2016年9月21日水曜日

大阪は無事すぎてくれましたが…

蓮を掘る泥まみれ泥をかいては
(『山頭火大全』講談社 1991年)
巻第十(秋の相聞) 2248
秋田刈る仮廬(かりいほ)作り廬(いほ)りしてあるらむ君を見むよしもがも

秋田を刈る仮小屋を作って旅寝しているだろうあなたを,何とかして見る手だてが欲しいなあ。
▽妻の思い。
(『万葉集(二)』)
 巻第十一(寄物陳思) 2480
路の辺(へ)の壱師の花のいちしろく人皆知りぬ我が恋づまを
  或る本の歌に曰(い)はく,
 いちしろく人知りにけり継ぎてし思へば

路のほとりの壱師の花のようにはっきりと人はみな知ってしまった。
私の恋しい妻を。
 或ル本ノ歌ニ曰ワク,
はっきりと人は知ったことだ。絶えず思っているので。

壱師の花  イチシの音で接続。花は未詳。一説にヒガンバナ。
いちしろく  著しく。
(『万葉集(三)』)
台風16号は各地に被害をもたらしましたが
大阪は無事に過ぎてくれました。
ただKazeの子どものころは,大きな台風が来襲して
道路が水で溢れ,亀やフナが泳いでいた思い出があります。
油断をすると大変な事になると思います。
乱歩読む窓のガラスに蝸牛
(「寅さん、何考えていたの?~渥美清・心の旅路~」)
カタツムリの子どもが細い枝を渡ろうとしていました。
しだいしだいに…
落ちないように一生懸命こらえているのかな…
目をグーンと延ばしているみたい(*゜∀゜*)
こちらはそんな苦労はないようです。
道が違えば……人と同じですね(^。^)
ヤブラン (キジカクシ科←ユリ科)
ヒメジャノメ(ジャノメチョウ亜科)ですが,何か気がつきませんか?
昆虫なら脚は6本あるはずだが,ジャノメチョウの前脚は退化しているので4本しか見えない。
タテハチョウの仲間も前脚が退化して短くなっており,4本に見えるものが多い。

(『昆虫の不思議』三枝だ博幸監修・伊沢尚著/ナツメ社 2006年)

 ホウキギク(キク科)
アオモンイトトンボ(イトトンボ科)
颱風が折りし向日葵伐り倒す
(『西東三鬼全句集』沖積舎 昭和58年)
両親がいつもの場所で休憩していると
お馴染みさんが来てくださってお話が始まります(^_^)b
台風で落ちたのだろうな…アベリア(ハナツクバネウツギ スイカズラ科
ショウジョウトンボ(トンボ科)
長雨の降るだけ降るや赤のまま
(『花句集』中村汀女 求龍堂 昭和58年)
コナラの雄花が咲いていた…
ドングリが茶色になっているのだけど…
なんか愛嬌のある顔だな(*´∀`*)
ハトは水をよく飲む鳥です。
ハトが食べるものは,堅く乾燥した種子が多いので,その分,水分が必要なのでしょう。
ハトの仲間は,水を飲むときに,そのまま飲むことができます。
と言っても何のことやらわかりませんね。
多くの鳥は,くちばしを水につけても,そのままでは飲めません。
水を下くちばしの上に載せて,それを舌で吸い上げるか,
あるいは,水を下くちばしの上に載せて,頭を上げて,喉に流し込みます。
つまり,「そろっと掬(すく)って,ごくりと飲む」ことを何度か繰り返します。
いわば,小さじを用いたスプーン方式といえます。

(『身近な鳥の生活図鑑』)