2017年1月12日木曜日

風が冷たい…

今朝は,晴れているのですが風が冷たかったです…
山茶花の散るにまかせて晴れ渡り  永井東門居
(『講談社版 カラー図説日本大歳時記[座右版]』 昭和58年)
    森の影

森のかげが
水に落ちてゐる
みてゐると
きもちのわだかまりがとれてくる

(『八木重吉全詩集2』)
 消化できなかった種を吐き出しているようでしたp(^-^)q
    垣間見る

木枯(こがら)しのひどい日
木と木とが揉(も)まれてゐる間に
つばきの青いつぼみが風に砥
(と)がれてゐるのを見た。
固く裹
(つつ)み込んでゐる大切な匂ひや色の
こんなひどい日にも
かれはかれの優しい姿を失はぬ。

(『日本の詩歌15 室生犀星』)
冬の間はひとにやさしい実南天  ウオミタカコ
(『川柳歳時記』奥田白虎編 創元社 昭和58年)
人のする絶叫なるを鵯(ひよ)もせる   相生垣瓜人
(『図説俳句大歳時記 秋』角川書店 昭和39年)
溜まっている水を飲んでいました(^。^)
梅林にメジロがきていました。
蓑虫 
こともなげに 
いきているふう

(「寅さん、何考えていたの?~渥美清・心の旅路~」)
梅が枝(え)の花のゑまひを朝ぼらけ年の始(はじめ)のさかえぞ見る   賀茂眞淵

○花のゑまひ―花の微笑。梅の花のほころび。
○朝ぼらけ―ほのぼのと明るくなる頃。
▽梅の枝の花のほころびを、ほのぼのと明ける年の始めの繁栄と見ることだ。
(『近世和歌集 日本古典文学大系93』
    高木市之助・久松潜一校注/岩波書店 昭和41年)
梅咲(さい)て人の怒の悔(くい)もあり  内藤露沾(ないとうろせん)

◇梅が咲いている,その気品があり静寂な花を見ていると,
人の心も落ちついて来て,怒ったことなどが我ながら悔やまれたりするという意。
(『近世俳句俳文集 日本古典文学大系92』
     阿部喜三男・麻生磯次校注/岩波書店 昭和39年)
臘梅の花の身じろぎても匂ふ  青島美須子
(『現代女流俳人と作品<3>』千葉祐夕編集 文芸出版社 昭和55年)

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