濃霧注意報が出ていたので霧で霞んでいるみたいだけど
PM2.5も影響しているのかな?(VENUS 国立環境研究所)。
今朝は、暖かいですんだけど……
「近畿地方 ことしの夏も厳しい暑さに 熱中症に注意を」(関西NHK)「トランプ氏 ゼレンスキー氏の会談 ロシアやEUなどの受け止めは」(NHK)
プーチン大統領を称賛していたトランプ大統領だけにウクライナとの会談よりもロシアとの会談を優先させて裏取引をしていたと勘ぐってしまうのは、私だけかな?
中国との関係は、テスラの蓄電池工場が上海で稼働したようなので
マスク氏がトランプ大統領の側近でいつまでいるかにかかっていると思うし
ウクライナのレアメタルなどの鉱物資源のこともマスク氏が絡んでいると勘ぐってしまう。
〝テスラの大型蓄電池「メガパック」工場、生産を開始 上海市〟(AFP 2月12日)
「中国 李首相 イーロン・マスク氏と会談」(NHK 2024年4月29日)読みたいなと思っているのが『ヒトラーのモデルはアメリカだった』(みすず書房)
図書館に蔵書がないので注文しました。
すぐに届かないと思うので……
第4章 ヨーロッパはどこへ?
今朝は、暖かいですんだけど……
「近畿地方 ことしの夏も厳しい暑さに 熱中症に注意を」(関西NHK)「トランプ氏 ゼレンスキー氏の会談 ロシアやEUなどの受け止めは」(NHK)
プーチン大統領を称賛していたトランプ大統領だけにウクライナとの会談よりもロシアとの会談を優先させて裏取引をしていたと勘ぐってしまうのは、私だけかな?
中国との関係は、テスラの蓄電池工場が上海で稼働したようなので
マスク氏がトランプ大統領の側近でいつまでいるかにかかっていると思うし
ウクライナのレアメタルなどの鉱物資源のこともマスク氏が絡んでいると勘ぐってしまう。
〝テスラの大型蓄電池「メガパック」工場、生産を開始 上海市〟(AFP 2月12日)
「中国 李首相 イーロン・マスク氏と会談」(NHK 2024年4月29日)読みたいなと思っているのが『ヒトラーのモデルはアメリカだった』(みすず書房)
図書館に蔵書がないので注文しました。
すぐに届かないと思うので……
第4章 ヨーロッパはどこへ?
アメリカという鬼っ子
19世紀まで世界はヨーロッパの天下でしたが、20世紀に入り、とくに二つの大戦後は、アメリカがその覇権をにぎりました。
しかし、そもそもアメリカはピルグリム・ファーザー(1620年、弾圧を逃れてアメリカにわたったイングランドの清教徒たち)以来、アイルランド、ドイツ、イタリア、ポーランドなどから宗教的弾圧を逃れたり、あるいは労働力として大量のヨーロッパ移民が集まってできた多民族国家で、アジア、アフリカ、中南米出身者も多いのですが、それでも人口の8割弱がヨーロッパ出身者なのです。
戦時中も、アメリカはナチスなどの迫害を逃れたヨーロッパの頭脳を招き入れ、その文化は現在にも影響しています。
ですからアメリカは「ヨーロッパの子供」といって間違いないでしょう。
(『ヨーロッパ史入門 市民革命から現代へ』池上俊一 岩波ジュニア新書 2022年) …中略…
…アメリカ人はハーバート・スペンサーの社会進化論、すなわち軍事型社会から産業型社会へと直線的に社会が変化していくとの理論に熱狂しましたが、それを自由放任主義への太鼓判だと都合よく解釈して受け入れたのです。
「それがブーメランのように現代のヨーロッパに戻ってきて、ヨーロッパの秩序と文化を破壊しようとしている」と悲憤(ひふん)やるかたない声も聞きます。
さらに最近では、一国主義で世界全体のことを考えないアメリカの暴走も目立っています。
たとえば、「テロとの戦い」の名のもとに強行されたイラク戦争、トランプ政権時代の温暖化対策パリ協定の脱退(バイデン政権で復帰)などが挙げられます。 こうした態度は、ヨーロッパと対照的な「反知性主義」、近年のトランプ大統領を生み出した熱病もからんでいます。
反知性主義は、マッカーシズムと呼ばれる反共産主義にもとづく政治運動がきっかけとなり、共産主義のみならず知識人全体を攻撃する主義・思想です。
その背景には、ヨーロッパ文明を「抑圧的で退廃的」と否定した、新天地アメリカに定住した人びとの切実な思いがありました。 もう少し説明しましょう。
