今にも降り出しそうな空模様でしたが、
散歩中は時おり日ざしがとどきました。
巻第五 798 山上臣憶良(やまのうへのおみおくら)
妹(いも)が見し楝(あふち)の花は散りぬべしわが泣く涙(なみだ)はいまだ干(ひ)なくに
妻の見た栴檀(せんだん)の木は落花のけはいを見せる。
悲しみのわが涙もまだ乾かないのに。
楝 センダン。
「ぬべし」は殆ど散りそうでまだ散っていない状態。
散れば、思い出のよすがを失う。
(『万葉集(一)』)
「大岡信の万葉集展 旅人と憶良」(2頁を参照してください)
アンネのバラとは
1972年、アンネ・フランクの父親オットー・フランク氏より、日本に10本のバラの苗木が送られ、
そのうち1本が生き延びて、次の年、オレンジにイエローがかった美しい花を咲かせました。
つぼみの時は深紅で、花が開き始めると、オレンジ、イエロー、
そして淡いピンクと変化していき、
清楚さと気品、そして明るさという、アンネの性格や人柄を思わせ、
またその色彩の変化が神秘的と感じられるほどに、鮮やかなバラです。
その後、1976年に再び10本のバラが送られ、京都で接ぎ木され、
この30年の間に、平和と自由という“アンネのバラ”に託された祈りに共感した人々によって、
日本各地に広がっていき、今では1万本以上になりました。
(『アンネのバラ』葉祥明)
プリンセス・マサコ( Rosa ‘ Princess Masako ’)國枝敬司
なきがらに薔薇ささげよといふ声す愛せし一花(いちげ)夏ばらの朱(あけ) 遠山光栄
(『昭和萬葉集 巻十五 昭和元禄 昭和43年~44年』講談社 昭和55年)
サラサウツギ(アジサイ科)
うのはなは日をもちながら曇りけり 千代女(ちよじょ)
○うのはな―卯の花。夏の季題。
◇白い卯の花のところだけ明るく見ている、曇り日のさま。
初夏の一情景が巧みによみとられている。
(『近世俳句俳文集 日本古典文学大系92』
阿部喜三男・麻生磯次校注/岩波書店 昭和39年)
白罌粟を甕には挿せど病み重る友の瞳にうごくものなし
(『明石海人歌集』)
大和路(やまとぢ)の宮もわら屋もつばめ哉
[訳]大和路の神社にも藁屋にも、飛ぶ燕よ。
[季]「つばめ」春。
[語]大和路―京都の五条口から伏見・木津を経て大和へ向かう道。
[解]燕に託したささやかな願い。
蟬丸「世の中はとてもかくても同じこと宮も藁屋もはてしなければ」(新古今集)をふまえて、
燕がどこでも自由に飛び交うように、どこにも同じように春が訪れる。
(『蕪村句集 現代語訳付き』)
睡蓮の隙間の水は雨の文(あや) 富安風生
(『講談社版 カラー図説日本大歳時記[座右版]』 昭和58年)
カルミア(ツツジ科ハナガサシャクナゲ属)
蕾を見ているとチョコレートを思い出す(^_-)
ヒヨドリが「枇杷の実は、まだ青いな…」と見つめていました(^。^)
こんにちは~=^_^=
返信削除バラは五月いっぱいが見ごろでしょうか?
色んな種類があって見ごたえもありますよね
カルミアって可愛いお花なんですね変わっていていいです=^_^=
蘭☆☆さんこんばんは(*^O^*)/
削除今年はなんか5月いっぱいもたないかもしれません…?
暑い時は5月と思えない暑さになりますから…
バラの花は種類が多く、説明板を見ても覚えられません(^^ゞ
カルミアをはじめ園芸種はいろんな花があります。
その種類の多さに調べることができない場合が多々あります(^0^;)