2018年5月9日水曜日

天気だけでなく季節もコロコロ変わるような…


今朝も雨がポツポツ降っていましたが
公園に着くと傘をささなくても歩けました。
それにしても気温差が激しいです(゜o゜;)

つぶらなる朱の果(み)ひとつうつつなれ瞬く間をも消えゆかむとす
(『明石海人歌集』)
柿の花土塀(どべい)の上にこぼれけり
(『子規句集』)
  卯の花腐(くた)し寝嵩(がさ)うすれてゆくばかり

 昭和22年作。
痩せ細ってゆく自分を冷静に「寝嵩うすれて」と表現している。
もともと秀野は小柄な上に肥満タイプではない。
このたびも持病の腎臓病が追い討ちかけたのであろう。
(『石橋秀野の100句を読む』)
巻第十(夏の雑歌) 1967
かぐはしき花橘を玉に貫(ぬ)き送らむ妹(いも)はみつれてもあるか

かぐわしい橘の花を玉に通して贈りたい、と思う妹はやつれているだろうか。
▽結句の動詞「みつる」は、719では恋ゆえにやつれることを言っていた。
ここも同様か。
(『万葉集(三)』)
カワラヒワが食べているのはノザワナの実です。
ノザワナは天王寺蕪がルーツだったのですね(°°)
野沢菜伝来の記念碑が建立!」(四天王寺の活動報告ブログ)
あとがき

もしもあの戦争がなかったら……
もしもユダヤ人というだけで捕らえられ、
生命を奪われなかったら……
もしもアンネが戦後も生き延びられていたら、
彼女は50年以上は活躍できたはずです。
そしたらきっと彼女はジャーナリストか、作家になって
平和や人道主義、自由や正義、
女性や子どもたちの権利や幸せに関してたくさんの文章を書いたでしょう。
たぶん素晴らしい童話や、もしかして絵本も作ったかもしれません。
そして、結婚し、子どもを持ち、
今頃は孫たちに囲まれた素敵なおばあちゃんになっていたことでしょう。
惜しいことにそれらすべてが、
戦争と人種差別のために実現しませんでした。
しかし、『アンネの日記』は
それらすべてに匹敵するだけの奇跡のような日記文学です。
その人類への貢献や影響力は、
サン・テグジュベリの『星の王子様』にも
比すべきものがあるとさえいえるでしょう。
そのアンネを讃え、彼女の思いを後世に伝えていくのに、
美しく、活力に溢れた黄色い「アンネのバラ」こそ
ふさわしいものではないでしょうか。
(『アンネのバラ』葉祥明 2002年)
“こころの時代~宗教・人生~ 「紛争の地から声を届けて」”を見てほしいです。
5月12日(土曜日)午後1時からEテレで再放送があります。
巻第二十 4352  天羽ノ郡上丁丈部ノ鳥(はせつかべノとり)
道の辺(べ)の茨(うまら)の末(うれ)に延(は)ほ豆の、絡(から)まる君を、はかれか行かむ

通り路の傍の野茨のさきの方まで、伝い蔓(はびこ)っている豆ではないが、
わたしと二人、絡みおうているいとしい方の手を、別れて行かねばならぬのか。
(『口訳万葉集(下)』)
プリンセス・サヤコ( Rosa ‘ Princess Sayako ’)
 フランス メイアン 1982年作出
ネコノツメ(ノウゼンカズラ科)
黄菖蒲の字を習ひをる茶店の子  富安風生
(『現代日本文學体系95 現代句集』筑摩書房 昭和48年)
アオサギが真剣な目つきで…
  ただ双松(そうしょう)の砌(みぎり)の下(もと)に当(あた)れるあり 
  更(さら)に一事(いつし)の心の中(うち)に到(いた)るなし   白(はく)

〔現代語訳〕私には、砌石(みぎりいし)のもとに並んで立つ、
たった二本の松があるだけの簡素な生活です。
心の中にはひとつの気がかりなこともありません。
〔語釈〕○砌(みぎり) 軒下の敷石。「水限(みぎり)」の意。
〔参考〕『白氏文集(はくしもんじゅう)』「新昌坊間居」と題する七律の一聯。
閑職に移り、長安城内に新居を構えた楽天が、閑居の心境を述べ親友を招いた詩である。
わが国でも閑居の句題としてとらえ、『拾玉(しゅうぎょく)集』には
庭の松よおのが梢(こずゑ)の風ならで心の宿をものぞなき」、
『拾遺愚草(しゅういぐそう)』員外雑歌に
我宿の砌に立てる松の風それより外は打(うち)も持たれず」とある。
(『和漢朗詠集』)
ハルニレだと思いますが…

大楡(おおにれ)の新しき葉を風揉めりわれは憎まれて熾烈(しれつ)に生たし
(『中城ふみ子歌集』)
花落ちて青雲(あをぐも)なびく樗(あふち)  西山宗因(にしやまそういん)

(おうち)の木に高く咲いていた淡紫色の花は落ちてしまい、
梢の向こうには青空がひろがっている、の意。
花期の終わった樗はいよいよ緑濃く、その果ての青空はもうすっかり真夏である。
印象的な夏の情景が描かれている。
ただし「青雲なびく」というのは、樗を「雲見草」といったことに関係があるか。
季語は「樗の花」で夏。
(『近世俳句俳文集 日本古典文学全集42』
    栗山理一他校注・訳 小学館 昭和47年)
婦人の追悼
そのわかれ浮艸(うきくさ)の花けしの花  千代尼句集
(『古典文学大系13 中興俳諧集』
   鳥居清 山下一海校注/集英社 昭和45 年)
今朝の父の一枚です。
色が白っぽいようですが春型のゴマダラチョウかな?

2 件のコメント:

  1. こんばんは~

    >天気だけでなく季節もコロコロ
    ほんとうに。。。(^-^;
    朝の雨が止んだら、暑いくらいの日差し。。。
    夕方からまたまた肌寒くなる。。。
    男心、女心、以上です。(笑)

    山桜桃梅、もう赤い実をつけているんですね。
    近くに植えているところがないので季節を忘れていました。
    懐かしいです。
    子供の頃の貴重なおやつでした。(^-^;

    プリンセス・マサコは、聞いたことがありましたが、プリンセス・サヤコというバラもあるんですね。
    素敵なバラですね。

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    1. カイさんこんばんは(*^O^*)/
      今朝も曇り空で寒かったです…
      >男心、女心、以上です。(笑)
      たしかに(^_-)

      >子供の頃の貴重なおやつでした。(^-^;
      自然に恵まれていたのですね(^。^)
      ここらは、無花果畑はあったけどおやつにはできませんでした(^^ゞ

      バラを見ても名前が覚えられないので書いてあっても読まずにいたのですが、
      「プリンセス・サヤコ」という名前に気がつきました。
      紀宮さまは、優秀な方なのに
      皇族を離れられたのがもったいないですよね。

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申し訳ありませんが,日本語だけを受けつけますm(_ _)m