2022年12月13日火曜日

止んでくれました

出かけるときはポツポツ降っていましたが、歩いている途中で傘を閉じました。
冷たい雨が降っているのにカタツムリが行動していました。
大阪は、雨が止んでくれたけど…

この冬いちばんの寒気 北日本や北陸中心 暴風に猛吹雪など警戒」(NHK)

大雪の原因 JPCZ=日本海寒帯気団収束帯とは」(NHK 2022.12.01)
太田光のつぶやき英語 SNSで体感!北欧クリスマス特集/LiLiCo登場
を見ていると
アドベント(Advent)というキリストの降誕を待ち望む期間(待降祭<(たいこうせつ>)があって
11月の終わりから約4週間を指すそうです。
アドベントカレンダーが楽しそうでした(*´▽`*)
妹は知っていたけど僕は知らなかったσ(^^;)

グレーテルのかまど「北欧 光のクリスマス」でも
日本の商業的でないクリスマスが紹介されていました。
12月13日、日本では「正月事始め」
京都 北野天満宮 縁起物の「大福梅」の授与始まる〟(京都 NHK)

ヨーロッパでは、LiLiCoさんが話していたスウェーデンの三大イベントの一つ

聖ルシアの日(12月13日) Saint Lucy( Lucia ) of Syracuse

 4世紀初頭に殉教した聖女を記念する日。
ルシア( Lucia )とは、ラテン語で「光( lux )」あるいは「光をもたらす者」の意味である。
13日は旧暦で冬至の日とされており、暗闇に光をもたらす聖女の到来は、クリスマスの祝祭の始まりとして、とくに北欧のスウェーデンで盛大に祝われる。
ルシアのほか、ルーシー、ルチア、ルチヤ、露西、路濟亞の表記もある。
(『キリスト教の歳時記 知っておきたい教会の文化』八木谷涼子 講談社学術文庫 2016年)
 ルシアはシチリア島シラクサの裕福な家に生まれ、母とふたりで暮らしていた。
母の決めた異教徒の婚約者があったが、病気の母のため聖アガタの墓に巡礼したところ、母の病が癒された。
これをきっかけに、結婚せずに神に生涯を捧げようと決心するが、これを恨んだ婚約者にキリスト教徒であることを密告される。
捕らわれの身となったとき、拷問によって眼をくりぬかれたと伝えられていることから、絵画などでは、二つの目を入れた皿をもった姿で描かれることもある。
ローマでは早くから崇敬され、6世紀には信仰の擁護者としてその名が知れ渡った。
 民謡「サンタルチア ( Santa Lucia )」で歌われるナポリの街および港の名サンタルチアは、もちろんこの聖女にあやかってつけられたもの。
イタリアのペルージャとシラクサの守護聖人。
目の不自由な人のほか、乙女、作家、ステンドグラス職人、労働者、刃物職人、殉教者、農民、馬具製造人を守る。
また、喉を剣でつかれて死んだと伝えられるところから、喉の病、出血や赤痢のときもこの聖女に祈る。
 スウェーデンでは、この日、家庭はもちろん、学校やオフィスなどにも大勢のルシアが出現する。
純白のドレスに赤い帯、ロウソクをたてた緑の冠をかぶった少女が、お盆にのせたコーヒーとジンジャー入りのビスケット、サフラン入りのパンなどを人びとに配る。
また、男の子たちも銀の星をつけたトンガリ帽子に白い長服という扮装で、ルシアたちのあとにつき、「サンタルチア」やクリスマスソングをうたいながら町まちを練り歩く。
こうした風習は比較的新しく、19世紀から始まったもので、スウェーデン全土に広まったのは1920年代以降だという。
隣国フィンランドの一部でも、ルシア祭が祝われている。
 祭に先立つ12月10日にはノーベル賞の授賞式が行われるため、ストックホルムに受賞者たちが集まるが、13日の早朝には、ルシアに扮した少女がお盆に朝食をのせて受賞者たちが泊まるホテルの部屋を訪れることになっている。
2002年にノーベル化学賞を受賞した田中耕一氏も、ルシアの訪問を受けた。
(『キリスト教の歳時記 知っておきたい教会の文化』八木谷涼子 講談社学術文庫 2016年)

