2018年4月17日火曜日

今にも泣き出しそうな空だったけど…

午前中は、耳鼻科の定期通院。
その後、父と妹と三人で買出しに出かけました。
午後からリハビリ散歩に出かけましたが、
空が暗く風も冷たくて今にも雨が降り出しそうでした。


クマバチ(コシブトハナバチ科)が花粉をいっぱいつけて
レンゲ畑を飛び回っていました。
アオスジアゲハ(アゲハチョウ科)もレンゲソウの蜜をもとめて飛び回っていました。
レンゲソウの受粉のしかた」(動画)
入院中に雪柳はすっかり散ってしまいましたが
これからはコデマリが目を楽しませてくれます(^-^)
アオジが急降下!
シジュウカラ♂がしっかりと昼ご飯を足で押えていますp(^-^)q
万葉集巻第十 1890
  春山の友鶯(ともうぐひす)の鳴きわかれ帰りますまも思ほせ吾れを

  歌意
 春の山にいる親しい同志のうぐいすが鳴き別れていくように、
泣いて別れて帰る間も私のことを忘れずに思って下さい。

  語釈
友鶯 一緒にいるうぐいすが鳴き別れてゆくというので、美し語である。
それだけ巧緻な詞である。
『正徹物語』に「友ちどり袖の湊にとめこかしもろこし舟の夜の寝ざめに」の歌がある。
千鳥は多くともになってゆくので友千鳥は自然であるが、
うぐいすはそれとは異なるだけに雌雄のうぐいすのように見られる。
鳴きわかれ 上の句にかかっているとともに下の句にかかる。
ここまでが序詞になっている。
帰りますまも 別れて帰ってゆく間もの意。

  鑑賞
 序詞が美しく優艶であり、それにつづく下句も真情がよく現われてよい歌である。
そうしてこの歌は以下の歌とあわせて七首ともに「人麿歌集」の歌である。

(…略…)

歌としては上句が美しく下句の情熱と相まって秀歌と言ってよい。
ただこの歌は下句から見ると女性の作らしく見られる。
(『万葉秀歌(四)』)
シロバナタンポポ
花びらに見える一つ一つが花なんです。
タンポポの花の数」(動画)
巻第十四(相聞) 3504
春へ咲く藤(ふぢ)の末葉(うらば)のうら安(やす)にさ寝(ぬ)る夜(よ)そなき児(こ)ろをし思(も)へば

春に咲く藤の末葉のように、心安らかに寝る夜はない。あの子を思うので。
▽上二句は「うら安」の序詞。「うら」は心のうち。
(『万葉集(四)』)
サクラの木に実がなっていました。
このサクラはソメイヨシノではないようです。
ソメイヨシノに実ができにくい理由-中学」(動画)
ノビル
 全国に分布する雑草。
高さ50~80cmの多年生草本。
畑の周り、道ばた、土手の斜面などに多く、ヒメビルよりもやや大形。
春になると茎が立つ。
葉は細長い線形で厚く中空で、基部は白い膜質となって、うろこ状に重なる。
4~6月の開花期に、茎先端の密生した球形の穂に白紫の花を咲かせる。
ノビルの「ヒル」はニンニクの古語で、今でも地方によっては方言に残るという。
(『救荒雑草 飢えを救った雑草たち』)
帰りに書店に寄って注文していた『サンスクリット原典現代語訳 法華経(上)
サンスクリット原典現代語訳 法華経(下)』を受け取りました。
今月の100分de名著で『法華経』が取り上げられていて
講師の植木雅俊さんの解説が分かりやすく、読みたくなったのです。
文庫本の『法華経』(上)を何度か読んでいるのですが…
第3回“「永遠のブッダ」が示すもの”では、仏教の女性観について解説されていましたが
原始仏教では女性蔑視はなく、

○ ○ ○ ○

原始仏典での女性観はどのようなものだったのでしょうか。
『シンガーラへの教え』の中で、釈尊は在家の男性に対し、人間関係の六つのあり方を説いてます。
その中の「夫の妻に対するあり方」において、釈尊は「夫は妻に五つのことで奉仕せよ」と言っています。
具体的には「妻の自立を認めよ」「妻を尊敬せよ」「妻に宝飾品を買い与えよ」などですが、
宝飾品はインドでは単なるアクセサリーではなく財産を意味します。
(…略…)
妻に宝飾品を買い与えよというのは、女性の自立と財産権を世界で初めて認めたのは釈尊ではないか、というのが私の説なのです。
 しかしこの話は、漢訳されると奉仕する側とされる側が逆転され、「婦(つま)は夫に五つのことで事(つか)えよ」となってしまいます。
仏典の翻訳にはこういう歴史がある。
漢訳仏典だけを読んでいると女性差別に思えるかもしれませんが、本来の教えは違うものなのです。
(『100分de名著 法華経』)

2 件のコメント:

  1. こんばんは~

    今にも降りそうでしたが、夕方までもってくれてよかったです。

    >アオスジアゲハ(アゲハチョウ科)もレンゲソウの蜜をもとめ
    我が家にも蝶がはじめて飛んできました。(^^)/
    藤やレンゲソウの花が咲き、だんだんと暖かくなり、虫たちが元気に活動する季節ですね。(^-^;
    足長バチは、ちょっと苦手ですが。。。

    >釈尊は「夫は妻に五つのことで奉仕せよ」と言っています。
    そうなんですか!!
    心強いお言葉です。
    早速に、受け売りで使わせてもらいそうです。(^-^;






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    1. カイさんおはようございます(*^O^*)/
      夕方から降りだした雨がまだ降続いているので
      リハビリ散歩をどうしようか思案中です…
      もうじき止んでくれると思うのですが

      >足長バチは、ちょっと苦手ですが。。。
      アシナガバチは手出しをしなければ大丈夫なのですが
      スズメバチは近づくだけ警告を出してくるので超苦手です(^0^;)

      お釈迦様の教えも勝手に改竄されて伝わっていますね!
      神社での血の穢れも怪我をした男も駄目だったのに
      今は、女性だけに限定されてしまっています。
      「伝統」という言葉は、怪しいものです(^_-)

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申し訳ありませんが,日本語だけを受けつけますm(_ _)m