反知性主義というのは、簡単に言えば、「あたたかく良いものは感情であり、冷たい理性は悪しきものだ」とする立場で、その考え方はしばしば絶対的な信念体系(おもに進化論などの科学を否定するキリスト教の保守的な福音主義)によって補完されます。
そしてその知識は、物質的利益や給与・賃金上昇などの重要なメリットに直接つながらなければ無価値だと主張し、進歩的な政治家・知識人(大学教授、科学者、政策助言者)を社会の破壊分子だと糾弾し、彼らに敵意を燃やすのです。 まさに、歴史の積み重ねを欠いた国だからこそ、古典的なものや伝統的なものなどは無価値だとぞんざいに扱い、そのかわり技術的・経済的要求を他のどんな価値よりも優先するというわけです。
ホモ・エコノミクス(自己の利益を最大限に追求するよう行動する人間の類型)が大手をふるっているのもそのためです。
ヨーロッパには、アメリカのまねをするのではなく、長い歴史を糧(かて)にした未来を築いていってほしいものです。
ヨーロッパの力と豊かさは、中世から今日まで、何においても多様性にあります。
この多様性は、複数の文化や各国民のアイデンティティーに反映されています。 現在世界を席巻(せっけん)しているアメリカ主導のグローバリズムは、社会をのっぺりと標準化する危険があるので、ヨーロッパとしては、多様性をなんとしても保存しなくてはなりません。
理性を働かせ、過去に失敗している感情的なナショナリズムの落とし穴にはまらないようにしながら、各国民・民族の伝統的特徴を維持・発展させなくてはならないのです。
それと同時に、一国の文化よりも高いレベル、つまりそれらを取りまく大陸文明のレベルで統一の基盤を模索する必要があると思います。
…中略… ヨーロッパとしては、基本に立ち返り、新自由主義によって浸食された友愛や相互扶助といった社会的価値観を取り戻して世代を超えて伝え、またそれをアメリカはじめ世界に広めていく責務があるでしょう。
経済面で言えば、株主資本主義にかわる公益資本主義(株主の利益のみでなく従業員・顧客・取引先・地域社会さらに地球などへの貢献を重視する資本主義)や、倫理的価値が経済的価値と等価になり消費行動が世界を救うことにつながる倫理資本主義の可能性についても議論され始めています。 「アメリカに物申すヨーロッパ」として思い出されるのは、イラク戦争(第二次湾岸戦争)にまつわるエピソ-ドです。
2003年1月、イラクへの武力行使を強く主張する英米両国に対して、フランスがあくまで平和的解決を求めたとき、アメリカの国務長官は戦争に反対するフランスとドイツを批判して「古いヨーロッパ」だと皮肉りました。
それに対して、当時フランスの外務大臣だったドミニク・ド・ヴィルパンは翌月、国際連合安全保障理事会の席上でこう述べたのです。
「これが、かつて戦争と占領と蛮行(ばんこう)を経験したヨーロッパという「古い大陸の古い国」、フランスの今日(こんにち)のメッセージだ」と。
(『ヨーロッパ史入門 市民革命から現代へ』池上俊一 岩波ジュニア新書 2022年) 来週は、急激な気温の温度差や雨の日も続きそうです。
そして、来週は、私の通院だけでなく、父の退院への準備(介護ベッドなど)で忙しくなりそうです。
父も頑張って心臓リハビリに取り組んでいるので、父を迎える準備に頑張りたいと思っています。
19世紀まで世界はヨーロッパの天下でしたが、20世紀に入り、とくに二つの大戦後は、アメリカがその覇権をにぎりました。
しかし、そもそもアメリカはピルグリム・ファーザー(1620年、弾圧を逃れてアメリカにわたったイングランドの清教徒たち)以来、アイルランド、ドイツ、イタリア、ポーランドなどから宗教的弾圧を逃れたり、あるいは労働力として大量のヨーロッパ移民が集まってできた多民族国家で、アジア、アフリカ、中南米出身者も多いのですが、それでも人口の8割弱がヨーロッパ出身者なのです。
戦時中も、アメリカはナチスなどの迫害を逃れたヨーロッパの頭脳を招き入れ、その文化は現在にも影響しています。
ですからアメリカは「ヨーロッパの子供」といって間違いないでしょう。
(『ヨーロッパ史入門 市民革命から現代へ』池上俊一 岩波ジュニア新書 2022年) …中略…
…アメリカ人はハーバート・スペンサーの社会進化論、すなわち軍事型社会から産業型社会へと直線的に社会が変化していくとの理論に熱狂しましたが、それを自由放任主義への太鼓判だと都合よく解釈して受け入れたのです。
