2025年1月31日金曜日

1月も終わりだぁ…

今日で1月も終わり…(^_^;
今朝は、昨日に比べて風が穏やかだったので助かりました。
週間予報を見ていると来週は、一段と寒くなるみたいです。
昨日の高裁判決に拍手を送りました!!!

森友学園めぐる文書の不開示の決定を取り消す判決 大阪高裁」(NHK 1月30日)
雅子さんの言葉「今までの苦労が報われて夫も喜んでいると思います
1月も終わりなので今年の干支「巳」について吉野裕子さんの本などから転記します。
吉野裕子さんは、学ぶことに遅いということはないということ
また、取り組んだことで無駄なことはないことを教えてくださっている。

吉野裕子全集刊行に寄せて」(人文書院 2007年1月)
 第1章 日本古代の神々
 1 神々をとらえる日本的発想
 「見立て」と「擬
(もど)き」 
 
 想像力は人類に共通して与えられている能力であるが、その想像力を駆使して各民族がつくり描く神話、世界像、文化の型は決して同一ではない。
個人に個性があるように、民族にもまた個性がある。
 古代日本人は他の民族に劣らず、想像力が豊かな民族であったことがこの古代日本人がつくり出した文化の型の特徴を一つあげるとすれば、私は「見立て」をあげたい。
(『隠された神々 古代信仰と陰陽五行』吉野裕子 河出文庫 2014年)
 ここにいう「見立て」とは何か。
日本舞踊を例にとるならば、一本の舞扇はあるいは傘に、あるいは酒器に、筆に、短冊に、手鏡にと見立てられ、その扱い方によっては扇はさらに雨、落花、流水をあらわし、また抽象的な事象さえ表現する。
これがいわゆる「見立て」であるが、日本舞踊におけるこの扇のように、一物で多様の役割を果たしているものは、おそらく世界じゅうどこにもない。
 日本人が一本の扇に、この世のありとあらゆる事物の表現を委(ゆだ)ね、負わせているこの事実は軽視されるべきではない。
世界にあまり類がない、このような表現法がつくり出された背景を、私たちはもっと考えなくてはならないと思う。
 というのはこの「見立て」は民族の本性にあるものが、長い年月の洗練の結果、到達したもので近代になって突然出現したというわけのものではないからである。
したがってその解明は、日本民族の本性を解く鍵の一つになり得る。
それでは次に、この「見立て」を生み出した民族の本性とは何か、ということになる。
 古代日本人は抽象的な思惟を苦手とし、物ごとを理解しようとするとき、それを何かに擬(なぞ)らえ、それからの連想によって捉(とら)えようとした人々だったと思う。
つまり「擬(もど)き好き」「連想好き」であって、それが日本人の原始的心情なのである。
「見立て」の背後に潜むものは、この傾向が神話・信仰・世界像を創造し、神事、祭りの形態を定め、神事から諸種の芸能へと発展させてきたのである。
 こうした擬(もど)き、連想は人類に共通した好みではあろうが、それは日本人においてとくに強烈であって、今もなお日本人の生活万般のなかに根づよく息づいている。
日本の祭礼、年中行事、冠婚葬祭のなかに貫かれてあるものは、ほとんどある事柄とか、あるものとかの擬きである。
 日常化されたものに対する意識は、常に希薄であるが、「擬(もど)き」、「見立て」もこの例にもれず、従来あまり顧みられことなく過ぎてきた。
しかし瑣末(さまつ)とみえるこうしたことが、かえって大事なのであり、民族性や日本人の古代信仰解明への、大きな手がかりになりうると私は思う。
「擬(もど)き」「連想」を好む日本人は当然、神の把握においても抽象的ではあり得なかった。
日本の祭りは、神迎えと神送りの始終をその本質にしていると思われるが、その神の去来も人の生誕と死というものに、そっくりあげはめて考えていたのではなかろうか。
 人の出生の原点は母の胎(はら)、つまり穴である。
神の来迎が人の生誕にむすびつけて考えられていたとすれば、祭りの最初の段階に「穴」があることは、きわめて自然な成り行きであろう。
…後略…
(『隠された神々 古代信仰と陰陽五行』吉野裕子 河出文庫 2014年)
発病する前、何度か訪ねた三輪山(三輪明神大神神社)について(図は省略)

