枇杷の花ずっと続いているドラマ かなもりかず枝
(『川柳歳時記』奥田白虎編 創元社 昭和58年)
(『川柳歳時記』奥田白虎編 創元社 昭和58年)
冬に死す
蛾が
静かに障子の桟(さん)からおちたよ
死んだんだね
なにもしなかったぼくは
こうして
なにもせずに
死んでゆくよ
ひとりで
生殖もしなかったの
寒くってね
なんにもしたくなかったの
死んでゆくよ
ひとりで
なんにもしなかったから
ひとは すぐぼくのことを
忘れてしまうだろう
いいの ぼくは
死んでゆくよ
ひとりで
こごえた蛾みたいに
(『愚の旗』竹内浩三著/成星出版 1988年)
蛾が
静かに障子の桟(さん)からおちたよ
死んだんだね
なにもしなかったぼくは
こうして
なにもせずに
死んでゆくよ
ひとりで
生殖もしなかったの
寒くってね
なんにもしたくなかったの
死んでゆくよ
ひとりで
なんにもしなかったから
ひとは すぐぼくのことを
忘れてしまうだろう
いいの ぼくは
死んでゆくよ
ひとりで
こごえた蛾みたいに
(『愚の旗』竹内浩三著/成星出版 1988年)
マガモ 真鴨 ガンカモ科 全長約59cm
大形のカモ。
オスの頭は緑黒色で,白いくびわがある。
体は灰白色でくちばしは緑黄色。
めすは褐色で黒斑があり,くちばしは黒と橙色。
飛ぶと青緑色の翼鏡(よくきょう)の上下に白線が出る。
おすの秋の羽はめすに似ているが,くちばしは緑黄色。
おもに冬鳥として渡来し,池,湖沼,川,内湾等にいるが,北日本の湖沼では少数繁殖する。
水面から垂直に飛び立ち,くびを前に伸して飛び,群れの時には列を作る。
グエ,グエと鳴き,めすはグェーグェグェグェと大声を出す。
1羽のめすを数羽のおすが囲んで求愛しているのをよく見るが,その時にはピリッという声を出す。
(『自然観察シリーズ[20]<生態編>バードウォッチング』
高野伸二 小学館 昭和58年)
大形のカモ。
オスの頭は緑黒色で,白いくびわがある。
体は灰白色でくちばしは緑黄色。
めすは褐色で黒斑があり,くちばしは黒と橙色。
飛ぶと青緑色の翼鏡(よくきょう)の上下に白線が出る。
おすの秋の羽はめすに似ているが,くちばしは緑黄色。
おもに冬鳥として渡来し,池,湖沼,川,内湾等にいるが,北日本の湖沼では少数繁殖する。
水面から垂直に飛び立ち,くびを前に伸して飛び,群れの時には列を作る。
グエ,グエと鳴き,めすはグェーグェグェグェと大声を出す。
1羽のめすを数羽のおすが囲んで求愛しているのをよく見るが,その時にはピリッという声を出す。
(『自然観察シリーズ[20]<生態編>バードウォッチング』
高野伸二 小学館 昭和58年)
サギ(鷺)は,サギ科の鳥で,日本にはシラサギ,ゴイサギ,アオサギ,
ササゴイ,ミゾゴイ,ヨシゴイなどが棲んでいる。
サギという名の由来についてはいろいろな解釈があるが,
サギはしばしば集団繁殖をしてやかましく騒ぎたてることによるという説が当たっているように思う。
古くはやかましく騒がしいことを〝さやぎ〟といったので,
これが略されてサギになったものと思われる。
(『動物名の由来』中村浩/東京書籍 1998年)
ササゴイ,ミゾゴイ,ヨシゴイなどが棲んでいる。
サギという名の由来についてはいろいろな解釈があるが,
サギはしばしば集団繁殖をしてやかましく騒ぎたてることによるという説が当たっているように思う。
古くはやかましく騒がしいことを〝さやぎ〟といったので,
これが略されてサギになったものと思われる。
(『動物名の由来』中村浩/東京書籍 1998年)
鶫飛び木の葉のやうにさびしきか 細見綾子
(『俳句の鳥・虫図鑑』復本一郎監修 成美堂出版 2005年)
(『俳句の鳥・虫図鑑』復本一郎監修 成美堂出版 2005年)
エナガ スズメ目シジュウカラ科
ごく小形の種類で,羽毛柔かくふくらみ尾が長いので実際より大形の鳥にみえる。
嘴はごく短く円錐形。
山地・山麓の松林や雑木林中に数羽か数十羽群棲し,小昆虫やその卵などを啄食するので極めて有益。
動作敏捷可憐,チーチーかジュルリ、ジュルリと地鳴きするが囀りは著しくない。
羽色は頭上白く,その両側に眼まで達する黒斑がある。
後頸は中央黒く以下の背面は葡萄赤色に少し黒色羽を混ぜる。
翼の風切羽は黒褐色で三列風切の外弁は白色。
尾羽は黒く,外側の数対は外弁と先端が白い。
腹面は全部白色で,脇と下尾筒は葡萄色を帯びる。
嘴と脚は黒く,眼は黒褐色。
翼58粍,嘴7粍,尾70~80粍。
(『最新日本鳥類図説』内田清之助著/講談社 昭和49年)
ごく小形の種類で,羽毛柔かくふくらみ尾が長いので実際より大形の鳥にみえる。
