塀合(へいあひ)に卯の花腐(くた)し流れけり 一茶
(『講談社版 カラー図説日本大歳時記[座右版]』 昭和58年)
巻第十 1899
花に寄せたる
春されば卯の花ぐたしわが越えし妹(いも)が垣間(かきま)は荒れにけるか
春になると卯の花を腐らせて春雨が降り、昔私の越えた妻の家の垣の間は、今荒れてしまったなあ。
○恋が去った後の歌。
(『万葉集(二)』)
緑蔭に染まるばかりに歩くなり 星野立子(ほしのたつこ)
(『もっと知りたい 美しい季節のことば』)
アカタテハ(タテハチョウ科)
翅は傷んでいますが懸命に生きています。
なんか横目でにらまれているような(´。`)
ツボミオオバコかな?
明けがたの光り薄刃(うすは)のごとく来る伸びつつ揃う雑草(あらくさ)の上 安永路子
(『昭和萬葉集 巻十九 戦後日本の総括 昭和49年』講談社 昭和55年)
薔薇手折る鋭どき刺もともどもに
(『しづ子 娼婦と呼ばれた俳人を追って』川村蘭太 新潮社 2011年)
赤い薔薇にキリギリスの仲間の幼虫(^。^)
舟乗の一濱留主(るす)ぞけしの花 向井去来(むかいきょらい)
◇漁師たちがみんな出かけてしまった昼の浜に、ただけしの花がひっそりと咲いている。
(『近世俳句俳文集 日本古典文学全集42』
栗山理一他校注・訳 小学館 昭和47年)
旅は日を急がぬごとく山法師 森 澄雄
(『講談社版 カラー図説日本大歳時記[座右版]』 昭和58年)
しんとして胸にふくれる泰山木の一輪白く匂ひしづまる 馬場あき子
馬場作品は、ふくよかな香りの大輪の花に託し、自らの中にふくらむ夢をうたった一首。
(道浦母都子)
(『岩波現代短歌辞典』書籍版)
のびあがりあかき罌粟咲く、身をせめて切なきことをわれは歌はぬ 石川不二子
(『昭和萬葉集 巻二十 昭和五十年の回顧 昭和50年』講談社 昭和55年)
花ざくろお稲荷さんへ曲がる路地
(『俳句で綴る変哲半生記』)
河骨(かうほね)の二もとさくや雨の中
濃緑の葉の繁茂するわりに花数は少ない。
黄金色の椀(わん)形の花も、花としてはそれほど鑑賞に値しない。
しかしこの句が発見したように、雨によく調和し、見違えるように生々とする。
相対応する二花で、画面は安定した。
(『與謝蕪村集』)
シジュウカラ♂が歌いながら枝から枝へ飛び回っていました。
歩いている途中で黒い雲が空を覆い風も出てきました。
昨日のように雨が降り出すのかとヒヤヒヤしましたが
最後まで天気がもちました(´。`)
今朝の父の一枚です。
スズメが水浴びをしているところを撮しました(^_^)b
スズメが水浴びをしているところを撮しました(^_^)b
こんにちは~=^_^=
返信削除ショウジョウトンボって赤いんですね綺麗な色です。
バラも綺麗ですね 見ごろは今月いっぱいなんでしょうか?
キリギリスの幼虫は背中に模様があるんですね初めて見ました。
毎回色々勉強になっています。=^_^=
蘭☆☆さんこんばんは(*^O^*)/
削除ショウジョウトンボはアカトンボの仲間よりも赤いです!
なのにアカトンボ(アカネ属)ではありません(^_-)
露地のバラはこの暑さで可愛そうなくらいです…
キリギリスの仲間とバッタの仲間の違いは、
分かりやすいのが触角の長さです。
長い方がキリギリス。短い方がバッタです(^-^)