2016年11月16日水曜日

雲は青空に浮かんでいる方が似合っているな(^-^)

母には,信号を一度に渡れなくてもいいと言っています。
無理に渡ろうとすると躓いたりして危ないですから。
待っていれば信号は変わる!
柿紅葉マリア燈籠苔寂びぬ  水原秋櫻子
(『図説俳句大歳時記 秋』 角川書店 昭和39年)
   一日のはじめに於て

みろ
太陽はいま世界のはてから上るところだ
此の朝霧の街と家家
此の朝あけの鋭い光線
まづ木木の梢のてつぺんからして
新鮮な意識をあたへる
みづみづしい空よ
からすがなき
すずめがなき
ひとびとはかつきりと目ざめ
おきいで
そして言ふ
お早う
お早うと
よろこびと力に満ちてはつきりと
おお此の言葉は生きてゐる!
何といふ美しいことばであろう
此の言葉の中に人間の純
(きよ)さはいまも残つてゐる
此の言葉より人間の一日ははじまる

(『山村暮鳥全詩集』 彌生書房 昭和39年)

ことば」に脇点(、、、
笛の音に目白詩情くすぐられ  沢幡尺水
(『川柳歳時記』奥田白虎編 創元社 昭和58年)
ヌルデ(ウルシ科 ウルシ属)
葉軸に翼があるのが特徴であり他種との良い区別点だそうです。
貴重なる愛を秤(はかり)にかけられると露(あら)はにされし身が火照りつつ
(『中城ふみ子歌集』)
   小児
泣く者をつれて行(ゆく)とや秋の風
(『新訂 一茶俳句集』)
 山家集 中 恋 704
くれなゐの 色に袂(たもと)の 時雨(しぐ)れつつ 袖にあきある 心地(ここち)こそすれ

恋人に飽きられて流す紅の涙が木の葉を紅葉させる時雨のように袖に落ち,
紅色にかわったその袖にあたかも秋があるような心地がするよ。
◇くれなゐの色 時雨による紅葉の色。また恋ゆえ流す涙が終わりには血の涙となるその色。
(『山家集』)
緑なる一つ若葉と春は見し秋はいろいろにもみぢけるかも
(『良寛歌集』東郷豊治/ 創元社 昭和38年)
(いろ「いろ」はくの字点)
 巻七 1263
(あかとき)と夜烏(よがらす)鳴けどこの山上(みね)の木末(こぬれ)の上はいまだ静けし

暁だといって夜明けの烏は鳴くけれども,この峰の木末の上に,まだ百鳥は囀りませんものを。
暁 まだ日の出前の朝。ます夜烏が鳴きやがて夜が白んで小鳥が鳴く。
○女の引きとめ歌。
(『万葉集(二)』)
    影  

秋 
地にひろがる
ひかりをみてゐたらば
影もおちてゐた
かげと光りは
ころころと あそぶ

(『八木重吉全詩集2』)
   物の数

物の数に
はいらない
野の人
野の草
野の鳥
そうしたものたちも
ちゃんとした
歴史を持っている
わたしは物の数に
はいらないものたちが
好きだ
そういうものたちと
手をむすび
味方になってゆこう

(『詩集 詩国』)
青空に雲が浮かんでいるとなんか嬉しくなる(o^^o)

秋雲のどれもうごきゆく
(『山頭火大全』 講談社 1991年)
てっぺんにいるけどモズではありません( ^-^)
鳴き声から「ヒッカチ」,翼の白斑から「紋付き鳥」,
人をあまり恐れないことから「バカッチョ」など,さまざまなニックネームで親しまれてきた鳥。

(『鳥のおもしろ私生活』)

ニックネームが気に入らないような…(^ー゜)