お気に入りの木のようです(^。^)
近付く前に…
ある朝の鵙きゝしより日々の鵙 安住敦
(『日本の詩歌30』)
(『日本の詩歌30』)
紅葉・黄葉 もみじ もみぢ
「もみじ」を「紅葉」とのみ漢字表記するのは一知半解の譏りを免れまい。
『万葉集』では「黄葉」と表わした。
然るべき辞書のこの語の項を繙くと「紅葉(もみじ)・黄葉(もみじ)」の二種が並んでいる。
落葉樹はほぼこの二種に変色する。
(『岩波現代短歌辞典』)
「もみじ」を「紅葉」とのみ漢字表記するのは一知半解の譏りを免れまい。
『万葉集』では「黄葉」と表わした。
然るべき辞書のこの語の項を繙くと「紅葉(もみじ)・黄葉(もみじ)」の二種が並んでいる。
落葉樹はほぼこの二種に変色する。
(『岩波現代短歌辞典』)
赤いリボンがはっきりと見える子にであった♪
コゲラ L15cm
ほぼスズメ大の小さなキツツキ。
頭から体の上面は黒褐色で背と翼には白色の横斑がある。
体の下面は汚白色で,目から頬にかけてと顎線は黒褐色,
ほぼスズメ大の小さなキツツキ。
頭から体の上面は黒褐色で背と翼には白色の横斑がある。
体の下面は汚白色で,目から頬にかけてと顎線は黒褐色,
胸側から脇には褐色従斑がある。
9亜種に分けられ,南の亜種は色が濃い傾向にある。
雄は頭部の両側に橙赤色の羽毛があるが,野外では見えにくい。
9亜種に分けられ,南の亜種は色が濃い傾向にある。
雄は頭部の両側に橙赤色の羽毛があるが,野外では見えにくい。
声:ギィーツ,ギィーツ。ギィーッキッキッキッと鳴くこともある。
この子は一緒にいたので連れ合いかな(^-^)
コゲラなどの啄木鳥は枯木,枯れ枝をつつきますp(^-^)q
晴天に枯木の音や啄木鳥 松根東洋城
(『図説俳句大歳時記 秋』 角川書店 昭和39年)
(『図説俳句大歳時記 秋』 角川書店 昭和39年)
ポツンと山吹の花が咲いていました(^。^)
紅葉(こうえふ)のあかきに堪へず狂ひゆく風も地の面(も)も古りしこの身も 藤井常世
(『現代の短歌』)
(『現代の短歌』)
鶺鴒やめつむりきけば近づき来 加藤楸邨
(『図説俳句大歳時記 秋』 角川書店 昭和39年)
(『図説俳句大歳時記 秋』 角川書店 昭和39年)
ハクセキレイはここ数十年で大躍進を続け,都市の中に進出してきた鳥です。
餌を採る場所,色,行動など,とかく目につきやすいので,
たくさんいるような印象を受けますが,実際は,スズメよりも密度が低い鳥です。
十分な調査結果ではないので大まかな目安に過ぎませんが,
スズメの10分の1くらいの密度だと思われます。
ハクセキレイが,このまま町の中に定着するのか,
あるいは,どこかで退きはじめるのか,今後とも注目したいものです。
(『身近な鳥の生活図鑑』)
餌を採る場所,色,行動など,とかく目につきやすいので,
たくさんいるような印象を受けますが,実際は,スズメよりも密度が低い鳥です。
十分な調査結果ではないので大まかな目安に過ぎませんが,
スズメの10分の1くらいの密度だと思われます。
ハクセキレイが,このまま町の中に定着するのか,
あるいは,どこかで退きはじめるのか,今後とも注目したいものです。
(『身近な鳥の生活図鑑』)
石蕗の花に孤独をかみしめる 高木柳風
(『川柳歳時記』奥田白虎編 創元社 昭和58年)
(『川柳歳時記』奥田白虎編 創元社 昭和58年)
サンシュユ【山茱萸,秋珊瑚,春黄金花】
原産地朝鮮半島,中国
ロウバイ,マンサクに続き黄色い花を咲かせる早春の花木の代表。
斜上して伸びる幹や枝につけた数多くの小枝に,
20~30個の散形花序の小さな花を樹一面,
黄色に咲かせるさまは春の訪れを感じさせてくれる。
実は夏の初めには垂れ下がって赤く熟し,
中国では薬用として古くから利用されている。
葉は5~10cmの卵形または長楕円形で対生し先がとがる。
樹皮は褐色で古くなると粗くはげる。
朝鮮半島原産で日本には18世紀の初めに薬用植物として渡来し,
和名は漢名の「山茱萸」に由来する。
(『庭木・街の木』)
