公園に向かう途中で小学生の登校する姿を見ました。
保護者も先生方も不安を抱えているだろうなぁ…
「大阪市立小中学校で2学期開始 感染拡大で府内は対応分かれる」(関西NHK)
「人々にテレワークを要請している中、あいさつが必要ならば、なぜオンラインでできないのか。
『バッハ会長はなぜ、わざわざ来るのか。銀座も一回行ったんでしょ』と一般庶民としてそう思う」
温厚な尾身さんがここまで発言するのは無理ないことだと思う。
尾身さんがこれだけ危機感を抱いているのに都知事は、学校連携観戦をやるき満々…
〝パラリンピック 「学校連携観戦チケット」での観戦も始まる〟(NHK)8月25日
明治27年(1894) 北里柴三郎、ペスト菌を発見。
(『日本史「今日は何の日」事典』吉川弘文館編集部 2021年)
国立公文書館のTwitterに
明治27年(1894)8月25日、細菌学者北里柴三郎がペスト菌発見を医学専門誌『The Lancet』で発表しました。
北里はペスト流行中の香港に官命で派遣され、その原因菌を突き止めたのです。
画像の『公文雑纂』には、発見につながった香港派遣に関する文書が収められています。
「北里柴三郎の生涯」(北里研究所北里柴三郎記念室)
ETV特集〝「戦火のホトトギス」 ▽17文字に託した若き将兵の戦争〟に
「マラリアに罹(かか)り帰朝(きちょう)をのばしをり」の句。
戦時中、夏の季語に「マラリア」が採用されていました。七時限目●バクテリア・ウイルス・プリオン
どのようにしてウイルスは増殖するか
では「半人前の生物」、ウイルスはどのようにして増殖するであろうか。
「立派でない生物」のバクテリアの増殖は極めて単純だった。
ただ二分裂して増えるだけだった。
ところが、ウイルスの増殖は、ウイルスが「半人前の生物」であるが故(ゆえ)に、とても複雑なプロセスが必要となる。
目的論的に考えると、ウイルスがめざすところは自己を複製し、多数の子孫を残すことである。
基本的には、人体に侵入した1個のウイルスが細胞に感染し、多くのウイルス子孫を作り、再び細胞外へと出ていくというプロセスということになる。
(『寄生虫博士のおさらい生物学』藤田紘一郎 講談社 2005年) このプロセスは、
①ウイルスの細胞への吸着。
②細胞内への侵入。
③カプシドを脱ぎ捨てる脱殻(だっかく)。
④遺伝子を複製しタンパク質を生産する生合成(せいごうせい)。
⑤ウイルス粒子の組み立て。
⑥ウイルスの細胞から離脱。
以上の六つのステップからなる。 このプロセスを少し詳しく説明すると次のようになる。
ウイルスが細胞に感染する第一のステップは「吸着」である。
これは、ウイルス粒子表面上のタンパク(リガンド)と、細胞膜表面上のウイルスレセプターとの特異的結合による。
ウイルスとレセプターの関係は特異的であるから、これによりウイルスがどのような宿主の、どの細胞に感染できるかを決定する重要な一因になる。
つまり、ウイルスが宿主細胞特異性(しゅくしゅさいぼうとくいせい)を発揮する原因がここにあるというわけだ。
たとえば、ヒト免疫不全ウイルス(HIV)は細胞表面上にCD分子をもつ細胞、すなわち、ヘルパーT細胞、マクロファージ、樹状突起細胞(じゅじょうとっきさいぼう)などの細胞にのみ感染するという具合だ。 次に第二のステップ「侵入」。
レセプターに吸着したウイルス粒子が細胞質内に入る「侵入のメカニズム」には次の三種類がある。
その一つは、「エンドサイトーシス」というやり方だ。
細胞は、細胞外の高分子を細胞内に引っぱり込む性質をもつ。
栄養物でもホルモンでもそうやって引っぱり込んでいるのだ。
細胞はウイルスもそれらと同じように積極的に取り込んでいる。
つまり、ウイルスは細胞をだまして、細胞の内部に自らを招待させているということだ。
二番目の侵入方法は、「膜融合(まくゆうご)」というやり方だ。
ウイルスのエンベロープと細胞膜は、ともに脂質の二重膜層からでてきおり、お互いにうまく融合できるようになっている。
エンベロープと細胞膜が融合すると、ウイルスのカプシドが細胞質内に露出され、侵入を果たせるというわけだ。
三つ目は、「直接侵入」という方法だ。
レセプターに吸着したウイルス粒子全体が細胞膜を分断し、細胞質に出現する。
小児に下痢を起こすロタウイルスは、この機構により細胞に侵入するといわれている。 さて第三のステップはウイルスの「脱殻」である。
