シベリアで繁殖し,10月ごろ日本に渡ってくる冬鳥です。
渡ってきたころは山地で生活することが多いようですが,
冬が深まってくると平地に降りてきます。
赤褐色の背,白いまゆ,胸の黒い帯が特徴です。
冬の間は「クイクイ」と2声ずつ鳴いたり,「シィー」と鋭く鳴きます。
春,渡り去る前には美しい声で
「キョロローンツィーキョロローン」とさえずり声を聞かせてくれます。
(『自然観察12ヵ月』海野和男編著 岩波ジュニア新書 1983年)
「だるまさんがころんだ」(*^▽^*)
春,秋の渡りのシーズンは群れで生活していますが,
冬の間は1羽ずつ別べつに生活し,
他のツグミが近づくと,追い払ったりすることもあるます。
落葉をひっくり返したり,
地上をツツツと走りながら獲物をさがしたりもします。
庭や公園のピラカンサの実を食べたり,
熟したカキの実も食べたりします。
(『自然観察12ヵ月』)
巻第七(譬喩歌) 1262他のツグミが近づくと,追い払ったりすることもあるます。
落葉をひっくり返したり,
地上をツツツと走りながら獲物をさがしたりもします。
庭や公園のピラカンサの実を食べたり,
熟したカキの実も食べたりします。
(『自然観察12ヵ月』)
あしひきの山椿(やまつばき)咲く八(や)つ峰(を)越え鹿(しし)待つ君が斎(いは)ひ妻かも
(あしひきの)山椿の咲く峰々を越えて,鹿を待つあなたのご無事を祈る妻なのです。
▽「八つ峰」は多くの峰。
「斎ひ妻」は,狩人の夫の安全を祈って潔斎している妻。その妻の歌。
(『万葉集(二)』佐竹昭広他校注 岩波文庫 2013年)
ヒメオドリコソウ シソ科
道端や畑に群れをなして咲いている様子は
見るからに外来の植物のイメージにぴったりです。
どことなくユーモラスなその姿が一面に
広がっているのを見るとおかしな気分になってきます。
草丈は20センチぐらいで,
明治の半ば頃に帰化したヨーロッパ原産の植物です。
(『花のおもしろフィールド図鑑(春)』ピッキオ編著 実業之日本社 2001年)
ホトケノザ シソ科
春早い頃,畑や道端に一面にピンク色に
広がっているのはとてもきれいです。
半円形の葉が向かい合ってつくさまは本当に
「仏の座(仏像の台座のことです)」そっくりに見えませんか?
名の由来になったのもうなずけます。
1つ1つの花もよく見るとヘビのおもちゃが
口を開けているようでかわいらしいものです。
(『花のおもしろフィールド図鑑(春)』ピッキオ編著 実業之日本社 2001年)
寝坊な子は(*^ー゜)
オオイヌノフグリ ゴマノハグサ科
冬枯れの頃,花など一つもないように見えるのに,
ふと日溜まりに目をやると,
この小さな花が咲きだしているのを見つけることがあります。
そんな時,春の気配を感じてとても嬉しくなります。
1つ1つの花は地味なのですが,
地面に一面に咲き広がるさまは,
まるで青い星を敷きつめたようで,とてもきれいです。
ユーラシア,アフリカ原産の帰化植物です。
(『花のおもしろフィールド図鑑(春)』ピッキオ編著 実業之日本社 2001年)
ピントを合わせる前に飛んで行った(T^T)…モズ
この子もそばへ寄ることができなかったアオジ
メジロが空を見あげています
カワラヒワも空を見あげてもの思いに耽っている(*^ー゜)
今朝,車に乗ろうとしたら昨日の雨の跡(土埃?)がついていました。
花粉もかなり飛散していて,これから黄砂やPM2.5などで
マスクをするのだけど眼鏡が曇り,息苦しいので
ついつい外してしまうことが多いです(;´Д`)
ハシボソガラスが見上げている…
「ヨッコラショ!」
子育て中のハシボソガラスとハシブトガラスの性格の違いについてたまに,カラスに襲われたという話がありますが,
襲ったカラスは,まず間違いなくハシブトガラスです。
ブトは,巣のそばを通った人や,巣のそばに長時間いる人に対して,
卵やヒナを守るために果敢に攻撃するのです。
対してハシボソガラスは,巣のそばに人が来ても,黙っています。
ブトのほうが気性が荒くて短気なたまなのか,あるいはボソが賢くて,
無駄な行動はしないためなのかはわかりませんけれど。
(『身近な鳥の生活図鑑』三上修 ちくま新書 2015年
巻第一 春歌上 45
家にありける梅の花の散りけるをよめる 紀貫之
くるとあくと目かれぬものを梅の花いつの人まにうつろひぬらむ
日が暮れても夜が明けても目を離さずに見ていたものなのに,
梅の花は,いったいいつ人が見ていない間に散ってしまったのであろうか。
(『新版 古今和歌集』高田祐彦訳注 角川ソフィア文庫 2009年)
「枯葉の中に潜んでいるのはいないかな!」
シジュウカラ
茂みの中から出て来てくれないかな…ジョウビタキ
ただ木に止まっていたのではなくて
樹液を舐めていました(*^-^*)ウグイスの歌ではなくてホトトギスの歌ですが
巻第九(雑歌)1755
霍公鳥(ほととぎす)を詠みし一首
うぐひすの 卵(かひご)の中に ほととぎす ひとり生れて
己(な)が父に 似ては鳴かず 己(な)が母に 似ては鳴かず
卯の花の 咲きたる野辺(のへ)ゆ 飛び翔(かけ)り 来鳴(きな)きとよもし
橘(たちばな)の 花を居(ゐ)散らし ひねもすに 鳴けど聞きよし
賂(まひ)はせむ 遠くな行きそ 我がやどの 花橘(はなたちばな)に 住み渡れ鳥
鴬の卵の中に,ホトトギスは一人生れて,お前の父である鴬に似ては鳴かず,
お前の母である鴬に似ては鳴かない。
卯の花の咲いている野辺を飛び翔り,来ては鳴き響かせ,
橘にとまって花を散らし,一日じゅう鳴いているが,声を聞くのはよいものだ。
贈り物をしよう。
遠くへ行くな。
私の家の花橘に住みついていなさい,この鳥よ。
(『万葉集(三)』佐竹昭広他校注 岩波文庫 2014年 )
ホトトギスかツツドリか分からなかったのですが,一度,出会ったことがあります。
このように万葉の時代の人が
すでに托卵について知っていたということに驚きです。
万葉集は当時の人々の自然観察の目のすごさを教えてくれるp(^-^)q
途中で,一枚脱ぎました(^0^;)
エナガに会えました♪
逆光でピントが分からなかったのですが…
そうでなくともピントが甘い(^^ゞ
葉や茎をもむとキュウリのにおいがすることからこの名がつきました。
嘘のようなホントの話です。
ただ青臭いだけなのですが,キュウリだと思ってにおいをかいでみると,
本当にそんな気になるのが不思議です。
このキュウリグサはか細く目立たない花です。
花はとても小さく,2ミリぐらいしかありません。
しかし,薄い色の上品で美しいブルーですので,ぜひよく見ることをお勧めします。
(『花のおもしろフィールド図鑑(春)』ピッキオ編著 実業之日本社 2001年)