2024年3月4日月曜日

天気予報を見ていると

空が暗くてこれから天気が崩れそうな…
今日は、blogの更新を休憩しようと思っていましたが
天気予報を見ているとあす激しい雨が降るそうです。
リハビリ散歩に出かけられるか分らないので……

発表の経緯が分らなかった作品がひょんなところから見つかったそうです。
芥川龍之介の作品「三つの指環」初掲載は医学雑誌か〟(関西NHK)
朝ドラ「ブギウギ」第22週「あ~しんど♪」 (106)で「買物ブギ」♪が登場しましたね♪
それにしても趣里さんは凄いなぁと思います。
芝居だけでなく歌に踊りに戦前からの大阪弁……!
よく最後まで駆け抜けたと思います!
連続テレビ小説「ブギウギ」クランクアップのお知らせ〟(NHK 2月13日)

そして、愛子役の子の演技もスゴイ!(オフショット画像
6歳の子があんなにほのぼのとした、
そして胸が痛くなるような演技ができるのですね。
それでもケチつける投稿をする人がいるのには
わてほんまによう言わんわ わてほんまによう言わんわ」♪

この「よういわんわ」について
  よういわんわ―古語について

 …前略…

 ところで私がいまも、どうしても共通語・標準語に翻訳して使えないのは、
「ようせんわ」「よういわんわ」
 などというときの大阪弁である。
 この「よう」は「能(よ)う」で、「好う」ではなく、私は王朝古語の、
「え……せぬ」
から来ているのではないかと思う。
(『大阪弁おもしろ草子』田辺聖子 中公文庫 2020年)
『源氏』の「桐壺」の巻、桐壺の更衣(こうい)が主上のもとへしげしげ召されるのを嫉妬した、ほかの女御(にょうご)たちが、どうしても通らねばならぬ廊下の戸を締めたりする、<さら馬道(めどう)の戸をさしこめ>などと使っている、あの言葉である。
「よういわんわ」は「言わ」で「ようせんわ」は「」――昔の本では「え」とくると必ず「ぬ」や「ず」で打消、反語に使われているが、これが標準語でいうと、
「そんなこと、よう言わんわ」
 が、
「そんなことは言えないわ」
 になる。
 しかし「言えない」と「よう言わん」とはニュアンスが違うと私は思う。
「よう言わん」を標準語に訳すると、
「とてもそこまでつっこんで言うことはできない、私の立場、私の才徳、私の器量ではそれは私の手にあまることで、私では、なし能(あた)わぬことである」
 という意味であるから、これをどうしても標準語にするとなると、
「とっても言えないわ」
 とでも付加しないといけなくなる。
 この、「よう」というのをつけると、言葉のあたりも柔らかくなるので、聞く人の耳にも障(さわ)りがないように思われるのだが、どうであろうか。
言えないわ、できないわ、というキッパリした断定とはちがって、
「よう言わんわ」「ようせんわ」
 というと、アトをひく感じで、
「何でやいうたら……」
 とか、
「そやかて(ビコーズ)……」
 とか、その理由をつづけたくなる。
べつにそれは要らんのであるが、「よう……せん」というた以上は、それっきりで話の腰を折ってしまうのも愛想ない気がする。
大阪弁にも断定の口調というのはあり、
「言えまへん」
「書けまへん」
 というときは断固としていうであろう。
しかし、あんまりそう言い切ったんでは、ミもフタもないやろうという気が萌(きざ)したときは、
「よう言いまへん」
「よう書きまへなんだ」
 とかいう使いかたをする。
大阪弁を片っぱしから標準語や東京弁に置きかえて、置きかえられぬことはないのだが、この、
「よう……せん」
「よう……しまへん」
 だけは別である(それともう一つの大阪弁の特徴というか、どうしてもニュアンスを翻訳しきれないものに、語尾の「や」があるのだが、これはまた別の機会に考えてみよう)。
 ともかく私はこの、「よう……せん」というのが大阪弁らしく好きなのだが、「よう……せん」というと、あと何かつけ足さないと相手に悪い気がするという、その語感は、これは近松の文章の感覚ではないかと思えてきた。
 近松の世話物の世界の男も女も、何かをいえばそのわけを説き去り説ききたり、こちらの気持を順々縷々(じゅんじゅんるる)と相手に伝え、ゆきつもどりつなめらかに、しかもくまなく感情のゆくたてを訴え、それでいて一本調子にならず、強調すべきところはツブ立て、条理と情愛をあまさず伝えて説得し、あるいは訴えようとする。
その絢爛(けんらん)多彩な訴えの説得力あること。
「よう言わんわ」にはふた通りの意味があって、文字通り、とてもいえないという、 I can not と、「呆れはててものがいえぬ」という意味もある。
 これは戦後に笠置シズ子が「買物ブギ」をヒットさせ、その中に、
<わてほんまに よういわんわ>
 の歌詞があってひとしきりはやったが、そういう感じで、『心中天網島(しんじゅうてんのあみじま)』のおさんは夫の冶兵衛にくどく。
愛人の小春と手を切ると誓紙を書いた冶兵衛は、そのくせこたつで蒲団(ふとん)をひっかぶって、<枕に伝ふ涙の滝、身も浮くばかり泣きゐたる>おさんは夫を引きおこして顔つくづくと打ちながめ、ここで「よういわんわ」とはいってないのだが、そういうニュアンスで、

…中略…
 大阪弁は一面直截(ちょくせつ)なくせに、へんにまわりくどい所もあり、「不便」といえばよいのに「便利わるい」といったりする、そのお遊びが「ようせん」「よういわん」でもあろう。
「よう……せん」が死語になったら、大阪弁もおしまいかもしれない。
(『大阪弁おもしろ草子』田辺聖子 中公文庫 2020年)
今朝の父の一枚です(^^)/
昨日は、ピントを合わせられずに悔しがっていましたが、今朝はバッチリです(^_^)v

質問68 鳥の摂食に関係した筋肉はどんな筋肉ですか?

回答] くちばしを閉じる時働く筋肉は内転筋とよばれます。
この筋肉が特に発達している鳥は種子食の鳥です。
植物のかたい種子をのみこむ前に砕くのにこの筋肉の発達が必要です。
ムクドリモドキ、アオカケス、ショウジョウコウカンチョウなどが合衆国での代表種です。
タカとかモズのような猛禽類では、狩った獲物をくちばしでひき裂きばらばらにしますので、強い内転筋を必要とします。
 くちばしを開く筋肉は伸出筋です。
ヨタカ、エントツアマツバメ、その他の昆虫食の鳥は、くちばしを大きく開けて昆虫を捕え、のみこむためによく発達した伸出筋を持っています。
(『鳥についての300の質問 君が知りたいすべてに答える』A.クリュックシァンク H.クリュックシァンク著 青柳昌宏訳 講談社ブルーバックス 1982年)