今日は,午後からやって来ました。
日差しが眩しいくらい(^。^)
藪蔭(やぶかげ)に野菊の花のすこしある去来(きょらい)の墓のありどころかな 吉井勇
(『短歌歳時記』近藤芳美監修 長谷部淳編著 桜楓社 昭和58年)
(『短歌歳時記』近藤芳美監修 長谷部淳編著 桜楓社 昭和58年)
秋山の黄葉(もみぢ)を茂み迷(まと)ひぬる妹(いも)を求めむ山道(やまぢ)知らずも 柿本人麻呂(かきのもとひとまろ)
『万葉集』巻二。
人麻呂は大和の軽(かる)の地にひそかに妻を持っていた。
今の橿原市内。
だが妻が死ぬ。
彼は悲しみにくれて,長歌とその反歌(かえしうたの意で,
長歌の内容をもう一度要約する)たる短歌による挽歌(ばんか)を歌った。
右はその短歌。
「茂み」は茂っているので。
歌はここで一たん切れる。
「迷ひぬる」は山路に迷った。
実際は死んでしまったこと。
秋の山の黄葉があまりに深く茂っているので,
『万葉集』巻二。
人麻呂は大和の軽(かる)の地にひそかに妻を持っていた。
今の橿原市内。
だが妻が死ぬ。
彼は悲しみにくれて,長歌とその反歌(かえしうたの意で,
長歌の内容をもう一度要約する)たる短歌による挽歌(ばんか)を歌った。
右はその短歌。
「茂み」は茂っているので。
歌はここで一たん切れる。
「迷ひぬる」は山路に迷った。
実際は死んでしまったこと。
秋の山の黄葉があまりに深く茂っているので,
迷いこんだ恋しい妻を探そうにも道が分からないのだ。
(『新編折々のうた』大岡信/朝日新聞社 1983年)
(『新編折々のうた』大岡信/朝日新聞社 1983年)
昨日までは,冬空だったけど
今日は,午後もポカポカ陽気(o^^o)
今日は,午後もポカポカ陽気(o^^o)
小春日の天神様へ通りゃんせ
(『俳句で綴る変哲半生記』)
(『俳句で綴る変哲半生記』)
いつも群れているドバトが一羽だけで餌を探していました。
淋しさに飯をくふ也秋の風
(『新訂 一茶俳句集』)
(『新訂 一茶俳句集』)
3時過ぎまで青空が広がっていたけど
4時過ぎには曇り空になり冬のようでした…
4時過ぎには曇り空になり冬のようでした…
一休みしておにぎりを食べようとすると…
ヒメアカタテハも日向ぼっこで一休み( ^-^)
カリンの実が笑っている(^^ )
榠樝(くわりん)の木裸となりて風をさまる
(『現代俳句女流シリーズⅦ 58 椎の実』山崎千枝 牧羊社 昭和62年)
(『現代俳句女流シリーズⅦ 58 椎の実』山崎千枝 牧羊社 昭和62年)
桐の蕾ですが顔に見える(^▽^)
花芙蓉しぼむ時刻を忘れない 伊藤好江
(『川柳歳時記』奥田白虎編 創元社 昭和58年)
(『川柳歳時記』奥田白虎編 創元社 昭和58年)
白木槿(しろむくげ)嬰児も空を見ることあり 細見綾子
(『日本の詩歌30』)
(『日本の詩歌30』)
死を誘ひ死をはばみては秋桜
(『しづ子』)
(『しづ子』)
せきれいの尾のはし立をあと荷物 天橋立自画賛
[訳]鶺鴒の尾がせわしく動くように,忙しく橋立を後にしたよ。
荷物は後に受け取ろう。
[語]せきれいの尾―忙しいさま。
はし立―天橋立。
あと荷物―はし立を「跡にする」と「後から送る荷物」をかけた。
[解]せわしく去ってゆく自分を戯画化じながら,百川の後塵を拝したと願った作。
蕪村が敬愛する南画家で俳人の彭城百川(宝暦2年没・56歳)が天橋立を去って帰京する際に,
「はしだてを先にふらせて行秋ぞ」
(天橋立から紅葉して行くのを先触れとして,次第に秋が深まって行く)と詠んだ句をふまえる。
(『蕪村句集 現代語訳付き』)
[訳]鶺鴒の尾がせわしく動くように,忙しく橋立を後にしたよ。
荷物は後に受け取ろう。
[語]せきれいの尾―忙しいさま。
はし立―天橋立。
あと荷物―はし立を「跡にする」と「後から送る荷物」をかけた。
[解]せわしく去ってゆく自分を戯画化じながら,百川の後塵を拝したと願った作。
蕪村が敬愛する南画家で俳人の彭城百川(宝暦2年没・56歳)が天橋立を去って帰京する際に,
「はしだてを先にふらせて行秋ぞ」
(天橋立から紅葉して行くのを先触れとして,次第に秋が深まって行く)と詠んだ句をふまえる。
(『蕪村句集 現代語訳付き』)
最後に出会えたのがモズ♂
凛凛しい顔ですがプロポーズする時はいじらしいですよ(^_-)
(今の時期は,互いにライバルですが)
「モズの鳴きまね」(動画)
飛ぶ鳥に刃(やいば)なきことさびしとも美(は)しともおもふ暮れぐれにして 水原紫苑
(『現代の短歌』)
(『現代の短歌』)