2022年12月4日日曜日

青空から…

朝出かける前に天気予報を見ると9時頃に雨
外は青空でしたが、9時前から雲が広がりだした…
それでも雨が降らなかったので助かりました(^^)v
インドネシアで大規模噴火 これまで目立った潮位の変化はなし」(NHK)
はるか遠いところの噴火だけど…

サイエンスZERO▽“ほこり”が天気を変える!?575でカガク!エアロゾル

1991年 ピナツボ火山(フィリピン)で大噴火が起こった時
噴煙によるエアロゾルは成層圏まで届きやがて、
世界中の気温が平均0.5℃下がったそうです。

ピナツボ火山のふん火」(小学6年)
今朝放送された 
こころの時代~宗教・人生~ 僧侶たちの戦争

明治時代の日清戦争当時出征する僧侶たちに渡された冊子
浄土宗が、教団として発行した教本「報恩教話(ほうおんきょうわ)」に
僧侶が、国家に奉仕することの義務がうたわれていました。
「たとい、その身は海に死し山に斃(たおる)とも弥陀仏の慈悲などか打ち棄(す)ておかるべき直(ただ)ちに迎えて、浄土に往生せしめ給(たま)わん。
この際、出陣の士よくよく前のことわりを心得てのちの世のおちつきはまったく弥陀仏に打ち任せこの身は、あくまで君王(おおぎみ)に捧(ささげ)(あぐ)るべし。
行く末は阿弥陀仏の慈悲に任せて自分の身体(からだ)は天皇に捧げよ」。

「さて、この度の戦争は朝鮮の弱きを憐(あわれ)み独立を擁護せんが為(ため)に基づき辭(ことば)明らかなる仁義の師(いくさ)なれば之(これ)によりて、我帝國の光栄(ほまれ)は廣(ひろ)く萬国(せかい)に輝くべし」。

教団を束ねる管長が記した文章ですが、
ファシストからウクライナを解放するとロシア国民を騙したのと同じ論理。
ロシア正教会キリル総主教がプーチン大統領と同郷で、同じくKGB出身だとか…
ロシア正教会がウクライナ侵攻を"祝福"する理由」(池上彰 東洋経済 11月19日)

浄土宗平和教会
円安、日本じゃ稼げない 労働市場、落ちていく魅力」(朝日新聞)
外国から多くの人々が重要な働き手として来日しているのだけど、
日本に魅力を感じないのは円安だけではないと思う。
先日から紹介している本の後書きを転記します( ..)φ

