2019年7月31日水曜日

今日で…

今日で、7月も終わりですね…
「ハチの巣注意」とあったので見上げると
スズメバチの巣がありました。
このように木の上の方だとまだいいのですが
土の中などに巣があると、ハイキングなど集団で歩くと
その振動がスズメバチを刺激してハチに刺される事故が発生します。
ハチ刺され事故は8、9月に集中しています。
(国立研究開発法人森林研究・整備機構)

スズメバチの巣作り」(小学3年 動画)
絵巻物に見る日本庶民生活誌』を読んでいると
母の故郷、沖縄を思い出した記事がありました。
(図は省略します)
南方につながる文化
「北野天神縁起」に点景として描き出された民衆は、
じつにいきいきとしている。
この絵巻の巻八では、馬に乗った男が法螺貝(ほらがい)をふきつつ、
馬を走らせている。
法螺貝は、のちに戦陣などで進軍の合図に用い、
また山伏の峰入(みねいり)などにも用いているが、
その使用はいつごろ始まったかは明らかでない。
陣中で用いられたのは源平の合戦のころからであろうといわれている。
はじめは動物の角を用いたというが、
日本では角を吹くことはなかったようである。
(『絵巻物に見る日本庶民生活誌』宮本常一著 中公新書 1981年)
 法螺貝は日本の海には産出しなかった。
沖縄以南の海に産するものであったから、
これが用いられるようになったことは、
南方との交易が盛んになったことを意味するものであり、
戦国時代になると大いに用いられて貝役専門の武士も置かれたという。
 南方につながる文化として重要な今一つのもとして頭上運搬がある。
頭上運搬は日本に広く見られた習俗であった。
広くといっても主として太平洋沿岸、瀬戸内海沿岸、
南西諸島などに見られ、
山間では京都の八瀬・大原・白川などにも行われている。
海岸地方では漁村に多かった。
 このような習俗は朝鮮半島にもあったが、
さらに南方社会、中近東などにも広く分布している。
その多くは女たちの間に見られる運搬法であった。
 ところが、「北野天神縁起」では男もこれを行なっている。
巻八の火事の場面では、僧形の男がもろ肌を脱ぎ、
籠に経巻のようなものを入れて頭にのせて運んでいる。
今一人、四幅袴(よのばかま)をはいた裸の蓬髪(ほうはつ)の男が、
曲物の桶に水を入れたのをいただいて梯子を上っている。
これで見ると、男も鎌倉初期のころまでは頭上運搬を行っていたことがわかる。
ただし、これには条件があった。
僧形も蓬髪頭も、女たちと同じように頭上に髷(まげ)も立髻も結うていない。
つまり、男は頭髪を結うていることで、
頭上に物をのせることに適していなかったことから、
頭上運搬を行わなかったのであり、
男でも結髪をしなかった者が頭上運搬を行なったのであった。
 女の場合も、重髪かまたは束髪であっても、
頭上で髪を束ねなかったときは頭上運搬を行っていた。
しかし、島田髷・勝山髷・丸髷など髪を
頭上でいろいろな形で結うようになってから頭上運搬の風習がすたれ、
後頭で束髪をする女の人たちの間にこの風習が残っていったのである。
(『絵巻物に見る日本庶民生活誌』宮本常一著 中公新書 1981年)
この頭上運搬は以前紹介した
沖縄1935』(朝日新聞出版)にも載っていました。
その写真の一部が
バーキ(竹かご)を二段重ねにして頭に載せた女性たち」(朝日新聞)
江戸時代のことですが、当時の風俗を知ることができるので
楽しみに見ている5分番組があります。
浮世絵EDO-LIFE
(Eテレ毎週水曜 午前5時55分、毎週金曜 午前11時45分)
午後から心臓リハビリでした。
30分間の歩行距離は2.14km、消費カロリーは129kcalでしたp(^^)q
理学療法士のNさんと話していたのは
今日で、心筋梗塞を発症して丸8年になることです(2011年7月31日)。
この8年間をNさんのアドバイスなどでなんとか過ごすことができました。

雑談で話していたのは、
「京アニ」の容疑者を治療している病院も大変だなと思う。
たとえ殺人犯でも命を助けるのが医師や看護師の仕事だし
裁判をするには弁護士がつかないとできない。
医療関係者や弁護をする人は、すごい覚悟がいると思う。
容疑者は、生きてもらわないと困る。
なぜ大勢の命を奪うようなことを行なったのか
裁判で明らかにしてもらわないと
命を奪われた人たちが浮かばれないと思うし
容疑者には、亡くなった人たちの
地獄を味わってもらわないという思いがある。
昔、大学病院で全身火傷をした人の病室の前を通ったことがある
その人の苦しむ声が廊下まで響いていて
家族の人が耳を両手で塞いで
廊下に座り込んで泣いていたのを思い出しました。