原産地朝鮮半島,中国
ロウバイ,マンサクに続き黄色い花を咲かせる早春の花木の代表。
斜上して伸びる幹や枝につけた数多くの小枝に,
20~30個の散形花序の小さな花を樹一面,
黄色に咲かせるさまは春の訪れを感じさせてくれる。
実は夏の初めには垂れ下がって赤く熟し,
中国では薬用として古くから利用されている。
葉は5~10cmの卵形または長楕円形で対生し先がとがる。
樹皮は褐色で古くなると粗くはげる。
朝鮮半島原産で日本には18世紀の初めに薬用植物として渡来し,
和名は漢名の「山茱萸」に由来する。
(『庭木・街の木』)
淋し身に杖わすれたり秋の暮れ
[訳]淋しい身に寄り添う杖を忘れてしまったよ,秋の暮。
[語]淋し身―淋しい老いの身。「淋しみ」と言いかける。
[解]杖を忘れたという何気ない日常の一こまが,
老いの身の悲しみを深くし,秋の暮れの淋しみと重なり合う。
(『蕪村句集 現代語訳付き』)
[訳]淋しい身に寄り添う杖を忘れてしまったよ,秋の暮。
[語]淋し身―淋しい老いの身。「淋しみ」と言いかける。
[解]杖を忘れたという何気ない日常の一こまが,
老いの身の悲しみを深くし,秋の暮れの淋しみと重なり合う。
(『蕪村句集 現代語訳付き』)
巻第二 137
秋山に 散らふ黄葉(もみちば) しましくは な散り乱(まが)ひそ 妹があたり見む
(一には「散りな乱ひそ」といふ)
秋山に散るもみじ葉よ,ほんのしばらくでもいいから散り乱れてくれるな。
妻のあたりを見ようものを。
◇な散り乱(まが)ひそ 「な」はしないように願う語。
「そ」はその強め。異文とは語調の違いがあるだけ。
(『萬葉集(一)』)
秋山に 散らふ黄葉(もみちば) しましくは な散り乱(まが)ひそ 妹があたり見む
(一には「散りな乱ひそ」といふ)
秋山に散るもみじ葉よ,ほんのしばらくでもいいから散り乱れてくれるな。
妻のあたりを見ようものを。
◇な散り乱(まが)ひそ 「な」はしないように願う語。
「そ」はその強め。異文とは語調の違いがあるだけ。
(『萬葉集(一)』)
鉄道草 てつどうぐさ てつだうぐさ 明治草(めいじそう)・御一新草(ごいっしんぐさ)
【解説】キク科の挫創,ひめむかしよもぎの異名で,
地方によっては間違って荒地野菊(あれちのぎく)と呼んでいるところもある。
全体にあらい毛があり,8,9月頃に緑白色の花を円錐状につける。
明治草・御一新草というは,明治になると同時に外国から入って来た帰化植物であるためで,
鉄道草の名の由来は,線路の傍らに多く繁殖したからである。
(『カラー図説 日本大歳時記[秋](旧版)』昭和57年)
地方によっては間違って荒地野菊(あれちのぎく)と呼んでいるところもある。
全体にあらい毛があり,8,9月頃に緑白色の花を円錐状につける。
明治草・御一新草というは,明治になると同時に外国から入って来た帰化植物であるためで,
鉄道草の名の由来は,線路の傍らに多く繁殖したからである。
(『カラー図説 日本大歳時記[秋](旧版)』昭和57年)
ジョウビタキ♀が藪の中をすばやく動いているのを見てさすがだなと思いました!
コスモスの揺れ合ふあひに母の恋見しより少年は粗暴となりき 中城ふみ子
不倫にせよ新しい恋にせよ,息子とは,母親の恋をおよそ容認しない存在である。
コスモスが風に揺れる中,母が,父ではない男性と恋に落ちたのを見た少年は,
以後粗暴になったという。
コスモスの清潔さ,潔癖さの前で,母親が何だかとても汚れて見えた煮違いない。
偶像としての母が壊れた一瞬は,コスモスとともに少年の瞼に焼きついている。
(『岩波現代短歌辞典』)
不倫にせよ新しい恋にせよ,息子とは,母親の恋をおよそ容認しない存在である。
コスモスが風に揺れる中,母が,父ではない男性と恋に落ちたのを見た少年は,
以後粗暴になったという。
コスモスの清潔さ,潔癖さの前で,母親が何だかとても汚れて見えた煮違いない。
偶像としての母が壊れた一瞬は,コスモスとともに少年の瞼に焼きついている。
(『岩波現代短歌辞典』)