2016年11月13日日曜日

うららかなお天気は今日までかな?

 お気に入りの木のようです(^。^)
近付く前に…
ある朝の鵙きゝしより日々の鵙  安住敦
(『日本の詩歌30』)
紅葉・黄葉 もみじ もみぢ
 「もみじ」を「紅葉」とのみ漢字表記するのは一知半解の譏りを免れまい。
『万葉集』では「黄葉」と表わした。
然るべき辞書のこの語の項を繙くと「紅葉(もみじ)・黄葉(もみじ)」の二種が並んでいる。
落葉樹はほぼこの二種に変色する。

(『岩波現代短歌辞典』)
赤いリボンがはっきりと見える子にであった♪
 コゲラ L15cm
 ほぼスズメ大の小さなキツツキ。
頭から体の上面は黒褐色で背と翼には白色の横斑がある。
体の下面は汚白色で,目から頬にかけてと顎線は黒褐色,
胸側から脇には褐色従斑がある。
9亜種に分けられ,南の亜種は色が濃い傾向にある。
雄は頭部の両側に橙赤色の羽毛があるが,野外では見えにくい。
声:ギィーツ,ギィーツ。ギィーッキッキッキッと鳴くこともある。
習性:全国的に低地~低山の林で留鳥だが,冬期には林に移動するものや,
カラ類やエナガと行動を共にしているものがいる。
細い枝やつるにもよくとまる。

(『フィールドガイド 日本の野鳥』)
 この子は一緒にいたので連れ合いかな(^-^)
コゲラなどの啄木鳥は枯木,枯れ枝をつつきますp(^-^)q

 晴天に枯木の音や啄木鳥  松根東洋城
(『図説俳句大歳時記 秋』 角川書店 昭和39年)
妻によし妾(めかけ)にもよし紅葉狩

○妻に…にもよし 妻にとっても妾にとっても(紅葉狩は)よい遊興。
○紅葉狩 『改正月令博物筌』に「山路にもみぢをたづぬるなり」。
(『井月句集』)
 ポツンと山吹の花が咲いていました(^。^)
紅葉(こうえふ)のあかきに堪へず狂ひゆく風も地の面(も)も古りしこの身も  藤井常世
(『現代の短歌』)

鶺鴒やめつむりきけば近づき来  加藤楸邨
(『図説俳句大歳時記 秋』 角川書店 昭和39年)



 ハクセキレイはここ数十年で大躍進を続け,都市の中に進出してきた鳥です。
餌を採る場所,色,行動など,とかく目につきやすいので,
たくさんいるような印象を受けますが,実際は,スズメよりも密度が低い鳥です。
十分な調査結果ではないので大まかな目安に過ぎませんが,
スズメの10分の1くらいの密度だと思われます。
ハクセキレイが,このまま町の中に定着するのか,
あるいは,どこかで退きはじめるのか,今後とも注目したいものです。

(『身近な鳥の生活図鑑』)

石蕗の花に孤独をかみしめる  高木柳風
(『川柳歳時記』奥田白虎編 創元社 昭和58年)

サンシュユ【山茱萸,秋珊瑚,春黄金花】
原産地朝鮮半島,中国
 ロウバイ,マンサクに続き黄色い花を咲かせる早春の花木の代表。
斜上して伸びる幹や枝につけた数多くの小枝に,
20~30個の散形花序の小さな花を樹一面,
黄色に咲かせるさまは春の訪れを感じさせてくれる。
実は夏の初めには垂れ下がって赤く熟し,
中国では薬用として古くから利用されている。
葉は5~10cmの卵形または長楕円形で対生し先がとがる。
樹皮は褐色で古くなると粗くはげる。
朝鮮半島原産で日本には18世紀の初めに薬用植物として渡来し,
和名は漢名の「山茱萸」に由来する。

(『庭木・街の木』)



淋し身に杖わすれたり秋の暮れ

[訳]淋しい身に寄り添う杖を忘れてしまったよ,秋の暮。
[語]淋し身―淋しい老いの身。「淋しみ」と言いかける。
[解]杖を忘れたという何気ない日常の一こまが,
老いの身の悲しみを深くし,秋の暮れの淋しみと重なり合う。
(『蕪村句集 現代語訳付き』)

 巻第二 137
秋山に 散らふ黄葉(もみちば) しましくは な散り乱(まが)ひそ 妹があたり見む
   (一には「散りな乱ひそ」といふ

秋山に散るもみじ葉よ,ほんのしばらくでもいいから散り乱れてくれるな。
妻のあたりを見ようものを。
◇な散り乱(まが)ひそ  「な」はしないように願う語。
「そ」はその強め。異文とは語調の違いがあるだけ。
(『萬葉集(一)』)

 鉄道草 てつどうぐさ てつだうぐさ  明治草(めいじそう)・御一新草(ごいっしんぐさ)
【解説】キク科の挫創,ひめむかしよもぎの異名で,
地方によっては間違って荒地野菊(あれちのぎく)と呼んでいるところもある。
全体にあらい毛があり,8,9月頃に緑白色の花を円錐状につける。
明治草・御一新草というは,明治になると同時に外国から入って来た帰化植物であるためで,
鉄道草の名の由来は,線路の傍らに多く繁殖したからである。

(『カラー図説 日本大歳時記[秋](旧版)』昭和57年)

 ジョウビタキ♀が藪の中をすばやく動いているのを見てさすがだなと思いました!
 コスモスの揺れ合ふあひに母の恋見しより少年は粗暴となりき  中城ふみ子

 不倫にせよ新しい恋にせよ,息子とは,母親の恋をおよそ容認しない存在である。
コスモスが風に揺れる中,母が,父ではない男性と恋に落ちたのを見た少年は,
以後粗暴になったという。
コスモスの清潔さ,潔癖さの前で,母親が何だかとても汚れて見えた煮違いない。
偶像としての母が壊れた一瞬は,コスモスとともに少年の瞼に焼きついている。
(『岩波現代短歌辞典』)

近付くまで待ってくれるかな…

鵙の声かんにん袋破れたか
(『古典俳文学大系15 一茶集』
丸山一彦 小林計一郎校注者 集英社 昭和45年)