッと揺れたように感じました。
京都・亀岡で震度3 大阪・高槻や兵庫・三田で震度2」(京都新聞)

今朝は濃霧注意報が出ていました。
霧がでると青空が見える(^^)v
楽しい気象学入門 -第2回- 朝霧は晴れ」(森朗)
10月30日
  教育勅語(ちょくご)が出された。 1890(明治23)年
 初の帝国議会の開会を一カ月後にひかえたこの日、政府は「教育ニ関スル勅語」を発布した。
これは明治天皇の側近で儒学者の元田永孚(もとだながざね)や法制局長官井上毅(こわし)が中心となって草案をつくった、教育の指針である。
 そこには「父母ニ孝ニ兄弟(けいてい)ニ友(ゆう)ニ」というような人間として守るべき道徳もとかれているが、その根本のねらいは、忠君愛国・滅私奉公の精神を国民の心の奥に植えつけることにあった。
教育勅語は日本中の学校に配られ、祝日などの式典で校長が「奉読」し、生徒はみなこれを暗誦(あんしょう)させられた。
 敗戦後の1948年国会で失効が決議された。
(『カレンダー日本史 岩波ジュニア新書11』永原慶二 1979年)
教育ニ關スル勅語(明治二十三年十月三十日)」(文部科学省)
教育勅語を父も母も暗誦させられたのです。
難しい漢字が並んでいて読むことも難しいので
作家、高橋源一郎氏の現代語訳「教育勅語」が話題!!」(AERAdot. 2017.04.20)
(文部省図書局「全文通釈」も載っています)

新刊の〝一億三千万人のための『論語』教室〟(河出新書)に収録されているそうです。
緒方貞子さんが亡くなられた。
いろんな方の追悼記事が載っていますが、心をうった記事に…

緒方貞子さんが亡くなった。」(よしログ note)

そして中満泉さんの一連の呟きも…
先月の記事ですが
男性国家公務員の育休取得 昨年度 初の2割超に」(NHK)