 第一章 蛇と山の神
 三 見立ての信仰
 1 山を蛇に見立てること
 

 波状・渦巻きなど、蛇の姿態は数多いが、古代日本人がそれらの中で、最も正式な姿として感得したものは、蛇が自分の体の上に、二重三重にさらにその体を重ねる所謂(いわゆる)、トグロを巻く姿勢であった。
 それは古代の炊飯器、甑(こしき)を倒立させた形なので、日本の祭りの主役として据えられ蛇は、真正の蛇であれ、縄による作り物の蛇であれ、常に甑を逆立ちさせた「甑立て」の形に整えられる(第3図「甑立て」に整えられる「竜蛇様」<上田常一『出雲大社』より転写>)。
 秀麗な弧を描く円錐(えんすい)形の山容に、彼らは大地にズッシリと腰を据えてトグロを巻く祖神を感じたので、大和の三輪山(みわやま)をはじめとして(第4図 「巻ノ内あたりより見た三輪山の姿」)、日光の男体山、榛名山(はるなさん)等、全国に名のある円錐型の山々に必ずといってよいほど、蛇神話が伝承されている。
(『山の神』吉野裕子 講談社学術文庫 2008年)
番組は終了しましたが
Eテレ「開運! 神秘のちから 縁起物 (5)パワーMAX・へび

 みいさんに会いに行こう①
 大神神社
(奈良県桜井市)
 ご祭神、オオモノヌシの魂が鎮まる〝三輪山〟を仰ぐ

 古代には、山や森、岩石、樹木などに神様がやどると信じられ、その前で神事が行われてきました。
そうした古い神祀りの形を今も残しているのが、大神神社です。
 三輪山の麓にある社では、山そのものがご神体で、三輪山に神様がお鎮まりなっているのです。
そのため、本殿(通常はここに神様が鎮座)は設けず、拝殿より三ツ鳥居(みつとりい)を通して、三輪山を拝むことになります。
趣味どきっ! 開運! 神秘のちから 縁起物』講師:島村恭則 NHK出版 2024年)
  境内の大杉にはオオモノヌシの化身、白ヘビがすむ!?

 三輪山にいらっしゃるのは、ご祭神オオモノヌシノオオカミです。
オオモノヌシはどんな神様なのでしょう。
スサノオノミコトとクシナダヒメの子孫とされ、有名な『因幡の白兎(いなばのしろうさぎ)』や『国譲(くにゆず)り』の神話にも登場しますが、葦原中国(あしはらのなかつくに <日本>)をつくった神様でもありました。
そのときの相棒が、海のかなたからやってきたスクナヒコナカミという神様で、2人は協力しあって国土をひらき、あらゆる産業開発を行うとともに、医療や健康、縁結びなど人間生活を守るための知恵を授けてくれました。
 内容は異なりますが、『古事記』や『日本書紀』には、オオモノヌシがヘビに姿を変えた物語(77ページ)が記されています。
『日本書紀』の中では、オオモノヌシと結婚した姫が、夜しか通ってこない夫に、「姿をみせて」と頼みます。
「明日の朝、櫛(くし)の箱に入っているから驚かないように」と夫。
翌朝、姫が箱を開けると、そこには美しいヘビが入っていました。
これらは「三輪山伝説」として語り継がれ、神の姿形が蛇体だったということから、ヘビとゆかりの古さをうかがうことができます。
 大神神社でヘビは「巳さん」と呼ばれ、福徳をもたらす神秘の神として大切にされています。
境内には巳さんがすむと伝わる「(み)の神杉(かみすぎ)」があり、そこに好物の卵が供えられているのが印象的。
趣味どきっ! 開運! 神秘のちから 縁起物』講師:島村恭則 NHK出版 2024年)
午後から心臓リハビリ
待ち時間に読んでいたのが『アウシュヴィッツ生還者からあなたへ
試し読みができます。
イスラエルの虐殺をユダヤ人すべてが支持していると思わないでください。

前に紹介した『イスラエルとパレスチナ ユダヤ教は植民地支配を拒絶する

ぼくの村は壁で囲まれた――パレスチナに生きる子どもたち

などを読んでほしいと思います。
読んでいる途中なので後日、紹介したいと思います。
心臓リハビリは、トレッドミルを30分。
歩行距離は1.82km、消費カロリーは113kcaでした。
歩きながら理学療法士の方に話していたのは(楽に話せる程度の負荷を目標)
アメリカのように大臣を承認する公聴会を日本でも行えば
つまらない舌禍で職を辞めるような人を選ばなくてもすむのにと話していました。

“ワクチン懐疑派”のケネディ・ジュニア氏「ワクチンは重要」〟(NHK 1月30日)

ケネディ元駐日大使 いとこの厚生長官人事案に「不適格だ」〟(NHK 1月29日)