2018年5月22日火曜日

巣立ったんだ(^。^)

今朝も晴れて日ざしが強く風もかなり吹いていました。

吐き棄つる種(たね)つややけき枇杷食めば夕やみの死者ら樹を揺さぶれり  前 登志夫
(『昭和萬葉集 巻十五 昭和元禄 昭和43年~44年』講談社 昭和55年)
手に乗れば蝌蚪(かと)ぱくぱくと丸き口
(『俳句で綴る変哲半生記』)
てんぐちょう【天狗蝶】
テングチョウ科の蝶。
下唇鬚(かしんしゅ)が左右合して頭の前方へ長く突出するのでこの名がある。
開張約5センチメートル
成虫で越冬し、幼虫は榎(えのき)の葉を食う。
(『広辞苑 第六版』)
エゾミソハギ(ミソハギ科)も咲き出しました。
  睡蓮の円錐形の蕾浮く池にざぶざぶと鍬洗ふなり  石川不二子(いしかわふじこ)

 石川不二子は東京農工大農学部の学生であった昭和29年(1954)、
「短歌研究」第一回50首詠に応募して、推薦となった。
その折りの歌である。
ちなみに、このときの特選は中城ふみ子の「乳房喪失」であった。
 農学部の学生としての実習である。
土のついた鍬を池で「ざぶざぶと」洗うのである。
やっと実習が終ったという実感、その余裕が池に咲く睡蓮の花に目を向けさせる。
上句「睡蓮の円錐形の蕾浮く」が描写としてすぐれていよう。
池に咲く睡蓮は歌の素材としてよく詠われても、蕾が詠われることは比較的少ない。
その蕾を「円錐形の」と形容したのは、いかにも理系の女子学生の視線である。
 石川不二子には、多くの女性の歌が持っているような過剰なまでの情緒への傾斜が少なく、
簡潔で的確な対象の把握に清潔感が漂う。
それは若い一時期だけのことではなく、生涯を通じて、むしろ禁欲的なまでに、
過剰な抒情を抑制しつつ詠いつづけた歌人であったと言えよう。
(『現代秀歌』)
花言葉は「節制」だそうです(^-^)
「どうするんだろう…」と不安気に見上げている。
「こわいなぁ~」
悪い予感が的中したみたい(^▽^)
巣立って間もない子どもたちのようです(*^-^*)
というのは大人のツバメは木などで休んでいる姿を見たことがないです。
まだ巣立ったばかりなので休憩場所が必要みたいです。
ツバメは、ある意味では鳥の代表であるといえる。
というのは、鳥とは空を飛ぶ動物であり、
ツバメは空中を飛び続けながら餌をとる数少ない鳥の代表といえるからである。
大多数の鳥にとっては、主食は植物の種子や実であり、地上や樹上にいる小動物である。
だから、彼らは枝や茎にとまったり地上を歩いたりして餌をとる。
彼らが飛ぶのは場所を移るためであって、餌をとるためではない。
だが、ツバメは飛びながら餌をとるし、飛びながらしか餌をとらない。
彼らの細長いつばさや弱い足といった形態はそれと関連している。
これこそ空を飛ぶ動物としての鳥の代表にふさわしいといえよう。
 飛びながら餌をとる鳥はそう多くないが、
その中でもずっと飛び続けながら餌をとる鳥はさらに少ない。
(『四季の博物誌』荒垣秀雄編/朝日文庫1988年)
母の好きだったタイサンボクが日ざしを受けて眩しいくらい(^-^)

今日は、伯母の告別式。
遠い徳之島で父が参列しています。
告別式の時間に妹と仏壇に手を合わせました。