Lucia 2015 Sweden (Updated subtitles)」(YouTube)
昨日のニュースに
年末に恐竜骨格のすす払い 関市の岐阜県博物館」(岐阜NHK 12月12日)

そして今日
鶴岡八幡宮 ことし1年の厄やけがれ払い落とす「すす払い」〟(神奈川NHK)

くらしの季語 煤払(すすはらい)

 正月事始の日を待ってまず取り掛かったのが「煤払」でした。
かつては家の中に煤の出るかまど、いろり、炭火などがありましたので、平素手の届かなかった電灯の笠とか、天井の隅とか、額の裏とかの1年間の煤や埃(ほこり)を掃う「煤払」は年に一度の大掃除でした。
(『NHK俳句 暦と暮す 語り継ぎたい季語と知恵』宇多喜代子 NHK出版 2020年)
 この日、司令官役の母はまことに颯爽(さっそう)としていて、私は完全に母の子分でした。
「バケツに水を替えてきなさい」に始まり、雑巾(ぞうきん)を絞れば「もっとキュッと固く絞って」「脚立(きゃたつ)を押さえて」などなど、子どもながらこの日の段取りと要領を覚えたものです。
晴れた暖かい日に大がかりな戸外の煤払を済ませ、雨の日や夜なべに戸棚の隅とか台所の引き出しなどを掃除するのです。
なにしろ「お正月様」をお迎えするのですから、「煤払」は家内をきれいにするという歳末伝統の重大行事だったのです。
 この日、床についている病人やあまり役に立たない老人や男性などは、別の部屋に移ったり碁会所とか理髪店などに逃げていました。
これが「煤籠(すすごもり)」「煤逃げ」です。
この日の風呂が「煤湯」。
部屋の中がきれいになり、ひそかに「お正月様」を待つ気分になったものです。
(『NHK俳句 暦と暮す 語り継ぎたい季語と知恵』宇多喜代子 NHK出版 2020年)
今朝の父の一枚です(^^)/

サギが白いのは撥水加工のおかげ

 シラサギという名のサギはいません。
コサギやチュウサギ、はたまたダイサギ、アマサギなど白い羽毛を全身にまとったサギの通称が「シラサギ」です。
不思議なことにこのサギたち、いつでもどこでも白いのです(夏のアマサギはオレンジ色になります)。
にごった水のなかに入れば、汚れることは汚れますが、気づくとまた真っ白な羽毛にもどっています。
この白さの秘訣はなんでしょう。
「白さ」というと、ついぞ漂白剤とか酵素パワーとかいったイメージがつきまといますが、違います。
 鳥の羽毛表面には微細な構造があり、水をはじきやすいつくりになっています。
その上、鳥の腰には「尾脂線(びしせん)」という器官があって、そこから出る油分をくちばしで全身にすりつけることで撥水機能を強化しています。
つまり、酵素パワーで汚れを落としているのではなく、そもそもからだに汚れがつきにくいのです。
 鳥にとっては羽毛は飛ぶため、保温のためにだいじなもの。
また、羽毛の色はなかま同士を見分けるにも必要ですし、オスにとってはきれいな羽毛はメスにモテるための衣装でもあります。
だから鳥たちは、いつでも羽毛の手入れを欠かしません。
 白い鳥といえばその名も白いハクチョウがいます。
たまに汚れた白鳥がいるなんていわれることがありますが、グレーのハクチョウがいたらそれは多くの場合若鳥で、成長すればちゃんと白くなるので、心配無用です。
(『トリノトリビア 鳥類学者がこっそり教える 野鳥のひみつ』 川上和人 マツダユカ他 西東社 2018年)