2021年8月23日月曜日

青空も見えたけど…

今日は「処暑」なんだけど
蒸し暑く不安定な天気が続き、雨がパラパラと降ったので
傘を持って歩きましたが、一度も開くことなく杖代わりにしました。

キノコ(オオシロカラカサタケ?)が円陣を組んでいました。
蒸し暑さは、キノコには関係ないようですし、密になっても大丈夫なんだろう。

東~北日本 大気不安定 今夜にかけ土砂災害や浸水など十分注意」(NHK)
僕には「ダルマさん」に見えるのですが…

キツネノマゴ(狐の孫) キツネノマゴ科
 虫媒花で、上下に分かれた唇形花(しんけいか)の下唇には、昆虫に蜜のありかを教える蜜標という、白い模様がある。

四角形の茎は下部が倒れ、上部は立ち上がる。
多くの枝を出し、卵形の葉が対生する。
茎にも葉にも白い毛がある。
穂状につく花は、上下2唇に分かれた唇形花で、上唇は白色、下唇が淡紅色を帯びる。
5裂して裂片が線形になる萼にも苞にも、白い毛が密生するので、花穂の形が子ギツネの尻尾をイメージさせるというが、名の由来は不明。
(『道草の解剖図鑑』金田初代 エクスナレッジ 2021年)
 クサギの花は、筒のように長いので
蜜を吸うにはクマバチの口(口吻<こうふん>)では無理だと思うのだけど…
力自慢のクマバチは…
自分の体より狭い花や、自分の舌よりも深い花では、しばしば花の横から穴を開けて蜜だけを盗む「盗蜜」がおこなわれる。
中にはクマバチのように、体が大きく舌が短いためほとんど盗蜜にたよっている種類もいる。
盗蜜するときハチは雄しべ・雌しべに触らないので、花は受粉できずに蜜を採られ損になってしまう。
(『虫のおもしろ私生活』ピッキオ編著 主婦と生活社 1998年)
サイエンスZERO「新型コロナ収束のカギ!mRNAワクチンに迫る
今でも新型コロナワクチンへの不安があると思います。
ネット状では様々な情報が飛び交っていてなおさら接種を受けようか迷っても無理ないと思います。
昨夜の番組は、一つの判断材料になると思います。

気になるワクチン副反応は? デルタ株とラムダ株の特徴は?」(NHK 8月16日)
また、ワクチンを2回受けた後も発症の危険性はあります。
今朝のNHKニュース(配信期限:8月30日午前7時50分まで)を見ていると、
リューマチの基礎疾患がある方でも自宅療養をせざるを得ないようですし
食料品やパルスオキシメーターも届かない状態だとか…

寄生虫博士のおさらい生物学』(品切れ)よりウイルスについて転記しますφ(..)
七時限目●バクテリア・ウイルス・プリオン
 「半人前の生物」ウイルス


 「立派でない生きもの」ということで、バクテリアのことを今まで述べてきた。
しかし、もっと「立派でない生きもの」がこの世に存在する。
ウイルスとよばれるもので、生物と無生物の間の「生きもの」である。
(『寄生虫博士のおさらい生物学』藤田紘一郎 講談社 2005年)
 ウイルスは、生きている細胞のなかでのみ増殖するので、増殖期以外は無生物のようにみえる。
ウイルスはバクテリアのように自己増殖せず、動物細胞はじめ、生きているいろいろな細胞に侵入して増殖する特徴がある。
ふつうの生物は、栄養素さえあれば自立して生きていけるが、ウイルスはそれができない。
ウイルスは「半人前の生物」なのだ。
  ウイルスは遺伝子として粒子内にDNAまたはRNAを保有する。
バクテリアなどの微生物が細胞内に両遺伝子をもつことと対照的だ。
 また、細菌は抗生物質で治療が比較的容易になったが、ウイルスは現在でもほとんど治療薬がない。
その理由は、ウイルスが感染細胞の代謝機能を借用して自分の複製を行っているためだ。
つまり、ウイルスの代謝機能だけを特異的に阻害することが難しく、現時点では抗ウイルス剤が多く用いられていないということだ。
 「半人前の生物」ウイルスは、形態的には最小の生物ということができる。
大きさは直径約20ナノメートルのパルボウイルスから直径300ナノメートルのポックスウイルスまで、さまざまな大きさのウイルスが存在する。
1ナノメートルは100万分の1ミリメートルなので、もちろんウイルスは肉眼では見えない。
電子顕微鏡ではじめて観察可能になるというわけだ。
 ウイルスは、先に述べた遺伝子とそれを包むカプシドというタンパク質からできている。
最も単純なウイルスはカプシドだけでできている。
アデノウイルス、ピコルウイルス、ポリオウイルスやB型肝炎ウイルスなどがそうだ。
 高等なウイルスになると、カプシドの外側に脂質でできた一枚のコートを着けている。
このコートをエンベロープ(外皮膜<がいひまく>)という。
高等なウイルスの代表には、ヘルペスウイルス、インフルエンザウイルス、成人白血病ウイルスなどがある。
 エンベロープは脂質でできているため、エーテルなどの有機溶媒(ゆうきようばい)にふれると溶けてしまう。
このため、高等なウイルスは、エーテルによって感染力を失うということになる。
  ウイルスは種類が多いが、現在は20の科に分類されている。
しかし、ブニアウイルスのように、一つの科だけでも数百種におよぶものもある。
 ウイルスの構造がわからなかった時期には、どんな細胞に感染するかによって、ウイルスは分類されていた。
つまり、バクテリアに感染するバクテリオファージ、植物に感染する植物ウイルス、そして動物に感染する動物ウイルスといった具合だ。
 ところが、電子顕微鏡が開発され、ウイルスの形態を直接みることができるようになった。
人間に重い病気を起こすエボラウイルスやエイズウイルス(HIV)、C型肝炎ウイルスなどの形がわかるようになったのだ。
(『寄生虫博士のおさらい生物学』藤田紘一郎 講談社 2005年)

つづく…
今朝の父の一枚です(^_^)v

ヤマボウシ(ミズキ科 ミズキ属)
……
 花後、小花同士は癒合して1個の丸い実に育ちます。
小花の境は、表面の線として残っています。
秋にサンゴ色に熟れた実は、とても美味。
果肉はマンゴーに似て黄色く甘くとろけ、生食のほか果実酒やジャムにもできます。
……
 日本のヤマボウシはサル向けの大粒のフルーツになりました。
でもサルのいない北米大陸の仲間は、鳥に適した小粒の苦くて赤い実になったのです。
(『実とタネキャラクター図鑑』多田多恵子 誠文堂新光社 2017年)