嘴はごく短く円錐形。
山地・山麓の松林や雑木林中に数羽か数十羽群棲し,小昆虫やその卵などを啄食するので極めて有益。
動作敏捷可憐,チーチーかジュルリ、ジュルリと地鳴きするが囀りは著しくない。
羽色は頭上白く,その両側に眼まで達する黒斑がある。
後頸は中央黒く以下の背面は葡萄赤色に少し黒色羽を混ぜる。
翼の風切羽は黒褐色で三列風切の外弁は白色。
尾羽は黒く,外側の数対は外弁と先端が白い。
腹面は全部白色で,脇と下尾筒は葡萄色を帯びる。
嘴と脚は黒く,眼は黒褐色。
翼58粍,嘴7粍,尾70~80粍。
(『最新日本鳥類図説』内田清之助著/講談社 昭和49年)
空に散(ちる)鳥の一羽の輕き身をおき所なくおもひけるかな 香川景樹
▽空を飛びまわっている鳥一羽ほどの軽いわが身であるのに,
この世の中にどのようにしてよいかもてあます思いがすることである。
(『近世和歌集 日本古典文学大系93』
高木市之助・久松潜一校注/岩波書店 昭和41年)
この世の中にどのようにしてよいかもてあます思いがすることである。
(『近世和歌集 日本古典文学大系93』
高木市之助・久松潜一校注/岩波書店 昭和41年)
西の空が暗くなり,予報よりも早く雨が降り出しました(ーー;)
アオジ
環境省が行っている鳥類標識調査では,
毎年全国で15万羽以上の鳥に足環をつけて放し,渡りのルートなどを調べている。
この中で最も多く標識されているのがアオジで,毎年3万羽前後にのぼる。
北海道では平野部から山地までたくさんのアオジが繁殖しているし,
シベリアから冬越しのために渡ってくるアオジもいる。
日本列島を北から南まで,秋はおびただしい数のアオジが南下しており,各地で標識されている。
注意して観察すれば,足環をつかたアオジに出会うかもしれない。
冬は関東以西の住宅地などにもふつうにいるが,とかくやぶに逃げこみがちである。
ところが3月に入るとなぜか大胆になり,逃げるときも上に行くことが多くなる。
やがて枝先で,渡去間近を告げるさえずりを聞かせてくれる。
北国のムードを漂わせて,ひっそりと優しく春を歌い上げている。
(『鳥のおもしろ私生活』)
環境省が行っている鳥類標識調査では,
毎年全国で15万羽以上の鳥に足環をつけて放し,渡りのルートなどを調べている。
この中で最も多く標識されているのがアオジで,毎年3万羽前後にのぼる。
北海道では平野部から山地までたくさんのアオジが繁殖しているし,
シベリアから冬越しのために渡ってくるアオジもいる。
日本列島を北から南まで,秋はおびただしい数のアオジが南下しており,各地で標識されている。
注意して観察すれば,足環をつかたアオジに出会うかもしれない。
冬は関東以西の住宅地などにもふつうにいるが,とかくやぶに逃げこみがちである。
ところが3月に入るとなぜか大胆になり,逃げるときも上に行くことが多くなる。
やがて枝先で,渡去間近を告げるさえずりを聞かせてくれる。
北国のムードを漂わせて,ひっそりと優しく春を歌い上げている。
(『鳥のおもしろ私生活』)
うつし世のものとしもなし冬桜 鈴木花蓑
(『講談社版 カラー図説日本大歳時記[座右版]』 昭和58年)
(『講談社版 カラー図説日本大歳時記[座右版]』 昭和58年)
メジロがフユザクラで蜜を舐めていました(^-^)
こんばんは~
返信削除>予報よりも早く雨が降り出しました(ーー;)
ほんとです。
今朝は晴れ間から始まりましたが。。。
急激に雪雲のような雲が広がってしまいました。
あとは、霙のような。。。雨のような。。。
とっても寒くなりましたねぇ~
>3月に入るとなぜか大胆になり,逃げるときも上に行くことが多くなる。
アオジ君をしっかりと目にとどめたいと思っていますが。。。
まだ、アオジ君の目を見たことがありません。
3月頃を楽しみに待ちたいと思います。(*^。^*)
カイさんおはようございます(*^O^*)/
削除昨日は,晴れていると思うと西の空が暗くなりだし雨が降り出しました。
散歩をされている方の中には傘を持っていない人が多かったです。
>あとは、霙のような。。。雨のような。。。
冷たい雨でしたね…
今日明日と雪の予報です。
今週と来週に母の検査の予定が入っているので
Kazeも体調管理のために無理をせずに
雪が降っている場合は大人しくしていようと思います!
>3月頃を楽しみに待ちたいと思います。(*^。^*)
この時期は,藪の中にいることが多く
なかなかモデルになってくれません(^0^;)
3月頃にはカイさんのお庭でも目撃できるかもしれませんよ(^-^)