2018年12月29日土曜日

氷がはっていました(°0°)

晴れているのに昨日以上に寒さを感じました。
ハス畑を見ると氷がはっていました(°0°)
北~西日本の日本海側中心 あすにかけ雪が降る見込み
来年の干支は「亥(い)」なので本当は11月に紹介すればいい内容ですが(^^ゞ
「亥の子餅」について転記しますφ(.. )
ちなみに2019年の亥の日は11月10日(日)だそうです。
「源氏物語」にも登場する亥の月初亥の「亥の子餅」
 旧暦十月の亥の日、茶道では室内の囲炉裏(いろり)を開く「炉開き」が行われますが、
その際にかならず合わせるお菓子があります。
それが「亥の子餅」です。
文字通り亥(いのしし)を象(かたど)ったかわいらしい形のお餅です。
亥の月の亥の日亥の刻(午後9時から11時)に亥の子餅を食べると
無病息災(むびょうそくさい)でいられるという言い伝えもあり、
この時期、和菓子屋さんの店頭にも亥の子餅が並びます。
(『和ごよみで楽しむ四季暮らし』岩崎眞美子 学研プラス 2009年)
 中国の陰陽五行説(いんようごぎょうせつ)に影響を受けた
干支(えと)を十二の月にあてた場合、
冬至月(旧暦十一月)が子(ね)の日となるので十月は亥の月ということになります。
また亥は五行説で見れば水の性に当るので、火事除けの守り神とされたのでしょう。
(『和ごよみで楽しむ四季暮らし』岩崎眞美子 学研プラス 2009年)
亥の子餅は『源氏物語』で、光源氏(ひかるげんじ)
初めて若紫(わかむらさき)を妻にする場面にとても印象的な小道具として登場します。
忘れられない恋人の面影をうつした美少女を手元に引き取って育てていた源氏ですが、
ある日、彼女だけがいつまでも寝所から出てこない日がありました。
(『和ごよみで楽しむ四季暮らし』岩崎眞美子 学研プラス 2009年)
その日はちょうど十月の初亥の日で、
従者が源氏のもとへ美しい籠に入った亥の子餅を届けるのです。
それを見た源氏は
「この餅を、明日の暮れにもう一度用意してくれないか」と言うのです。
(『和ごよみで楽しむ四季暮らし』岩崎眞美子 学研プラス 2009年)
当時、結婚した男女が初夜の翌々日の夜に
「三日夜(みかよ)の餅」を食べるという風習があったのです。
読者は、たったこれだけの情報で、源氏がついに若紫を妻にしたことを知るのです。
日本の行事や旧暦を知ると古典が本当に面白くなりますね。
(『和ごよみで楽しむ四季暮らし』岩崎眞美子 学研プラス 2009年)
『源氏物語』「葵」からその箇所を
大塚ひかりさんの現代語訳と解説を転記します。
(「葵」より)
 その夜、〝亥(ゐ)の子餅(こもちひ)〟を御前に差し上げます。
こうした喪中の折なので、大げさにせず、姫君だけに、
綺麗な折箱ていどをいろいろ趣向を凝らして用意します。
それを君は見て、南のほうに出て、惟光(これみつ)を呼び、
「この餅を、こうあれこれたくさんじゃなくて、
 明日の夕方、こちらに差し上げてくれ。今日は日が悪かった」と、
うち微笑んでおっしゃる様子に、鋭い男なので、すぐに合点がいきました。
(『源氏物語 第一巻 桐壷~賢木』大塚ひかり翻訳 ちくま文庫 2008年)
惟光は、しまいまで承らず、
「なるほど〝愛敬(あいぎやう)のはじめ〟は日を選んで召し上がるべきですね。
 それにしても、〝子(ね)の子(こ)〟餅はいくつご用意しましょう」と、
亥の日の次は子の日ゆえ、明日の餅をもじって、真面目な顔で申すので、
「三分の一くらいでいいかな」と君が言うと、すっかり心得て立ち去りました。
「馴れたものだな」と君は思います。
惟光は、人にも言わず、ほとんど〝手づから〟といった感じで、
実家で作っていたのでした。
(『源氏物語 第一巻 桐壷~賢木』大塚ひかり翻訳 ちくま文庫 2008年)
以下、大塚ひかりさんの解説です(<ひかりナビ>)。

<(ひ) 紫の上との初寝の翌日は亥の子餅を食べる日に当っていました。
〝亥の子餅〟は陰暦十月の最初の亥の日に食べると、
万病を防ぎ、子孫繁栄するといいます。
餅は古代、人の魂とも考えられていて、
食べると長寿と幸福が得られるというので、正月などの晴れの日に供せられました。
(『源氏物語 第一巻 桐壷~賢木』大塚ひかり翻訳 ちくま文庫 2008年)
当時は新婚三日目の夜にも餅を食べる習慣があり、
これを〝三日(みか)の夜(よ)の餅(もちひ)〟と言いました。
この餅を食べることで結婚が成立したのです。
亥の子餅は胡麻や小豆や栗が混ざって色がついていますが、三日の夜の餅は白一色。
(『源氏物語 第一巻 桐壷~賢木』大塚ひかり翻訳 ちくま文庫 2008年)
惟光が〝子(ね)の子(こ)〟と言ったのは、亥の日の次は子の日なので、
今日の「亥の子餅」の翌日の三日夜餅を「子の子餅」ともじったのです。
〝愛敬のはじめ〟は結婚を洒落て言った惟光の造語。
男女の愛の交歓の第一歩、みたいな感じでしょうか?>
(『源氏物語 第一巻 桐壷~賢木』大塚ひかり翻訳 ちくま文庫 2008年)
後にこんな解説もあります。

<(ひ)(…略…)
紫の上のために〝裳着(もぎ)〟の儀式をしてやります。
裳着は女子が初めて裳を付ける、今で言う成人式。
初潮を迎える12から14歳頃に行われます。
ところがこんなにしてもらっても、紫の上は源氏を恨んでいます。
相手が源氏のような素晴らしい貴公子で、あふれる愛を注がれているのだから、
彼女の苦悩は一見、贅沢に見えますが、長年、父と慕った男に犯されたのです。
今風に言うと性的虐待されてショックを受けているわけで、
傷つくのも無理はありません。
そのショックをきちんと描いているのも『源氏物語』の凄さです。
紫式部は、父に犯された女をどこかで見たのでしょうか>
(『源氏物語 第一巻 桐壷~賢木』大塚ひかり翻訳 ちくま文庫 2008年)
午後から天満橋駅に出かけました。
二日前にパソコンがいきなり動かなくなりました。
マウスのクリックボタンを押しても反応なし…
初めパソコンの寿命かなと思ったけど、古いマウスに替えると動いたので
マウスを探しにやって来ました。
その後、書店で見つけたのが『行基と歩く歴史の道』(泉森 皎著 法蔵館)です。
山を歩いていたときは役行者のゆかりの地を歩いていました。
町歩きをするようになって出会うのが行基のゆかりの地です。
行基について知りたいなと思っていたときに巡り会いました(^_^)b
お昼はリバーカフェで「一汁四菜バランス定食」(^。^)
なんどか入院、手術をしたので
このようなメニューに目がいきます(o゜▽゜)o
もうすこし体調がよくなったら町歩きもしたいなと思いますp(^-^)q