細胞内にうまく侵入をとげたウイルスは、着ていたカプシドの殻を脱ぎ捨てる。
その結果、カプシドに包まれていたウイルスの遺伝子(DNAまたはRNA)は細胞のなかに放り出されることになる。 第四にステップは、「ウイルスの遺伝子の複製とタンパク質の生産」である。
細胞内に侵入し、脱殻した細胞は、もはやウイルス粒子としての形は見る影もない状態になる。
ここで、自分自身のゲノムを複製し、またはゲノムからmRNAを転写し、必要なタンパク質をリボソームで合成させるというステップに進む。
このステップは、ウイルスのゲノムの種類よってさまざまなやり方があるが、要するに、ウイルス遺伝子が大量に複製されるというわけだ。
大量に複製されたウイルスは、遺伝子を転写してmRNAを作る。
できたmRNAは、さらに宿主細胞のリボソームに移動して、ウイルスのタンパク質を作るのだ。 第五のステップは、「ウイルス粒子の組み立て」である。
専門用語で「アセンブリ」という。
新たに複製されたゲノムとリボソームで生産されたタンパク質などの部品が組み立てられ、新しいウイルス粒子になっていく生産工程だ。
組み立てが行われる場所は、ウイルスゲノムの複製が行われる場所に密接に関係している。
ピコルナウイルスやレオウイルスでは細胞質で、またアデノウイルスやパルボウイルスでは核内で組み立てが行われる。
多くのウイルスで、組み立ての場を光学顕微鏡のレベルで「細胞内封入体」としてみることができる。 最後のステップは「宿主細胞からの離脱」である。
第一から五までのステップで組み立てられたウイルス粒子は、宿主細胞の膜を破って出ていき、新たな宿主細胞に向かって次々と感染する。
一個の細胞から生産されるウイルスの数は、ウイルスの種類によって異なるが、100個から1000個の間だとされている。
(『寄生虫博士のおさらい生物学』藤田紘一郎 講談社 2005年)今朝の父の一枚です(^_^)v
蒸し暑さに歩くのが精一杯だったようで、気に入った画像がなかったのですが…
1.スズメを知っていますか?
どこに棲んでいるの?
スズメが生息しているのは、人が住んでいるところの近くです。
人がいないと、スズメはいないといってもいいくらいです。
たとえば、山間部など、人口が減って過疎化が進んだ村では、過疎とともにスズメもまた減っていくことが知られています。
これは、他の生き物とは違う反応です。
普通の鳥や動物は、人がいるのを嫌がります。
実は、これこそが、スズメが人のそばにいる理由だと思われます。
スズメには天敵がいます。
たとえば、カラスやタカの仲間、イタチやヘビなどです。
そういったものは、人がいる場所を嫌います。
つまり、スズメは、人がいるということを利用して、天敵に襲われなないようにしているようなのです。
もう1つ、スズメにとって、人のそばにいることにはよい点があります。
それは、巣をつくる場所が豊富にあるということです。
スズメの巣があるのはこんなところです(17ページ写真<省略>)。
こういった人工物の隙間に、草などを敷いて、卵を産み、子育てをします。
……
(『スズメの謎 身近な野鳥が減っている!?』三上修 誠文堂新光社 2012年)
1.スズメを知っていますか?
どこに棲んでいるの?
スズメが生息しているのは、人が住んでいるところの近くです。
人がいないと、スズメはいないといってもいいくらいです。
たとえば、山間部など、人口が減って過疎化が進んだ村では、過疎とともにスズメもまた減っていくことが知られています。
これは、他の生き物とは違う反応です。
普通の鳥や動物は、人がいるのを嫌がります。
実は、これこそが、スズメが人のそばにいる理由だと思われます。
スズメには天敵がいます。
たとえば、カラスやタカの仲間、イタチやヘビなどです。
そういったものは、人がいる場所を嫌います。
つまり、スズメは、人がいるということを利用して、天敵に襲われなないようにしているようなのです。
もう1つ、スズメにとって、人のそばにいることにはよい点があります。
それは、巣をつくる場所が豊富にあるということです。
スズメの巣があるのはこんなところです(17ページ写真<省略>)。
こういった人工物の隙間に、草などを敷いて、卵を産み、子育てをします。
……
(『スズメの謎 身近な野鳥が減っている!?』三上修 誠文堂新光社 2012年)