2018年12月10日月曜日

久しぶりに歩くと…

まだ咳やタンが治りませんが無理のない程度に歩くことにしました。
と言うことで重いレンズは諦めて50mmマクロレンズにすると…
モズに出会いました(^_^;)
カキノキ カキノキ科カキノキ属
甘みも渋みもワザのうち
 柿には渋柿と甘柿があります。
甘柿は日本独自の栽培系統で、
鎌倉時代に渋柿の突然変異種として生まれました。
 未熟な青い柿は渋くて食べられません。
柿に含まれるタンニンは、はじめは水溶性で渋みになりますが、
実が熟すと不溶化し、渋が抜けて甘くなります。
実がとろとろに完熟してやっと渋みが抜けるのが渋柿、
中途で抜けるのが甘柿です。
どんな渋柿も完熟すれば甘くなるし、アルコールなどでも渋抜きできます。
(『実とタネキャラクター図鑑』多田多恵子 誠文堂新光社 2017年)
 柿は本来、けものや鳥に食べられてタネを運ばせています。
未熟果の渋みは動物を阻止する防衛。
完熟果の甘みは食欲をそそる誘惑。
完熟する前に甘くなってしまう甘柿は、野生植物なら欠陥品です。
最近はさらに改良が進み、種なし柿が出回っています。
野生なら最悪の欠陥品ですよね!
・甘く熟した柿は、嗅覚の発達しているほ乳類の大好物。
・オレンジ色の実は、赤い色に目がない鳥も誘います。
・タネはゼリー質に包まれ、つるっと滑ります。
 けものの歯から逃げ出す工夫です。
・タネは、ほ乳類の鋭い歯の間を通り抜け、ふんとともに外に出ます。
(『実とタネキャラクター図鑑』多田多恵子 誠文堂新光社 2017年)
サルはすべらず、ツルすべる
サルスベリ ミソハギ科
[木をおぼえる短歌]
猿すべるツルツル樹皮が自慢です 夏の長花中国原産

 中国原産のサルスベリは、樹皮が薄くすべすべで
サルが滑りそうなので猿滑と呼ばれます。
子どもの頃、お寺のサルスベリによく登り、
「なーんだ全然滑らないじゃん。サルも侮られたものだ」
と思ったものです。
樹皮が薄く剥がれる理由はつる植物に取りつかれないためでもあるようで、
本来はツルスベリなのかもしれません。
(『散歩が楽しくなる 樹の手帳』岩谷美苗 東京書籍 2017年)
 一つ一つの花は数日で閉じますが、長い期間次々花が咲くので、
百日紅とも呼ばれます。
夏はあまり花のない時期なので、庭や街路樹などに重宝がられます。
普通の花弁は水を多く必要としますが、サルスベリの花はちじれた花弁六枚で、
水を節約する形ではないかと思います。
葉は、二枚ずつ交互に並ぶコクサギ型葉序で、丸っこい葉がついています。
(『散歩が楽しくなる 樹の手帳』岩谷美苗 東京書籍 2017年)
 たいてい庭木のサルスベリの枝は、コブのようにふくらんでいます。
これは同じ場所で枝を切るので、
木もどうせ傷を受けるならと抗菌物質を集めこぶにしているのです。
これを「剪定こぶ」といいます。
こぶに抗菌物質を集結させているので、
このこぶを切ると枝が枯れる可能性が高いです。
(『散歩が楽しくなる 樹の手帳』岩谷美苗 東京書籍 2017年)
また、こぶは早めに作った方が腐朽(ふきゅう)しにくいのです。
枝を切った時点より前の材は腐りやすいので、
太い枝から始めるとこぶの付け根が弱くなることがあります。
大きくできない場合なら、2~3m枝を伸ばすスペースをとり、
早めに剪定こぶを作るのも手です。
春から秋は枝を好きに伸ばし、毎年冬に同じ場所で切ります。
(『散歩が楽しくなる 樹の手帳』岩谷美苗 東京書籍 2017年)
カモは別種とも恋に落ちる
 似た生物を同種とするか別種とするかは、
生物を分類する上での永遠のテーマです。
交配が可能なら同種、交配できなければ別種という基準を
聞いたことのある人もいるでしょう。
これは生物学的種概念という考え方ですが、
実際には、繁殖可能かどうかで分類するのがむずかしい場合が多く、
最近ではあまり使われなくなってきました。
(『トリノトリビア 鳥類学者がこっそり教える 野鳥のひみつ
          川上和人 マツダユカ他 西東社 2018年)
 現実的には、野外で雑種の個体を見ることは、ほとんどありません。
異種でつがいになれば同種との繁殖機会が減りますし、
雑種の子供は、羽毛の色や模様が中途半端となり、
異性からあまりモテないでしょう。
野生動物にはそんな不利益な行動する余裕はないのです。
(『トリノトリビア 鳥類学者がこっそり教える 野鳥のひみつ
         川上和人 マツダユカ他 西東社 2018年)
 しかし、カモは違います。
冬になると、マガモにコガモにオナガガモ、
一つの池に10種ものカモが集ることもあります。
よく探してみると、2種の特徴をもつ個体が見つかることもめずらしくありません。
カモのなかまはなぜか雑種ができやすいのです。
マガモとカルガモの雑種である、通称「マルガモ」をはじめ、
さまざまな組み合わせの個体が見られます。
(『トリノトリビア 鳥類学者がこっそり教える 野鳥のひみつ
         川上和人 マツダユカ他 西東社 2018年)
 カモのオスは、種によってまったく異なる姿をしています。
しかし、メスはどれも似たような褐色の羽衣で、
バードウォッチャーを困らせます。
その姿は、本人たちにとっても見分けづらいのかもしれません。
(『トリノトリビア 鳥類学者がこっそり教える 野鳥のひみつ
         川上和人 マツダユカ他 西東社 2018年)
今朝の父の一枚です。
ハクセキレイのつがいを撮していました。
いつも母がニコニコしながら見ていたのを思い出します。
(2012年12月20日)

今日は母の月命日です。
この時は、霜が一面に降りていました。
そんな寒い日でも一緒に歩いてくれていました。

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