2018年5月21日月曜日

小満

今日は二十四節気の「小満(しょうまん)
 新緑も万緑へと移り変わるころ。
「緑」という語は、もともと色名ではなく瑞々しさを表す言葉で、
それが転じて新芽の色を示すようになりました。
萌え出たばかりのやわらかな新芽は萌黄色(もえぎいろ)、草は若草色、稲は若苗色。
それが若葉色、若緑、苗色へと野山にグラデーションを描きます。
(『イラストで楽しむ 日本の七十二候』)

栗の樹下試歩する母のいくたびも振り向き時に手をあぐる見ゆ  小林智恵子

  試歩=回復期にある療養者が足馴らしに歩くこと。
(『昭和萬葉集 巻十七 日中国交回復 昭和47年』講談社 昭和55年)
紫陽花(あじさい)[四葩 七変化]
ユキノシタ科の落葉低木。
日本原産で、酸性土では青色に、アルカリ性土では赤紫色の花色になる。
[四葩(よひら)]とは、花びらのような4枚のガクから付けられた。

あぢさゐの毬は一つも地につかず  上野章子
(『季語辞典』文 関淳子 パイインターナショナル 2012年)
この子もコフキトンボ♀だと思います。

   卯 花
隔せしうつぎが垣も花さけば又なかなかにゆかしかりける

(なか「なか」は、くの字点)
(『山川登美子歌集』)
体の大きさから誤解されるのですが、
クマバチ(コシブトハナバチ科)の雄には針はありません(^_-)
それにしても翅が小さいですよね!
クマバチの飛び方」(動画)

腹ふとき蜂が頭上をとびめぐり翅をならして威嚇して去る  遠山繁夫
(『昭和萬葉集 巻十八 高度成長の終焉 昭和48年』講談社 昭和55年)
母は、この時期、泰山木の花が下の枝にも咲き出すのを楽しみにしていました。
朝、父に電話をすると徳之島は大雨だそうです。
徳之島は今、梅雨です。
昨日、飛行機が無事着いたのはお母さんのおかげだねと話していました。
スズメの子どもですが、羽がちょっと変です…
撮そうとしたら近くにいたスズメはすぐに逃げて行ったのですが
この子は飛び立とうとしませんでした。

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 スズメがどれくらい生きるのかは、はっきりわかっていません。
しかし、巣立った子スズメのうち、半数以上は、
その年の冬を越えられないのではないかと考えられています。
猛禽類に襲われて、それらの生き物の糧になったり、
冬に餌が十分採れずに餓死したりするのです。

(『身近な鳥の生活図鑑』)

池にカルガモの子どもの姿を見つけることができませんでした。
残っていた子がももカラスの餌食になったようです。

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