少しずつ体を動かすようにしています。

午前中は家にいましたが、午後から妹を歯科へ送り迎えしました。
治療が終わるまでに読んでいたのが『キリスト教史』で、
入院中に読み切れなかったのですが
おかげで読み切ることができました(^_^)v

日本仏教との一番の違いと思ったのは、キリスト教の宣教師は現地の言葉を学び
聖書を現地語に翻訳することを重要視していたことだと思います。
日本仏教は、経典が漢文のままか、読み下し文なので
学問を積んでいない者にはさっぱり分りませんσ(^_^;

今月の100分de名著『法華経』のテキストの中で
講師の植木雅俊さんがこんなエピソードを紹介されています。

授業が終わって日本人の学生が近づいてきて言うのです。
「仏教っておもしろいですね」と。
「何だと思っていたの？」と聞くと、「葬式のおまじないかと思っていました」。
（『法華経』）

学生の気持ちが分ります。
葬式の時にお坊さんがあげるお経を聞いていてもσ(^_^;には意味が分らないのです。

歯科医院の掲示板に貼っていたポスターから一部を転記します。

【デンタルプラーク（歯垢）】
デンタルプラーク（歯垢）は色々な細菌が集団になった「バイオフィルム」です。
バイオフィルムはぬるぬるした糊状のものを作ってお互いにくっつきあっています。
細菌が集団となったバイオフィルムは、抗菌性のある薬剤が簡単に浸透できないため、
ブラシなどで機械的にていねいに取り除くことが必要です。

誤嚥性肺炎
お年寄りや寝たきりの人たちの嚥下反射（「ごっくん」と飲み込むこと）や
咳反射（気管支や肺に入り込んだ細菌などを咳をして排除すること）は弱まっています。
そのような場合、睡眠中などに知らないうちに口の中の細菌が気管支や肺に入り込み、
「誤嚥（ごえん）」から肺炎を引き起こします。

○　○　○　○

垂仁天皇　
　角力の元祖
　七年秋七月七日、おそばの者が申し上げ、
「当麻邑（たぎまのむら）に勇敢（ゆうかん）な人がいます。
当麻蹶速（たぎまのくえはや）といい、その人は力が強くて、角を折ったり曲がった鈎をのばしたりします。
人々に語って、『四方に求めても、自分の力に並ぶ者はないだろう。
何とかして強力の者に会い、生死を問わず力比べをしたい』といっています」といった。
　天皇はこれをお聞きになり、群卿たちに詔して、
「当麻蹶速（たぎまのくえはや）は天下の力持ちだという。これに勝（かな）う者はあるだろうか」といわれた。
ひとりの臣が進み出て、「出雲国（いずものくに）に野見宿禰（のみのすくね）という勇士があると聞いています。
この人を蹶速（くえはや）に取組ませてみたらと思います」という。
その日に倭直（やまとあたい）の祖、長尾市を遣わして、野見宿禰（のみのすくね）を呼ばれた。
野見宿禰は出雲からやってきた。当麻蹶速（たぎまのくえはや）と野見宿禰に角力をさせた。
二人は向かい合って立った。
互いに足を挙げて蹴り合った。
野見宿禰は当麻蹶速のあばら骨をふみくだいた。
また彼の腰を踏みくじいて殺した。
そこで当麻蹶速の土地を没収して、すべて野見宿禰に与えられた。
これがその邑（むら）に腰折田（山裾の折れ曲がった田）のあるわけである。
野見宿禰はそのまま留まってお仕えした。
（『日本書紀（上）』）

近鉄南大阪線当麻寺駅から當麻寺に向かう途中に相撲館「けはや座」があります。
そのHPにある「當麻蹶速物語」を読んでいると蹶速が角力に負けた理由が…