今朝も風がなく蒸し暑い…(~_~;)
百日紅すだれに点じゐてわが家
(『花句集』中村汀女 求龍堂 昭和58年)
無花果に干したる足袋や忘れけむと心もとなき雨あわたゞし 長塚節
(『明治文學全集54 伊藤左千夫 長塚節集』筑摩書房 昭和52年)
水も鳥も現(うつつ)にきいて昼寝哉
○現に 夢心地に。
(『井月句集』復本一郎編 岩波文庫 2012年)
荒園の力あつまり向日葵立つ
(『西東三鬼全句集』沖積舎 昭和58年)
小さな白い花と黒く熟す丸い実が特徴的な本種は,
トマトに近縁だが,食用にはならない。
以前は街中でもちょっとした道端などでよく目にしたが,
最近は見る機会が減った気がする。
一つにはわりあい大株になってから実を付けるので,
隙間程度では生活しきれないのかもしれない。
(略)
ナス科。
(『スキマの植物図鑑』塚谷裕一 中公新書 2014年)
時々,山吹が季節はずれに咲いているのを見るけど…
巻第二 120
弓削皇子(ゆげのみこ),紀皇女(きのひめみこ)を思(しの)ふ御歌
我妹子(わぎもこ)に 恋ひつつあらずは
秋萩(あきはぎ)の 咲きて散りぬる 花にあらましを
あの子に恋い焦がれてなんかおらずに,いっそのこと,
秋萩の,咲いてはすぐに散ってしまう花であった方がましだ。
・弓削皇子 天武第六皇子。母は天智天皇の娘大江(おおめ)皇女。
文武3年(699)7月21日没。年三十前後。
天武―草壁―文武という自分の血筋に執着し,
諸皇子に厳しく対した持統天皇の治世下で,人一倍不安と哀愁を感じて生きたらしい。
・紀皇女 天武天皇の皇女。穂積皇子の同母妹,弓削皇子の異母妹。
(『萬葉集(一)旧版』青木生子 他 校注 新潮社 昭和51年)
あれ……木蓮が咲いている(°0°)
合歓木も…
合歓木(ねむ)の葉とざす宵(よひ)来てわが嬬(つま)はかしぎの煙立てそめにけり
吉植庄亮(よしうえしょうりょう)
(『日本の詩歌29 短歌集』中央公論社 昭和45年)
姓名は何子(なにし)か号は案山子(かがし)哉
(『蕪村俳句集』尾形 仂 校注 岩波文庫 1989年)
今日は,両親の散歩はお休みです。
長い間,母は歩いていないので疲れがでているようです。
毎日,無理して歩かなくても少しずつ外に出る機会を増やしたいと思います。
というのもσ(^_^;も退院直後は,近所を歩き,次第に距離を延ばしましたp(^-^)q
梁塵秘抄 巻第二
常の心の蓮(はちす)には 三身仏性(さんしんぶつしやう)おはします
垢(あか)つき穢(きたな)き身なれども 仏に成るとぞ説いたまふ
人の本来もっている清浄心(しょうじょうしん),
たとえば蓮の花にも似たそれには,
三身仏性(さんしんぶっしょう)が宿っておられる。
罪障深く,いわば垢(あか)にまみれた汚いこの身であるけれども,
教えを受けて励めば成仏する。
このように仏はお説きになっている。
(『神楽歌 催馬楽 梁塵秘抄 閑吟集 日本古典文学全集25』臼田甚五郎・新間進一 校注・訳者 小学館 昭和51年)
百日紅すだれに点じゐてわが家
(『花句集』中村汀女 求龍堂 昭和58年)
無花果に干したる足袋や忘れけむと心もとなき雨あわたゞし 長塚節
(『明治文學全集54 伊藤左千夫 長塚節集』筑摩書房 昭和52年)
水も鳥も現(うつつ)にきいて昼寝哉
○現に 夢心地に。
(『井月句集』復本一郎編 岩波文庫 2012年)
(『西東三鬼全句集』沖積舎 昭和58年)
ハクチョウソウ
イヌホオズキ小さな白い花と黒く熟す丸い実が特徴的な本種は,
トマトに近縁だが,食用にはならない。
以前は街中でもちょっとした道端などでよく目にしたが,
最近は見る機会が減った気がする。
一つにはわりあい大株になってから実を付けるので,
隙間程度では生活しきれないのかもしれない。
(略)
ナス科。
(『スキマの植物図鑑』塚谷裕一 中公新書 2014年)
時々,山吹が季節はずれに咲いているのを見るけど…
巻第二 120
弓削皇子(ゆげのみこ),紀皇女(きのひめみこ)を思(しの)ふ御歌
我妹子(わぎもこ)に 恋ひつつあらずは
秋萩(あきはぎ)の 咲きて散りぬる 花にあらましを
あの子に恋い焦がれてなんかおらずに,いっそのこと,
秋萩の,咲いてはすぐに散ってしまう花であった方がましだ。
・弓削皇子 天武第六皇子。母は天智天皇の娘大江(おおめ)皇女。
文武3年(699)7月21日没。年三十前後。
天武―草壁―文武という自分の血筋に執着し,
諸皇子に厳しく対した持統天皇の治世下で,人一倍不安と哀愁を感じて生きたらしい。
・紀皇女 天武天皇の皇女。穂積皇子の同母妹,弓削皇子の異母妹。
(『萬葉集(一)旧版』青木生子 他 校注 新潮社 昭和51年)
あれ……木蓮が咲いている(°0°)
合歓木も…
合歓木(ねむ)の葉とざす宵(よひ)来てわが嬬(つま)はかしぎの煙立てそめにけり
吉植庄亮(よしうえしょうりょう)
(『日本の詩歌29 短歌集』中央公論社 昭和45年)
姓名は何子(なにし)か号は案山子(かがし)哉
(『蕪村俳句集』尾形 仂 校注 岩波文庫 1989年)
今日は,両親の散歩はお休みです。
長い間,母は歩いていないので疲れがでているようです。
毎日,無理して歩かなくても少しずつ外に出る機会を増やしたいと思います。
というのもσ(^_^;も退院直後は,近所を歩き,次第に距離を延ばしましたp(^-^)q
梁塵秘抄 巻第二
常の心の蓮(はちす)には 三身仏性(さんしんぶつしやう)おはします
垢(あか)つき穢(きたな)き身なれども 仏に成るとぞ説いたまふ
人の本来もっている清浄心(しょうじょうしん),
たとえば蓮の花にも似たそれには,
三身仏性(さんしんぶっしょう)が宿っておられる。
罪障深く,いわば垢(あか)にまみれた汚いこの身であるけれども,
教えを受けて励めば成仏する。
このように仏はお説きになっている。
(『神楽歌 催馬楽 梁塵秘抄 閑吟集 日本古典文学全集25』臼田甚五郎・新間進一 校注・訳者 小学館 昭和51年)