日射しがあたたかい朝
でも明日は天気が崩れるそうです。
被災地は、厳しい寒さになるのだろう…昨日、blogを更新した後、高校のクラスのLINEに新年の挨拶を書き込んでいると
なんか揺れを感じて、書きかけのコメントを消して「今、揺れたけど大丈夫ですか」。
テレビをつけるとアナウンサーが叫ぶような声で避難を呼びかけていました。
これまでのアナウンサーは、視聴者が冷静になるように静かな声でニュースを読んでいた。
後で、ネットを見ると山内泉 (やまうちいずみ)さんだとわかった。
山内さんの初任地が金沢で、被災地には友人や知り合いがいるはず。
助かってほしいという思いが自然にあの声になったのかもしれません。
こんな記事も
〝「東日本大震災を思い出してください!」その時、ことばで命を守れるか……〟(NHK取材ノート 2021年7月2日)若い人は知らないかもしれませんが、東日本大震災の前に何度も津波が襲っています。
それも津波警報が出る前に…
「日本海中部地震」(NHKアーカイブス 1983年)
5月26日正午直前、秋田県能代市西方を震源とするマグニチュード7.7の日本海中部地震が発生した。
日本海側では10メートルを超える津波が押し寄せた。
地震による死者は104人でこのうち100人は津波によるもの。
男鹿市では遠足で海岸に来ていた小学生13人が死亡、能代港では護岸工事中の35人が死亡した。
この地震では発生後14分で津波警報が出たが、津波は早いところでは数分後に到達した。
「北海道南西沖地震」(NHKアーカイブス 1993年)
7月12日午後10時17分、北海道奥尻島沖を震源とする大地震が発生した。
マグニチュード7.8、推定震度6で、日本海側で起きた地震としては最大規模となった。
地震直後に奥尻島に大津波が押し寄せ、火災も発生して死者・行方不明者230人となった。
津波の高さは、最大30メートルに達し、奥尻島の青苗地区では189棟が焼失するなど壊滅的な被害を受けた。太宰治の「粋人」のつづきは、後日、転記します。
第3章 地震にともなう災害
●日本列島は「津波列島」
巨大津波は海底で起きた巨大地震が原因となって起きるものですが、陸上では複合災害をもたらします。
たとえば、東日本大震災では、巨大な津波が発生し東北地方の太平洋岸一帯をおそいました。
この地震の被害は、地震のゆれにともなう建造物倒壊、落下物によるものなどもありましたが、死者・行方不明者の約8割は津波に巻きこまれたものです。
津波は建造物などを破壊し、瓦礫(がれき)や土砂を巻きこんだ海水のかたまりとなって沿岸をおそい、火災などの複合災害をもたらします。
(『地震はなぜ起きる?』鎌田浩毅 岩波ジュニアスタートブックス 2021年) 東日本大震災の津波による被害があまりにも大きかったことから、津波は日本列島の太平洋側だけで起こるものと思われがちです。
しかし日本列島周辺の海は、プレートとプレートがぶつかり、海溝(かいこう)型地震が起こる可能性のある領域はほかにもあります。 実際に、これまでそうした場所を震源とする地震により、大きな津波が発生しています。
たとえば1993年の北海道南西沖地震では、日本海の奥尻島に最大で高さ約30mもの津波が到達し、大きな被害をもたらしました。
この地震の震源は、ユーラシアプレートが北米プレートにずれこむ地点にあることから、津波はプレートとプレートが押しあった結果発生したと考えられます。
そのマグニチュードは7.8で東日本大震災(M9.0)に比べると小さかったのですが、震源が陸地に近かったため津波の到達が早く、避難ができずに被害が大きくなりました。 また、日本列島の西側の太平洋沖でも、フィリッピン海プレートがユーラシアプレートにしずみこむ南海トラフなど、地震にともなって津波が発生する危険性が高い場所はいくつもあります。
じつは、日本列島は地震列島であると同時に、津波列島でもあるのです。
(『地震はなぜ起きる?』鎌田浩毅 岩波ジュニアスタートブックス 2021年)第1章 日本列島はどのようにして形作られたか
●プレート沈み込みが引き起こす長周期津波
2011年3月11日に発生したM9地震で、死者行方不明者あわせて2万人以上の犠牲者が出ました。
その死因の多くは、東北沿岸を襲った巨大な津波に巻き込まれた溺死でした。
東北の三陸地方はリアス海岸で、津波が来ると湾奥に波が集中して波高が上がるために、これまでもしばしば大きな津波災害を受けてきました。
しかし、今回の地震では三陸だけではなく仙台などの平野でも、海岸から5キロメートル以上内陸まで波が侵入しました。
この原因は、津波の波長がこれまでのものに比べてずっと長かったためです。
(『日本列島100万年史 大地に刻まれた壮大な物語』山崎晴雄 久保純子 ブルーバックス 2017年) 津波は、風で引き起こされる海岸の波とはまったく異なります。
海岸の波なら波長は100メートルほど、周期も10秒くらいなので、一瞬水を被っても波はすぐに引きます。
ところが津波は波長が長く(数十キロメートル)、周期も長い(数分~数十分)ので、海面が上がったままの状態が長く続きます。
これが通常の津波ですが、もしもっと波長の長い津波が内陸に侵入したらどうなるでしょうか。
海面の高さが長く上がったままの状態が続くことになり、海水はどんどん内陸に入ってきます。
3・11の津波はこのようにして仙台平野の中に深く侵入し、多くの被害を引き起こしたのです。 ではどうして長周期の津波が生じたのでしょうか。
津波は地震の震動で発生するのではありません。
海底が地殻変動で広い範囲にわたって一瞬に隆起したり、沈降したりすることで、その上の海水が一斉に動かされて発生するのです。
動く海底の面積が広いほど、長波長の津波が発生します。 海底の地殻変動は、地震を起こしたプレート境界断層の動きで引き起こされます。
3・11のM9地震の震源断層は、規模(マグニチュード)が大きかったので広範囲にわたりました。
震源断層は500キロメートルのもの長さになりましたが、それだけでなく、深さ方向にも大きく広がり、その距離は200キロメートルにもおよびました。
大陸プレートの下に海洋プレートが沈み込むプレート境界面(断層面)は長大で、プレート沈み込みが始まる海溝から内陸側へと深くなりながら広がっています。
そのため地殻変動のエリアが陸側に近いところまで広がり、その結果、長周期の津波が発生したのです(図1.10「超巨大地震の震源断層と長周期津波発生の関係」省略)
(『日本列島100万年史 大地に刻まれた壮大な物語』山崎晴雄 久保純子 ブルーバックス 2017年) 今朝の父の一枚です(^^)/
父と輪島の様子を見ていて、
学生時代、あの辺りの民宿で児童文化研究会の初めての合宿をしたことを思い出していました。
輪島では朝、昼、晩の三度の食事に魚料理が出ました。
魚が苦手だったのに、魚料理の美味しさにビックリしました。
それ以来、魚を食べるのに抵抗がなくなりました。
保育園で人形劇や手遊びなどで幼児たちと交流したのだけど……
あれから50年ほど経っているので、
当時の子どもたちは大きくなり子や孫もいるのかもしれない。
新型コロナの感染拡大で会えなかった子や孫たちと
久しぶりの再会を喜んでいた人たちもいるだろう。
〝地震 石川 輪島「朝市通り」周辺で火災 約200棟焼けたか〟(NHK)