2015年11月22日日曜日

曇り空でしたが…

今朝は曇り空でしたが…
落葉ふる奥ふかく御仏を観る
(『山頭火句集』 村上護 編 ちくま文庫 1996年)
咲き溢る八ツ手籠を出でざりき  三橋鷹女
(『現代日本文學全集91 現代俳句集』筑摩書房 昭和32年)
初め落葉が乗っていると思ったのですが
これなら当分安泰ですね(^v^)
それにしても見事だな…

 秋の葉のかさなりふかき小径かな
(『夏みかん酢つぱしいまさら純潔など』鈴木しづ子 河出文庫 2019年)

    

あかるい
実にあかるい
これでは心になにを考へてもしかたがない
あたりまへの人のように見たりきいたりしてゐよう
そして外のことをおもわずに
ただその時その時のきもちを楽しんでゆこう

(『八木重吉全詩集2』ちくま文庫 1988年)
花々が惨(むご)きまで清き香を放つ秋を寂しむわれの過去あり
(『中城ふみ子歌集』菱川善夫編 平凡社 2004年)
なんか人に見えませんか(^_-)
時代閉塞(へいそく)の現状を奈何(いか)にせむ秋に入りてことに斯(か)く思ふかな
(『日本の詩歌5 石川啄木』中公文庫 1974年)
よく転げ落ちずにいますよね…



山茶花(さざんくわ)の木間(このま)見せけり後の月
(『蕪村俳句集』尾形 仂 校注 岩波文庫 1989年)

(「後の月」は旧暦九月の十三夜の月のことですが(^^ゞ…)
エナガに会えたけど…忙しかったみたい…
キクイタダキはピントも露出も…(-_-;)
コゲラの舌が見えました。


ミミカケ(耳欠け)は日ざしが出て来たので眩しそう…(*^。^*)
けむりの一すじは紅葉の茶屋紅葉を焼く   荻原井泉水
(『日本の詩歌19 飯田蛇笏・水原秋桜子・山口誓子・中村草田男・荻原井泉水』中央公論社 昭和44年)
公園では焚火などはできませんよ(^_-)
アオジ
暖かくなったのでツマグロヒョウモンに会えました(*^_^*)
メジロが歌ってくれました♪

(つばさ)ある鳥となりて追ひがたきものをわれより失ひしかな
(『与謝野晶子歌集』与謝野晶子自選 岩波文庫 1985年)