 おわりに

 「日本に住んでる世界のひとの話を集めて本にしませんか」
 という提案をいただいて、わりとすぐに取り掛かった。
にもかかわらず、予想外の歳月が経ってしまった。
あまりにもモタモタしていたので、そのあいだに編集担当の鈴木萌さんが産休・育休に入り、復帰して、生まれたお子さんがどんどん成長して、それでも本はまだできない……という体たらく。
いま、ついにここまでたどり着いて、ほんとうにホッとしている。
 なぜ、時間がかかってしまったのか。
(『日本に住んでる世界のひと』金井真紀 大和書房 2022年)
 しょっちゅう昼寝をする自分の怠惰を措(お)くと、本書のテーマが大きすぎるのが問題だった。
あまりにもたくさんの国や地域からあまりにもたくさんの人がこの国に渡ってきて、わたしたちの隣人として暮らしている。
276万人余という数字は、京都府の人口より多い。
その中から、話を聞かせてもらう人をどうやって選べばいいのか。
 企画が立ち上がった当初、わたしと鈴木さんは政府がまとめた「在留外国人統計」という細かいエクセルデータをプリントアウトして、在留人数が少ない国にマーカーを引いて愛でるという謎の行動に出た。
「リヒテンシュタイン、8人!」
「カーボベルデ、6人」
「セントビンセント、5人!」
「わは、いいですねー。珍しいねー」
 なんて。オリンピックの入場行進で、あまり馴染みのない小国の選手団に惹きつけられる、あの気持ちと一緒だ。
いやまあ、「珍しいねー」ってのはこっちの勝手で、あちらから見れば「日本こそ、どこにあんのよ。めちゃくちゃ縁遠いよ」と思っているだろうけれども。
 そんなわけで取材初期は北マケドニア、アルメニア、モルディブ、東ティモールなど、在留人数が少ない国から来た人の話を集めた。
それはじつに胸躍る体験だった。
インタビューの前にお国の資料を探そうと思って、日本語で読めるものはほんのわずかで、それだけでテンションが上がった。
世界は知らないことだらけだ。
 しばらくして疑問が生じた。
これじゃあ「在留人数の少ない国の話を聞く本」になってしまう。
それでスポーツ選手、宣教師、出稼ぎに来たひと、難民として逃げてきたひとなど「来日の理由」の幅を広げていった。
それが取材中期。
どの人生にも驚くべき局面があり、どの人生にもキュンとなる部分があり、にんげんのドラマはまったく果てしない。
「そろそろ本にしましょう」
 と鈴木さんに促されて、でもわたしは往生際が悪かった。
取材後期に話を聞きに行ったのはオールドカマーの人、すなわち20世紀半ばから日本に暮らす在日コリアンと華僑だった。
いくらか馴染みがある存在だと思っていたが、馴染みがあるだけにディープなところまで話を聞かせてもらって、関連資料もたっぷりあって、これまたキリがないのだった。
 かくて、あっちフラフラこっちキョロキョロと18組20人の話を拾い集めた。
並べてみると「たったこれだけ!」である。
あの国の人も入っていないし、あの在留資格に人も、あの民族も、あの宗教も、ぜんぜん網羅できていない。
「でも、そんなこと言ってたら永遠に本ができないし……」
 うなだれつつ上目遣いで鈴木さんを見ると、彼女は優しく諭すように言った。
「ひとまず1冊つくって、続きはまた考えましょう」
 モタモタしているあいだに、取材させてもらった方たちの状況も変わった。
アルメニア人のポゴシャンさんは駐日大使を退かれた。
長崎の修道士ガルシアさんは神様のもとに旅立たれた。
広島県北部に住む東ティモール人のレオさんと妻の奈津美さんは自然栽培のピーナッツ農家として独立した。
会社名はレオさんの出身地「エルメラ」。
ゆくゆくはコーヒーも手掛けたいと張り切っている。
きっとほかの方たちの人生も時々刻々と移ろっているだろう。
 この1年でわたしの身辺にも予想外の出来事があった。
 日本に住んでる世界のひと、わけても「難民認定されないひと」「働くことが許されないひと」「入管施設に収容されるひと」「仮放免者」という理不尽な状況に置かれた人たちについて知るにつけ、こりゃあとんでもないことだ、と引っくり返った。
この国の外国人に対する処遇はひどすぎる。
それぞれの人生の持ち時間をなんだと思っているんだろう。
 せめておもしろいことを企んでやろうと、社会学者の髙谷幸さんたちと始めたのが「難民・移民フェス」。
たくさんの人の手をかりて、第1回目のフェスは22年6月に東京・練馬の公園で開催された。
本書に登場するミャンマー人のサンサンさんとコンゴ人のジャックさんが参加してくれた。
いろんなルーツの人がハッピーな顔つきで、晴れた公園で1日を過ごした。
いつかこういう未来があったらいいなの未来がそこにあった。
 この本を書かなかったら、そんなことしなかったと思う。
そもそもわたしは大勢だなにかしたり、人のために奔走すしたりするタマじゃないから、まったく予想もしない展開だ。
難民・移民フェスの様子はいくつかの新聞・雑誌で報じられ、TBSラジオ「荻上チキ・ Seeion 」では特集を組んでくれた。
荻上チキさんは、この本にも最高の帯コメント寄せてくださって、ありがたくて噛み噛みと噛み締めまくっている。
 そうしてやっと! 本ができました。
 18組20人のカラーフルな物語。
そのひとつひとつを愛おしむようにブックデザインをしてくださった川名潤さんによって、にぎやかさと静けさが同居する無二の本が完成しました。
くそったれでカラーフルなこの世界の断片を、読者のみなさまとともに味わることができたら、これ以上うれしいことはありません。
   2022年 金木犀のはじまりの頃
        金井真紀
(『日本に住んでる世界のひと金井真紀 大和書房 2022年)

6月4日 難民・移民フェス開催のお知らせ」(移住連)
今朝の父の一枚です(^^)/
猛暑の影響か年々紅葉の色が…

 紅葉

…前略…
 経験的にもよく知られているように、その年の気象条件によって紅葉の色の出具合は一様でなく、温度の高い年に急に低温になると色がよく出るらしい。
乾燥したり強風の吹く年で、温度が徐々に下がるような場合には、鮮やかな紅葉にはなりにくい。
そのほか、湿度や紫外線の量なども関係するといわれる。
ある年の紅葉前線の予想記事を見ると「今年は台風で木の葉がいたむこともなく、塩害などもうけなかったので、紅葉の色つやは例年になくよい」と解説していた。
紅葉の色の出具合に影響する要因はいろいろあるようだ。
サクラの花前線などと同じようにイロハカエデが生物気象観測の対象となっていて、紅葉前線図が描かれる。
紅葉前線は、関東北部の山で10月10日ごろとすると、10月末には平野部に下りてくるというふうに、かなり早い速度で移動する。
紅葉を促進した寒波は、やがてもみじした葉を落葉へと追いやる。
…後略…
(『四季の博物誌』 荒垣秀雄編 朝日文庫 1988年)

生物季節観測の情報」(気象庁)