2023年4月30日日曜日

雨の日に

今朝は、公園を歩いているときは小雨ていどだったので助かりました。
今日は、blogの更新を休憩する予定でしたが…

カタツムリがこんなに集合しているのに初めて出会ったので
一枚だけ画像をアップします(*´▽`*)

カタツムリたちは、苔を食べているのだと思いますが、多く集まる場所があるそうです。
そこは、アジサイなどの植物の葉だと思いますか?

 コンクリートも食べる?

 私が幼いころ、カタツムリをよく見つけた場所は、近所にあるコンクリートのブロック塀(べい)の側面でした。
雨に日にそのブロック塀を見に行くと、いつもたくさんのカタツムリがブロックにくっついているので、すぐに私のお気に入りの場所になりました。
当時はなぜそこにカタツムリが集まっているのかわかりませんでしたが、ブロック塀に集まるには理由があります。
カタツムリはコンクリートを食べるのです。
 かたいコンクリートを食べるわけがない、と思うかもしれませんが、雨の日には二酸化炭素を含んだ雨水がコンクリートをわずかに溶かすので、それを狙(ねら)って食べるというわけです。
 カタツムリのほかにも、コンクリートのようにかたいものを食べる動物はいます。
たとえば鳥類は石や砂を食べます。
砂嚢(さのう)という消化器官(焼き鳥などで食べる「砂肝(すなぎも)」)に砂や小石を詰めてかたい食べ物を砕(くだ)き、消化に役立てるのです。
では、カタツムリもコンクリートを消化に役立てるのでしょうか?
いや、そうではありません。
ただでさえ軟らかい植物を歯舌(しぜつ)で削(けず)り取って食べているのに、そんな石は必要ないはずです。
じつはカタツムリは、殻(から)をつくるために必要なカルシウムを得るために、コンクリートを食べるのです。
カタツムリの殻は炭酸カルシウムを主成分としています。
殻といっしょに成長するカタツムリは、大きくなるためにコンクリートを食べているのです。
(『カタツムリの謎』野島智司 誠文堂新光社 2015年)