巻第十(秋の雑歌) 2167
秋の野の尾花(をばな)が末(うれ)に鳴く百舌鳥の声聞けむか片聞(かたき)く吾妹(わぎも)
秋の野の尾花の先に鳴く百舌鳥の声は,さすがに聞いただろうか。
私のいうことを半ぱにしか聞かない吾妹よ。
末に ススキの穂の先。伸びる尖端をウレという。
(『万葉集(二)』)
秋の野の尾花(をばな)が末(うれ)に鳴く百舌鳥の声聞けむか片聞(かたき)く吾妹(わぎも)
秋の野の尾花の先に鳴く百舌鳥の声は,さすがに聞いただろうか。
私のいうことを半ぱにしか聞かない吾妹よ。
末に ススキの穂の先。伸びる尖端をウレという。
(『万葉集(二)』)
シジュウカラはモズのような高鳴きではなく可愛い声で鳴いていました(^。^)
ちちいぴいぴいとわれの眞うへに来て啼ける落葉が枝の鳥よなほ啼け
(『若山牧水歌集』)
(『若山牧水歌集』)
朝は露草の花のさかりで
(『山頭火大全』講談社 1991年)
(『山頭火大全』講談社 1991年)
センダイムシクイかな(・・?
ムシクイの仲間はよく似ているので…
ムシクイの仲間はよく似ているので…
裏面が銀色で…
表面が茶色にオレンジ
ウラギンシジミ(シジミチョウ科)
家の猫が菎蒻(こんにやく)ぬすみ食ひしこと奇蹟(きせき)のごとくいふ声のする
(『日本の詩歌8 斎藤茂吉』)
(『日本の詩歌8 斎藤茂吉』)
かまきりよいつ秋のいろがはりした
(『山頭火大全』講談社 1991年)
(『山頭火大全』講談社 1991年)
Q.カマキリと目があうのは,なぜ?
A.目があっているわけではない。光の角度で黒い点が見えている。
カマキリの大きな眼を、複眼という。
複眼は小さな個眼の集まりで,形を見るより,動きをとらえるのに適している。
カマキリの眼をのぞきこむと,複眼の中に黒い点があるのがわかるだろう。
しかも見る角度を変えると,顔は動かないのに,まるで目があうように黒い点だけが動く。
だが,けっしてカマキリがこちらをにらんでいるわけではない。
カマキリの意思で瞳を動かしているのではないため,この黒い点を偽瞳孔(ぎどうこう)という。
この現象は,バッタやチョウなどでも見られる。
(『昆虫の不思議』三枝博幸監修・伊沢尚著/ナツメ社 2006年)
A.目があっているわけではない。光の角度で黒い点が見えている。
カマキリの大きな眼を、複眼という。
複眼は小さな個眼の集まりで,形を見るより,動きをとらえるのに適している。
カマキリの眼をのぞきこむと,複眼の中に黒い点があるのがわかるだろう。
しかも見る角度を変えると,顔は動かないのに,まるで目があうように黒い点だけが動く。
だが,けっしてカマキリがこちらをにらんでいるわけではない。
カマキリの意思で瞳を動かしているのではないため,この黒い点を偽瞳孔(ぎどうこう)という。
この現象は,バッタやチョウなどでも見られる。
(『昆虫の不思議』三枝博幸監修・伊沢尚著/ナツメ社 2006年)
キチョウ(シロチョウ科)
メジロは水浴びをした後でした…
ウラギンシジミにもう一度会いましたが,
道の真ん中で動かない。
アリがもうすでにやって来ていました…
踏みつぶされそうなので葉っぱの上に置いてあげたけど…
道の真ん中で動かない。
アリがもうすでにやって来ていました…
踏みつぶされそうなので葉っぱの上に置いてあげたけど…
蝶死んでいる飛んでいるままの羽で 萩原井泉水
(『日本の詩歌19』)
(『日本の詩歌19』)
ざくろたくさんぶらさがらせてゐるくらし
(『山頭火大全』講談社 1991年)
(『山頭火大全』講談社 1991年)
体は大きいけど愛嬌がある(^▽^)
クマバチ(コシブトハナバチ科)
クマバチ(コシブトハナバチ科)
コガタスズメバチかな?
1本足で器用にぶら下がって…
1本足で器用にぶら下がって…
働きバチは,植物の間をぬうように飛び回り,虫を見つけると飛びかかって捕まえる。
そして筋肉の部分を大アゴでかみ砕き,肉団子にして巣に運ぶ。
獲物になる虫は,種類によってある程度決まっている。
小型で敏捷な種類は飛んでいるハチやハエをよく捕らえ,モンスズメバチはセミを,
オオスズメバチでは動きの鈍い甲虫をよく狩る。
コガネムシをバリバリと音をたててかみ砕く様は圧巻だ。
(『虫のおもしろ私生活』)
そして筋肉の部分を大アゴでかみ砕き,肉団子にして巣に運ぶ。
獲物になる虫は,種類によってある程度決まっている。
小型で敏捷な種類は飛んでいるハチやハエをよく捕らえ,モンスズメバチはセミを,
オオスズメバチでは動きの鈍い甲虫をよく狩る。
コガネムシをバリバリと音をたててかみ砕く様は圧巻だ。
(『虫のおもしろ私生活』)
コサメビタキかな?
アレチヌスビトハギ(マメ科)は,やっかいですが…
小さなヒッツキムシがついている…
その厄介なのが一面に広がっている…
ケチヂミザサ(イネ科)
粘着性の液で動物にくっつくものには,チヂミザサ(イネ科)やオオバコがあります。
チヂミザサはイネ科なので,穎(えい)を持っています。
この穎の先端に「芒(のぎ)」と呼ばれる突起があり,チジミ笹は芒から粘液を分泌しています。
オオバコは種子が水に濡れるとゼリー状の粘着液に覆われて,
それが動物の足や虫などにくっついて運ばれます。
オオバコは人がよく踏み込む道路脇にも生えているので,靴やタイヤにくっついて運ばれます。
穎(えい)…苞葉(いわゆるイネの「もみがら」の部分)
(『観察する目が変わる 植物学入門』)
チヂミザサはイネ科なので,穎(えい)を持っています。
この穎の先端に「芒(のぎ)」と呼ばれる突起があり,チジミ笹は芒から粘液を分泌しています。
オオバコは種子が水に濡れるとゼリー状の粘着液に覆われて,
それが動物の足や虫などにくっついて運ばれます。
オオバコは人がよく踏み込む道路脇にも生えているので,靴やタイヤにくっついて運ばれます。
穎(えい)…苞葉(いわゆるイネの「もみがら」の部分)
(『観察する目が変わる 植物学入門』)
ネットで検索すると,無理に取ろうとするよりも一日干してからの方がいいようです。
紅さして尾花のひらき初めにけり
(『俳句で綴る変哲半生記』)
(『俳句で綴る変哲半生記』)
オンブしているけどコバネイナゴ