今朝は、来週、循環器科の診察があるので事前に検査を受けました。
血液検査、尿検査(心筋梗塞を発症した時に腎不全も併発しました)に
プラス、来月から心臓リハビリを再開することにしているので胸部レントゲンも。
検査や診察を受ける前に問診票を記入するのだけど
「⑫ 新型コロナワクチンを接種しましたか」という項目があった。
最近、追加されたんだろうなぁ…検査までの待ち時間に『トンネルの森 1945』を読んでいました。
だいぶ前に読み始めていたのだけど、途中で、止まっていました。
どうも子どもが辛い思いをする場面になると…
カズちゃんというイコと同じように東京から疎開してきた同級生が登場します。
カズちゃんの境遇が辛くて読むのが止まっていました。
それでも
「カラフルな魔女~角野栄子の物語が生まれる暮らし」
を見て、やはり読みたいなと思いました。
角野栄子さんのお母さんは5歳の時に病気で亡くなります(イコも昭和15年、5歳の時にお母さんが亡くなる)。
番組の中で
お盆の間はおかあさんがいる。
まだ見えないけど、きっと上手にかくれているんだ。
私は見えない世界と親しくなった。
私は心が充たされないとき、ときどき向うの世界を想像して、遊びにいく楽しみを憶(おぼ)えた。
その楽しみはやがて物語を書く楽しみにつながっていったのだろう。
これは小さな子を残していかなければならなかった母の贈り物だと思っている。
不幸と思えるものにもきっとなにがしかの贈り物はあると、この頃、そう思うようになった。
(『「作家」と「魔女」の集まっちゃった思い出』より。 「試し読み」で「トンネルの森」が読めます)
『トンネルの森 1945』にも会えなくなったカズちゃんからの贈り物が描かれています。
「角野栄子さんの“魔法の生活”と“作品の魅力”とは? 宮﨑あおいさんが『魔女の宅急便』を朗読♪」(NHKPR 8月17日)
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