今日は、こどもの日ですね(o^^o)
遊びをせんとや生(う)まれけむ
戯(たはぶ)れせんとや生(む)まれけん
遊ぶ子どもの声きけば
わが身さへこそゆるがるれ
うらやましい、歌いさざめくあの子らは、ホンニ遊びをしようとてか、生まれて来たのであろうもの。
マコト戯れしようとてか、生まれ出たのであろうもの。
あの声聞けばウキウキと、わが身も連れて揺るぎ出す。
憂(う)き節しげき川竹の、遊び戯れ忘られて、なんぼ昔なつかしや。
子供たちの無邪気な遊戯を見て童心をそそられた大人の感懐を詠じた美しい抒情詩。
歌の主(ぬし)を流れの君(遊君)と見て訳出した。
『秘抄』中最も有名な一首。
◇遊び 歌を歌うことを中心とした遊戯。
◇戯れ 身体の動作を中心とした遊戯。
◇わが身さへ もう子供じゃないのに、わたしの手足までもが。
◇ゆるがるれ 思わず知らず、ゆらゆら動き出してしまうのよ。
(『新潮日本古典集成 梁塵秘抄』)
条文の最後に“……母に感謝する。”と続きます。 |
今日は母さんの誕生日です(酉年で満84歳になるはずでした)。 でも平成10(1998)年5月5日に祖母が亡くなりました。 母さんに一番苦労をかけた祖母がよりによって… (祖母が可哀想だったのは、病院からの連絡が夜明け前にあって 父や父の弟妹がついたときは、意識のない状態。 心臓マッサージをしてもらっていて やっと最期に間に合ったのです) 以来、母さんだけでなく家族の誕生日を 誰と言うことなく祝わないようになりました。 妹と「今日は、お母さんの誕生日を祝ってあげようね」と 画材店で母さんの写真を入れるケースを買ってあげました。 そして、父が、母さんは燕になって故郷の沖縄まで飛んで帰って 原戸籍の申し込みを届け、受け取って帰ってきたんだと 燕の写真も入れる写真立てを買いました。 夜中に目が覚め思い出していたのは、 入院の直前2月3日夜、父さんが風呂に入っている間、母さんに添い寝していたら 母さんが僕のデコに手のひらをあてて撫でてくれた。 「心配しなくてもいいよ」と目で語りかけてくれていたようでした。 そんな宝物をいっぱいくれた母さんです。 そして小学生の時にお風呂屋さんで友達から 「お前の母ちゃんも死ぬんやぞ」と言われたのが もの心ついてから一番最初に味わった恐怖だった。 今朝、寝不足の頭にラジオから飛びこんできた歌が アン・サリーさんの「おかあさんの唄」♪ ♪してあげられる こと もう なにも ないのかしら♪ もっともっといっぱい教えてほしかったことがあったと 聞いておけばよかったことがいっぱいあったと妹と話しています。 |