2024年3月31日日曜日

はやいなぁ…

今日で3月も終わり…
一日来なかっただけでいっぺんに桜が咲き出して
ヤマザクラなど散り始めている
母の好きだった枝垂れ桜も見頃になっている
 岩波書店の投稿

【今日の名言】ただ過(す)ぎに過ぐるもの 帆かけたる舟。人の齢(よはひ)。春、夏、秋、冬。

──清少納言『枕草子』(260段)
昨夜の
新美の巨人たち「三枚の“桜の絵”日本人の魂…壮絶な物語
さいたさいたさくらがさいた」が紹介されていました。
三岸節子さんが93歳で描いた噴火するような桜。

貝殻旅行―三岸好太郎・節子展―」(Sankei EVENT Info 2022.3.18)
毎日、楽しみにみていた朝ドラ「ブギウギ」も終わってしまった。
なんか早く終わったような気がしてしまうほど……。
趣里さんのInstagram

心から、ありがとうございました。
撮影を通してかけがえのない時間を
全てのキャストスタッフの皆様と過ごせたこと、
放送を通して視聴者の皆様と共にいることができた半年間、
一生忘れません。
たくさんのエネルギーをありがとうございました。
宝物です。

ほんま、おおきにーーー!!!!

去年、12月22日のあさイチ「プレミアムトーク 服部隆之」でオーディションの時に
歌声だけだったときの趣里さんは評価が低かったけど
歌う姿に、何だよこの人とモニターにどんどん近づいてしまうほど引き込まれていったと話していたのを見て
服部良一と笠置シヅ子との劇的な出会いを思い出していました(^_-)
 松竹楽劇団

 …前略…

 こうして昭和13年の4月、ぼくは松竹楽劇団(SGD)の副指揮者として帝劇に関係し、間もなく紙恭輔氏が退いたあと、正指揮者として、構成・作曲・指揮に大車輪の働きをするこになる。
 4月28日の、オープン第一回の出し物は『スイング・アルバム』十二景であった。
(『ぼくの音楽人生  エピソードでつづる 和製ジャズ・ソング史』服部良一 日本文芸社 2023年)
 …中略…

 この混成チーム一座の花形は、大阪の歌姫・笠置シヅ子ということであった。
大変な前宣伝である。
 彼女に関する知識は、たちまち得ることができた。
OSSKのトップスターで、本名は亀井静子。
大正3年、香川県生まれの大阪育ち。
昭和2年に三笠静子の芸名でデビューした。
笠置シヅ子に改名したのは、三笠宮殿下と同じ名では恐れ多い、という意見が某所から出たせいだったという。
 いずれにしても、笠置シヅ子は話題の中心だった。
ぼくは、どんなすばらしいプリマドンナかと期待に胸をふくらませた。
「あ、笠置クンが来ました。音楽の打ち合わせをしましょう」
 担当者の声に、ぼくは、ごった返す稽古場のほうを見た。
 薬びんをぶらさげ、トラホーム病みのような目をショボショボさせた小柄な女性がやってくる。
裏町の子守女か出前持ちの女の子のようだ。
まさか、これが大スターとは思えないので、ぼくはあらぬ方向へ期待の視線を泳がせていた。
ところが、
「笠置シヅ子です。よろしゅう頼んまっせ」
 と、目の前にきた、鉢巻で髪を引き詰めた下がりまゆのショボショボ目が挨拶する。
 ぼくは驚き、すっかりまごついてしまった。
 ところが、彼女には再び驚かされることになる。
その夜おそく始まった舞台稽古では、思わず目を見張った。
『クイン・イザベラ』のジャズ・リズムにのって、タラッタ、と舞台の袖から飛び出してきた女の子は、昼間のトラホーム病みの子とは全く別人だった。
三センチほどもある長い付けまつ毛の下の目はバッチリ輝き、ぼくが棒をふるオーケストラにぴたりと乗って、
「オドッレ、踊ッれ」
 と掛け声を入れながら、激しく歌い踊る。
その動きの派手さとスイング感は、他の少女歌劇出身の女の子たちとは別格の感で、なるほど、これが世間で騒いでいた歌手かと、納得した。
 その日から、紙恭輔は秋月恵美子のタップのファン、ぼくは笠置シヅ子の付けまつ毛のファン、とはっきり分かれた。
 ファンのぼくは、その後、『ラッパと娘』(村雨まさを詞)『センチメタンたる・ダイナ』(野川香文詞)『ホット・チャイナ』(服部竜太郎詞)など、彼女のためのオリジナル曲を次々と書いた。

 …後略…
(『ぼくの音楽人生  エピソードでつづる 和製ジャズ・ソング史』服部良一 日本文芸社 2023年)
今朝の父の一枚です(^^)/
モズの雄に出会っていました。

第4章 鳥の五感、鳥が感じる世界
 2 鳥にとって重要な感覚は「視覚」、そして「聴覚」


 …つづき…

 哺乳類は長い期間、夜行性の生き物だったことから、視覚は感度優先で暗視能力を強化する方向に進化してしまい、フルカラーの視覚をもつものは現在、ごく少数に留まります。
 一方で、餌を探すときなど、獲物の匂いととともに、獲物が立てる「音」を大きなたよりにしてきたため、「聴覚」がとても発達しています。
肉食のネコ科の動物が周波数の高い音を聞き取る耳ともっているのは、暗闇の中で獲物が立てるかすかな足音も察知して、その位置を特定するためだったと考えられます。
こうした感覚の利用の差が、3億年以上にわたる進化の隔たりのなかで、哺乳類と鳥類の視覚や聴覚に大きなちがいを生んだわけです。

 …後略…
(『鳥を識る なぜ鳥と人間は似ているのか』細川博昭 春秋社 2016年)