風車の丘はマリーゴールドが咲いています。
来る時に雨がポツポツ降っていましたが、傘をささなくても歩けました。
ノハカタカラクサ(野博多唐草)〔別名 トキワツユクサ(常盤露草)〕
ガガンボがバタバタしていました。
動けないのかなと突くとあわてて飛んで行きました(^。^)
ががんぽは淋しからずや玻璃のあめ
(『句集 春雷』)
お母さんあなたはわたしのお母さん、裕ちやんごはんよと呼ぶこゑがする 河野裕子
(…略…)
わたしに何かあると、うろうろおろおろと心配するばかりで、
理をたてて物を考えることもない母をもどかしく思ったこともある。
誰がいつ言い出したのか分からないが「お袋」ということばがある。
たいていは男の人が使っているが、今頃になって、はっと気がついた。
母親は袋だったのだということに。
何でもいれてくれて、何をいれても柔らかく膨れて、まだ何でもいれられて、
それが本来のありようそのものであるように、ゆったりと袋であり続ける袋。
大きな柔らかな伸縮自在の布袋。
わたしのお母さん、あなたはわたしを誰よりも大きくやさしく包んでくれる袋でした。
亡くなった今も。
(平成22年3月20日)
(『家族の歌 河野裕子の死を見つめた344日』)
ふるさとにわれを拒まんものなきはむしろさみしく桜の実照る
(『寺山修司全歌集』沖積舎 昭和58年)
しら芥子(けし)に焚火(たきび)映(うつろ)ふや嵯峨の町 加藤暁台(かとうきょうたい)
静かな嵯峨野を行くと、わずかな家並みがあり、人が焚火をしているのに出くわした。
かたわらの白いけしの花に焚火のあかりが照り映えて、花びらに炎の色の濃淡がちらちらと動いている。
けしのもろい花びらと、炎をあげる焚火が対照的で美しい。
場所が京都郊外の風光明媚な嵯峨であるだけに、この情景をとりまく夜の闇も、ただの闇でなく、どこか優艶な趣を秘めている。
季語は「しら芥子」で夏。
(『近世俳句俳文集 日本古典文学全集42』
栗山理一他校注・訳 小学館 昭和47年)
蛇苺という名前が気に入らないみたい(^_-)
くちなはにくちなはいちご村の子に苗代苺赤らむ夏ぞ 安立スハル
くちなは=へびの異名
くちなはいちご=へびいちご。バラ科の多年草。
苗代苺=キイチゴの一種。6月ごろ、果実は赤く熟す。食用。
(『昭和萬葉集 巻二十 昭和五十年の回顧 昭和50年』講談社 昭和55年)
石の間にうろこの匂ひ青みきてどくだみ草もよみがへるなり
「どくだみ」に脇点(、、、、)
(『明石海人歌集』)
白花のユウゲショウ(アカバナ科)
わらべ歌うたえばそぞろに母恋し
(2009年春)
(『石牟礼道子全句集 泣きながら原』2015年)
げんげ畑
ちらほら花も
咲いてゐる、
げんげ畑が
犁(す)かれます。
やさしい瞳(め)をした
黒牛に
曳かれて犂(すき)が
うごくとき、
花も葉つぱも
つぎつぎに、
黒い、重たい
土の下。
空ぢや雲雀(ひばり)が
ないてるに、
げんげ畑は
犂(す)かれます。
(『美しい町 新装版 金子みすゞ全集・Ⅰ』)
今朝の父の一枚です。
桜が咲いているのを見つけました(^_^)v
9時過ぎに大粒の雨が降り出しました。
Kazeはすでに駐車場に着いていたのですが
父は、少ししてから戻ってきました。
三人で歩いていた頃、土砂降りになったことがあったよねと話ながら帰りました。
○ ○ ○ ○
夕食は、姪も一緒に外食しました。
ここの店の支払いは姪がしてくれました(^_^)b
食事の後は喫茶店でコーヒーなどを飲みながら
父から母の思い出話を聞きました。
(2012年5月16日)
母と三人で歩いていた時はサルビアが満開でした。母の日のてのひらの味塩むすび 鷹羽狩行
(『季語辞典』文 関淳子 写真 山梨勝弘 富田文雄
パイインターナショナル 2012年)
こんばんは~
返信削除お散歩、ぽつぽつ雨までに車に戻ることが出来てよかったです。
本降りの雨でしたね。
こちらは、警報が出るほどでした。(>_<)
>母の日
すっかり忘れていたのですが、可愛らしいお花をもらって嬉しかったです。
kazeさんがいつもお母様のことを色々と思い出されていて、お母様も喜んでいらっしゃると思います。
kazeさんの風車の風景写真を拝見してはkazeさんのお写真だなぁ~と思っています。(^^)/
カイさんこんばんは(*^O^*)/
削除昨日の雨はスゴカッタデスネ…
豪雨予報のメールが3回ほど届きました。
昨日は姪が妹のために母の日のプレゼントに食事を誘ってくれました(^-^)
そのおかげで父とKazeもご馳走になりました♪
母の思い出は、父も妹も姪もたくさんあります(*^-^*)
思い出を語り合うことが一番の供養だと思っています。
病気をしたおかげで母と一緒に公園を歩くことができ
思い出をいっぱい作ることができました。
こんにちは~=^_^=
返信削除風車とマリーゴールドとてもいい感じですね。
お母様と三人で歩いた時はサルビアがさいていたんですね
真っ赤でとても綺麗です
いい想いでですね=^_^=
蘭☆☆さんこんばんは(*^O^*)/
削除風車の丘は季節ごとに花を楽しむことができます。
母と歩いていた時はサルビアが咲いていたねと父と話していました。
この思い出も病気をしなければなかったものです。
病気は辛いですが、悪いことばかりではありません(^_-)