2016年9月24日土曜日

今朝は,肌寒いくらいだけど…

秋草に遊んでくるるよその犬
(『花句集』中村汀女 求龍堂 昭和58年)
私は好きあなたは嫌ふ彼岸花
(『鈴木真砂女全句集』)
 巻第十四(相聞) 3459
稲舂(つ)けば皹(かか)る吾(あ)が手を今夜(こよひ)もか殿の若子(わくご)が取りて嘆かむ

稲を舂くとあかぎれが切れる私の手を,今夜も若殿さまは手にとって,嘆かれるだろうか。
稲舂けば  精白する。
殿の若子  架空の恋の相手。
(『万葉集(三)』)
アメリカアゼナ(アゼトウガラシ科←ゴマノハグサ科)
今朝は,肌寒いくらいだけど,週間予報では明日から30℃以上の日が続く(~_~;)


メジロは室町時代から〝めじろ〟の名で知られている。
江戸時代前期の「大和本草」に「繡眼児(めじろ),今案ズルニ目白の目ぶち縫(かが)るがごとし,故(ニ)繡眼と名づく,其羽色青褐色青ばとの色に似たり 是もわたり鳥也 群れをなす 枝上にて同類と押合ふ」とでている。

(『図説 日本鳥名由来辞典』)
シジュウカラ
習性:全国的に留鳥。
木があれば住宅街にも普通。
秋冬には他種と混群となり,地上で落葉をのけて下の餌を探すことも多い。

(『フィールドガイド 日本の野鳥』)
 山家集 上 秋 267
   行路草花
折らで行く 袖にも露ぞ こぼれける 萩の葉しげき 野辺の細道

萩の葉の繁っている野辺の細道を通ってゆくと,美しい枝を折ることもしないのに,
袖にも萩の露がこぼれかかるよ。
(『山家集』)
 ショウキズイセン(ヒガンバナ科)
 タマスダレ(ヒガンバナ科)
フヨウ

 初秋に見ごたえのある美花を、一ヵ月近くにわたって咲かせ続けるフヨウは、じつは一日花。
小枝には10~20個ほどのつぼみを持っていて、
平均して一日に一つの花(ときには二個)を咲かせて、
長期にわたって咲くように調整する能力を持っている。
 花の色は桃色と白色の二種類があるが、圧倒的に多いのは桃色だ。
花のあとでできる球形のさやは、秋らしい趣でいっぱいで、中には種子が10個ほど入っている。
花期は9月。


  逢ひにゆく袂触れたる芙蓉かな  日野草城

  芙蓉一花見出でし朝の微風かな  徳永夏川女
(『花の京都』光書房 昭和58年)
ホシアサガオ(ヒルガオ科)
 ハシブトガラス〔嘴太烏〕
 人の食べるものは何でも食べ,はてはネズミ,ヘビなど動物の死体までも貪り食べるため,
その真黒な姿ともあわせ忌み嫌われている。
 東京都心の緑地は,どこでも寝ぐらとして利用しており,
何百もの数のものが,毎日餌場との間を規則正しく往復している姿が見られる。
 朝早く市街地の残飯,屑を人の起きないうちに食い散らしているが,
カラスが都市の中でくらすことができ,その数を増やしているのは,
以外とわれわれ人間のごみ処理のまずさにあるのかも知れない。
 こうした点では,人の無精さ,ずるさをカバーしてくれる町の掃除屋的な働きもしている。
 よくカラスが人を襲うという。
カラスは頭の良い鳥で,一度いじめられたりするとよく覚えており,
その動物に対して敵対心をもつようになるという。
繁殖期にはとくにその傾向が強くなる。
 鳴き声は〝カァー,カァー〟と軽い澄んだ声をもち,
時には〝クヮー,クァー,アー,アー〟などと鳴くこともある。

(『都市のバードウォッチング・バイブル』千羽晋示・柳沢紀夫著 朝日出版 1981年)
普段,嫌われ者ですがなんか可愛い目をしている(*゜∀゜*)
ウスバキトンボなどが群れて飛んでいた田んぼ
出会えたのはヤマトシジミ(シジミチョウ科)だけでした…
こんな掲示が…
薬剤散布完了のお知らせ
稲の害虫(ウンカやコブノメイガなど)が見うけられるので,やむを得ず薬剤を散布しました。

稲作と害虫の影響」(動画)

これまで田んぼは無農薬栽培でした。
アオイトトンボ(アオイトトンボ科)