2016年2月12日金曜日

この温かさは…

雲に日の光りがあたり虹色(彩雲)
昨日と違うのは,暖かく霜が降りていません
アオジ
   忌

(い)むべきものの第一は
己が己がと言う心

(『吉野弘詩集』1999年 ハルキ文庫)
『自然観察シリーズ[20]<生態編>バードウォッチング』(絶版)に

全国の低地から山地の林にすみ,多くは留鳥であるが,秋,移動するものもいる。
暖地の照葉樹林にいちばん多く,北海道では少ない。
市街地でも茂った林では繁殖するものがいる。

つがいで生活しているが,移動の時には数十羽の群れを作り,
冬から早春には数羽から10羽くらいの少群でいることが多い。
身軽に枝移りし,昆虫,クモ,木の実等を食べ,
甘い物が好きでウメ,サクラ,ツバキ等の花のみつも吸う。
庭の枝にミカンを輪切りにして刺しておくと食べにくる。
低い横枝に小さなおわん形の巣をつり下げる。

チィーチィーと鳴き,チーチュルチーチュル,チュルチーとさえずる。
メジロの名は目のまわりが白いことに由来し,繡眼(ぬいとりのある眼)児は中国名である。
(『自然観察シリーズ[20]<生態編>バードウォッチング』高野伸二 小学館 昭和58年)
羽ばたいて…
ガクンとズッコケていました…(@^▽^@)
小鳥たちを見ていると意外とあわてん坊なんですよ(*^ー゜)
薄雲で覆われてきました…
シメに会えましたが…
身近な鳥の生活図鑑』(三上修 ちくま新書 2015年)に

スズメは,群れている間,なんで,そんなに声を出しているのかと不思議です。
私は,スズメは個体同士の間でかなり意思疎通をしているのではないかと思っています。
実際,そんな意思疎通が可能なほどスズメの声は多様です。
分け方にもよりますが,少なくとも30種類くらいの声があります。

スズメを含めた小鳥類は,体の大きな鳥よりも,声を出す器官が発達しており,
それによって複雑な声で鳴くことができます。
しかし,普通の鳥は,さえずりが数種類,

それ以外の時に短くチッと鳴いたりする声が数種類くらいです。
それに比べて,スズメの声は多様です。
スズメは高密度で繁殖するがゆえに,

個体同士の意思疎通を進化させる必要があったのかもしれません。

一斉に飛び上がったのは警報が出たのでしょうね(^。^)
シジュウカラが空を見あげているのではなく…
朝ご飯を探しながら…
常にまわりを警戒しているのです!
一緒にいたのが…
野鳥の生活』(羽田健三監修 築地書館 1997年)には

ヤマガラは秋から早春にかけて2-3羽でカラ類の混群に加わって行動しています。
カラ類の混群とは非繁殖期にシジュウカラ科の
シジュウカラ・ヒガラ・コガラやエナガ・ゴジュウカラ・コゲラなどが
いっしょになって行動している数十羽の群れのことです。

ただヤマガラは元来個体数の少ない小鳥なので混群が見られたからといって,
いつでもそれに加わっているとは限りません。
ヤマガラは三月下旬になると混群から離れます。
 それと同時にさえずりが多く聞かれるようになり,
四月上旬にはそのさえずりが最も多くなります。

そしてシジュウカラより1-2週間はやく巣造りを始め,
長野付近では4月10日頃です。
巣穴は自分で掘ることはせず

自然の樹洞(じゅどう)やキツツキの古巣を利用しますが,
巣箱をかけてやると,シジュウカラもそうですが,

待っていましたとばかりに大変よく使います。

 再びシメに会えたけど…
センダンの木の上で…

枯れきりて花の形をなほ保つあぢさゐの冬のひかりのなかに
(『沢口芙美歌集』砂子屋書房 2009年)
遠くて飛んでいったのですが…
帰る方向に飛んでくれて(^_^)b

モズ