2018年3月14日水曜日

気温が一気に上がって…

朝にやってきましたが、もう4月下旬か5月のような陽気でした。
遠くの木にいたのがイカル

イカル(アトリ科 L:23cm)
〔生 活〕
春先には群れの中のオスたちが頭の毛を逆立ててしきりにさえずり、
この集会を通してつがいができていくという。
真冬に鳴くのは、少し早く練習する気になったものなのかもしれない。
繁殖期にはつがいごとに分かれるが、
巣の材料や食物を集める場所は他のつがいと共同で、行動範囲は大きく重なる。
巣の近く数mだけを守り、30m程度の近い距離で複数の巣がみつかることから、
まとまりの弱い集団営巣地(ルーズコロニー)をつくっているらしい。
卵をあたためるのはメスだけだが、巣の中にいるメスにオスが給餌にやってくる。
また、卵を産んだり抱いたりしていたメスが巣を離れるときは、
巣の内外でさえずりを交わし、
オスが迎えにきてから2羽で一緒に出かけていく(つまりメスもさえずる)。
そして、食事が終わってメスが巣に戻るとき、
必ずオスが巣まで送りとどけるのである。
さらに、ヒナが成長して、メスもヒナを残して餌を探しにいくようになると、
やはりオスとメスは共に行動し、両親そろってヒナへの給餌に帰ってくる。
イカルの夫婦の仲の良さは、本書の鳥の中でもいちばんだろう。

イカルの夫婦は歌が好き。
ちょっとした夫婦の会話でも、わざわざ歌で呼び合うことがある。
お出かけのお誘いにも歌がつきもの。
(『鳥のおもしろ私生活』)
直ぐに飛んでいったのはモズ
朝ご飯を探すのに忙しかったみたいです(^0^;)
巻第二(挽歌) 166 
  大津皇子(おほつのみこ)の屍(かばね)を葛城(かづらき)
  二上山(ふたがみやま)に移し葬(はぶ)りし時に、
  大来皇女(おほくのひめみこ)の哀傷(あいしゃう)して御作(つく)りたまひし歌

 (いそ)の上(うへ)に生(お)ふるあしびを手折(たを)らめど
   見すべき君がありとはいはなくに

  右の一首は、今案(いまかむが)ふるに、移し葬りし歌に似ず。
  蓋(けだ)し疑(うたが)ふらくは、伊勢神宮より京(みやこ)に還(かへ)りし時に、
  路(みち)の上(ほとり)に花を見て感傷哀咽(あいえつ)してこの歌を作りしか。

  ◆大津皇子の遺体を葛城の二上山に移葬した時に,
   大伯皇女が悲しんで作られた歌

岩のほとりに生えている馬酔木を手折りたいと思うけれども,
見せたいあなたがいるというのではないのに。

  ◇右の一首は、今考えてみると、移葬の歌らしくない。
   あるいは、伊勢神宮から上京して来る時、
   路傍に花を見て、悲しみ咽び泣いて、この歌を作ったのだろうか。

▽左注は、これが移葬の時の歌であることを疑う。
皇子の刑死が十月で、「あしび」は早春に咲く花だからであろうか。
しかし、移葬の時期が早春だあったとすれば、その疑いは不要である。
皇女の帰京は十一月だから、やはり「あしび」の花はない。
 (『万葉集(一)』)

この前にある165が万葉集の中で最も好きな歌です。

うつそみの人なる我(われ)や明日(あす)よりは
  二上山(ふたがみやま)を弟(いろせ)と我(あ)が見む


ジョウビタキ♂が止まっていたのは
散り初めの梅(^-^)
アオジは花には興味がないみたいです(*´∀`*)
今朝はアンズの木にやってきました♪
暖かいとはいえまだ虫の少ない時期
メジロが受粉のお手伝いp(^-^)q
11日に会ったときは朝ご飯を探していると思ったけど
同じ場所で突いていたので巣を作っているようです。
この木ではありませんが、母と歩いている時にも
巣作りをしているコゲラに出会ったことがあります。
昭和20年(1945)3月13日深夜から14日未明にかけて
大阪がB29の空襲を受けました(第一次大阪大空襲)。
手塚治虫と戦争 監視塔の上で経験した大空襲
  人妻に春の喇叭が遠く鳴る  中村苑子(そのこ)

 喇叭(らっぱ)は金管楽器を総称する俗語。
幕末にヨーロッパの兵法の一部として日本に伝えられ、信号や行進のときなどに用いられた。
士気を鼓舞するのに効果があり、<春の>と限定がつけばますますその感は強い。
人妻とは結婚して家庭夫人になった女性のことで、
波瀾(はらん)に富んだ社会からは遠ざかった存在かもしれない。
けれど戦争の行方は気がかりである。
家庭にあるかぎりは戦争と直接に関係ないが、夫は戦場に赴いている。
<遠く鳴る>とはやっぱり木が安まらない、との意だろう。
 作者の人妻時代を追想しての作か。
昭和7年、二十歳のとき新聞記者と結婚し、13年間の人妻生活。
夫は外務省詰の記者だったから外国出張が多かった。
従軍中のフィリピンで死去している。
(『きょうの一句 名句・秀句365日』村上護/新潮文庫 平成17年)

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