関連して『正月はなぜめでたいか――暮らしの中の民俗学』より
「亭主のつわり ラマーズ法の日本版」を転記したいと思いますφ(..)
ちなみにこの本は1985年に出版されています。
亭主のつわり ラマーズ法の日本版
―出産を共に案じ苦しむ
 出産に関しては、出産の苦しみが一人女房の側にのみかかっているように見えるところから(実際、女房は大きな負担を負わされているのであるが)、明らかに女房の発言権が強く、また「亭主は何もかまってくれずノホホンとしてい」、「女だけが苦しむのは割りに合わない。女は損だ。……」など、女房族の愚痴が絶えないようである。
(『正月はなぜめでたいか――暮らしの中の民俗学
  岩井宏實 大月書店 1985年)
 なるほど、現代社会では近代設備の産院で診断がなされ、分娩がおこなわれ、亭主が手をかす必要もない状況が、なおさら出産と亭主の関係をうすくしているようである。
しかし、それだからといって、亭主がわが子が生まれるのに無関心であるはずはないし、また女房のことを案じないはずもない。
実は女房本人のように明らさまにふるまえないが、むしろ、それなればこそよけいに案じているのである。
 古代貴族や上層武家のように「腹は借りもの」という階層は別として、古来、庶民の世界では、ひとしく亭主たるもの女房とともに喜び、案じ、苦しんだのであった。
そうした事例はいたるところに見出されるが、その一つに亭主のつわり(悪阻<おそ>)がある。
女房がつわりで苦しんでいるとき、亭主も女房と同様の病状を呈し、すっぱいものが食べたくなるとか、何となく気分がすぐれずブラブラする場合がある。
クセヤミ、トモヅワリ、アイヅワリなどと呼ぶ。
未開人の間でも、女房が妊娠すると亭主が産褥(さんじょく)につくまねをする風習がある。
ツワリをクセという地方はもっぱら東北一帯にわたっているし、宮城県の石巻ではたんにクセとのみいい、岩手県の上閉伊(かみへい)ではクセヤミ、同じく紫波(しわ)地方ではクセヤヒという。
 こうした現象は、神経の細かい亭主が妻にたいして示す、一種の愛情のかたちであり、いわばノイローゼにすぎないものであるとしても、亭主の女房にたいする愛情、出産にたいする関心を認めないわかにはいかない。
●―出産と迷信
 こうした心理的関与のほかに呪術的な関与もある。
女房が難産のとき、亭主がウス(臼)を背負って家の周囲を回るとか、ウスを背負って屋根に上るという奇妙な風習がある。
それは生まれてくる赤子はまだ肉体の塊(かたまり)にすぎず、霊魂がはいってはじめて人間になる。
難産というのは、その霊魂がなかなかこないための現象だとされ、亭主がウスを背負って歩くのは、赤子に入るべき霊魂を迎えにいく作法である。
古来日本人は穀物の生命と人間の生命を渾然一体と考えていたので、穀霊の入れ物、穀物を調整するウスで、人間の霊魂を生成しようとしたのである。
 双子が生まれた際、亭主が屋根に上って「俺の嫁は双子を生んだぞ」と大声で叫ぶ風習も、予期していなかったもう一つの霊魂を迎えるための呪法である。
またアトザン(胞衣<えな>)がなかなか下りないとき、奈良県吉野郡の十津川では、亭主がフルイをかぶって、ぞうり片足、げた片足にはいて、産婦の寝ている屋根にのぼり、上から「オリタカオリタカ」と叫ぶ、下から「オリタオリタ」と返事すれば早くおりるという。
こうした重要な呪術はみな亭主の手によっておこなわれたのであった。
●―夫にも産休を
 さらに、亭主が実際に分娩に関与することもある。
今日ではもう、ほとんどが近代的な病院で分娩するが、一世代前ではトリアゲ婆さんといって、巧者な老婆や出産の経験の多い人にたのんでトリアゲてもらうことが多かった。
しかし、そうした人が近くにいないところや、草深い村々では、亭主が産婆のかわりにトリアゲをしたこともあった。
今も十津川地方の奥には、「ワシは親父にトリアゲてもろたんや」という人がいる。
 こうしてみると庶民の世界では、出産ということも、けっして女房ひとりが苦しみを味わい、亭主は知らん顔の半兵衛をきめこんでいたのではなかった。
亭主もそれなりに出産という大事に関与し、むしろひそかに苦しみをともにしたのであった。
女房のつわりや分娩、その他、妊娠期間中のいろいろの苦難が亭主が公然と仕事や勤務を休んで力を貸したり、いたわることのできにくい現代社会のシステムにこそ問題があるようである。
 今日では婦人の産休は法律で認められているが、夫の産休はごく最近までなかった。
近頃一部の地方公共団体などで夫の産休が二、三日だけ認められたようであるが、これなども、もっと日数をふやさねばなるまい。
また官公署の組合で、妊婦のつわり休暇を要求しているようであるが、これも当然認められるべきであろう。
ついでに夫のつわり休暇というのは、世の亭主族、いかがであろうか。
(『正月はなぜめでたいか――暮らしの中の民俗学
  岩井宏實 大月書店 1985年)

〇 〇 〇 〇

午後から心臓リハビリでした。
今日で、今年のリハビリは終了です。
最後なので自転車こぎをしながら心電図をとってもらいました。

リハビリは以前よりも期間が短くなっています(6ヶ月から5ヶ月に)。
それは医療費削減の一環としてだと思いますが、
行っていることはスポーツジムでも出来るのではないかと思われがちですが
日本心臓リハビリテーション学会の「よくあるご質問」に違いが書かれています。
心臓病の基礎知識 – 心臓リハビリって何?Q.8

消費税が増額になりましたが、
“病院再編” 全国424病院 実名公表で広がる波紋 各地の声は」(NHK)

“再編必要” 公表された病院一覧 全国424の公立病院など」(NHK)
というニュースを見ると消費税は何に使われるのでしょうと怒りがわいてきます。
首相がアメリカ大統領の言いなりになって高額の武器を購入するために使われていると思うのは間違っているでしょうか?
教育や医療、介護の予算が増えると言っていなかったですか?

最近気になっていたことをNHKおはよう日本で特集していました。
SNSで拡散 危険あおる“不確かな医療情報”
その中で小児科医の森戸やすみさんがblogなどで啓発活動をされていることが紹介されていました。
Twitter「森戸やすみ˙ᵕ˙♡子どもの病気とホームケアBOOK

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