「それがブーメランのように現代のヨーロッパに戻ってきて、ヨーロッパの秩序と文化を破壊しようとしている」と悲憤(ひふん)やるかたない声も聞きます。
さらに最近では、一国主義で世界全体のことを考えないアメリカの暴走も目立っています。
たとえば、「テロとの戦い」の名のもとに強行されたイラク戦争、トランプ政権時代の温暖化対策パリ協定の脱退(バイデン政権で復帰)などが挙げられます。 こうした態度は、ヨーロッパと対照的な「反知性主義」、近年のトランプ大統領を生み出した熱病もからんでいます。
反知性主義は、マッカーシズムと呼ばれる反共産主義にもとづく政治運動がきっかけとなり、共産主義のみならず知識人全体を攻撃する主義・思想です。
その背景には、ヨーロッパ文明を「抑圧的で退廃的」と否定した、新天地アメリカに定住した人びとの切実な思いがありました。 もう少し説明しましょう。
反知性主義というのは、簡単に言えば、「あたたかく良いものは感情であり、冷たい理性は悪しきものだ」とする立場で、その考え方はしばしば絶対的な信念体系(おもに進化論などの科学を否定するキリスト教の保守的な福音主義)によって補完されます。
そしてその知識は、物質的利益や給与・賃金上昇などの重要なメリットに直接つながらなければ無価値だと主張し、進歩的な政治家・知識人(大学教授、科学者、政策助言者)を社会の破壊分子だと糾弾し、彼らに敵意を燃やすのです。 まさに、歴史の積み重ねを欠いた国だからこそ、古典的なものや伝統的なものなどは無価値だとぞんざいに扱い、そのかわり技術的・経済的要求を他のどんな価値よりも優先するというわけです。
ホモ・エコノミクス(自己の利益を最大限に追求するよう行動する人間の類型)が大手をふるっているのもそのためです。
ヨーロッパには、アメリカのまねをするのではなく、長い歴史を糧(かて)にした未来を築いていってほしいものです。
ヨーロッパの力と豊かさは、中世から今日まで、何においても多様性にあります。
この多様性は、複数の文化や各国民のアイデンティティーに反映されています。 現在世界を席巻(せっけん)しているアメリカ主導のグローバリズムは、社会をのっぺりと標準化する危険があるので、ヨーロッパとしては、多様性をなんとしても保存しなくてはなりません。
理性を働かせ、過去に失敗している感情的なナショナリズムの落とし穴にはまらないようにしながら、各国民・民族の伝統的特徴を維持・発展させなくてはならないのです。
それと同時に、一国の文化よりも高いレベル、つまりそれらを取りまく大陸文明のレベルで統一の基盤を模索する必要があると思います。
…中略… ヨーロッパとしては、基本に立ち返り、新自由主義によって浸食された友愛や相互扶助といった社会的価値観を取り戻して世代を超えて伝え、またそれをアメリカはじめ世界に広めていく責務があるでしょう。
経済面で言えば、株主資本主義にかわる公益資本主義(株主の利益のみでなく従業員・顧客・取引先・地域社会さらに地球などへの貢献を重視する資本主義)や、倫理的価値が経済的価値と等価になり消費行動が世界を救うことにつながる倫理資本主義の可能性についても議論され始めています。 「アメリカに物申すヨーロッパ」として思い出されるのは、イラク戦争(第二次湾岸戦争)にまつわるエピソ-ドです。
2003年1月、イラクへの武力行使を強く主張する英米両国に対して、フランスがあくまで平和的解決を求めたとき、アメリカの国務長官は戦争に反対するフランスとドイツを批判して「古いヨーロッパ」だと皮肉りました。
それに対して、当時フランスの外務大臣だったドミニク・ド・ヴィルパンは翌月、国際連合安全保障理事会の席上でこう述べたのです。
「これが、かつて戦争と占領と蛮行(ばんこう)を経験したヨーロッパという「古い大陸の古い国」、フランスの今日(こんにち)のメッセージだ」と。
(『ヨーロッパ史入門 市民革命から現代へ』池上俊一 岩波ジュニア新書 2022年) 来週は、急激な気温の温度差や雨の日も続きそうです。
そして、来週は、私の通院だけでなく、父の退院への準備(介護ベッドなど)で忙しくなりそうです。
父も頑張って心臓リハビリに取り組んでいるので、父を迎える準備に頑張りたいと思っています。
遅くなりましたが、野鳥などの画像は、前回更新したあとに撮影した写真も載せています。